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現れる魂
第一の間
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家に入ってすぐの部屋から、廊下へ四人は出ていった。木材が腐っていたのか、所々ギシギシとなって、穴が空いていた。少し歩きにくかったが、ゆっくりと前進して行った。
スマホの明かりを頼りに、奥の部屋へ入っていった。そこは、大広間だった。
「シャンデリアがあるね。」
今となっては、普通のガラスのシャンデリアがあった。しかし、どうしても明かりはつかない。
「よし、まず右の方へ行こう。」
「うん」
四人一緒に、その大広間に入ってすぐの右のドアから、ひとつの部屋に入った。
リビングぐらいの広さの部屋があった。その奥にはまだ部屋があるらしい。しかし、嫌な雰囲気がある。また、ドアには赤い札が一つ貼っていた。
「行くぞ!」
南風君は、強く封印札を無意識に握りしめている。これは、館長から貰ったものだ。
「おう!!」
みんな掛け声は、一致していた。でも、緊張感はまだ変わらない。
ギーと音を立てゆっくりと開く、北君。しかし、顔は青ざめた。
見たことのない小さな人形が、小さな正方形の部屋にぎっしりと置かれていたからだ。
「あれじゃないか?封印が解かれているのって?」
先を見ると、人一人ぐらいの大きさの熊の人形が、倒れていた。近くには、貼ってあったらしい札が、剥がれていた。
「急げ。早く封印するんだ。その解かれた魂が、来る。」
南風君は、急いで握りしめていた札を一つ持って駆け寄った。
~ここで言い忘れたが、左右のかべに、頭が鉄で出てきていて、大きな口を開ける人形が掛けてあった。ちょうど、人の頭一つ分、入ることができた。
その掛けてあった人形が、同時に南風君にめがけて倒れてきた。それにびっくりした南風君は、一度立ち止まってしまった。だから、右の
人形の頭がちょうど、体に当たってしまった。
「重い。これ。」
西野くんは動けなかった。しかし、他の二人は、駆け寄った。
「大丈夫か?」
右の人形をどかし、尻もちついている、南風君に、北君は言った。
「びっくりしたけど、大丈…」
突然、左の人形が勝手に動き出し、鉄の頭が、南風君の頭にかぶりついた。
「痛い。痛い。助けて。」
南風君は、泣け叫んだ。人形の頭の中に、重苦しい声が、響き渡っていた。
「やばい。コレはやばい。」
北君はなんか感じたようだった。二人は、その頭から抜け出すように、力いっぱい鉄の顎を開けようとした。しかし、びくともしない。
頭が、もげるほどの強さではないが、抜け出せない為、南風君の首から血がでていた。
「急げ。コレは、あの封印から出た魂のせいだ。封印しろ。西野!!」
北君は、叫んだ。足が動かない、西野君はやっと我を取り戻したかのように、手から落ちた札を元凶となる熊の人形に貼った時、なんだかすっと体が軽くなった。その部屋の空気が明るくなったように感じた。
しかし、
スマホの明かりを頼りに、奥の部屋へ入っていった。そこは、大広間だった。
「シャンデリアがあるね。」
今となっては、普通のガラスのシャンデリアがあった。しかし、どうしても明かりはつかない。
「よし、まず右の方へ行こう。」
「うん」
四人一緒に、その大広間に入ってすぐの右のドアから、ひとつの部屋に入った。
リビングぐらいの広さの部屋があった。その奥にはまだ部屋があるらしい。しかし、嫌な雰囲気がある。また、ドアには赤い札が一つ貼っていた。
「行くぞ!」
南風君は、強く封印札を無意識に握りしめている。これは、館長から貰ったものだ。
「おう!!」
みんな掛け声は、一致していた。でも、緊張感はまだ変わらない。
ギーと音を立てゆっくりと開く、北君。しかし、顔は青ざめた。
見たことのない小さな人形が、小さな正方形の部屋にぎっしりと置かれていたからだ。
「あれじゃないか?封印が解かれているのって?」
先を見ると、人一人ぐらいの大きさの熊の人形が、倒れていた。近くには、貼ってあったらしい札が、剥がれていた。
「急げ。早く封印するんだ。その解かれた魂が、来る。」
南風君は、急いで握りしめていた札を一つ持って駆け寄った。
~ここで言い忘れたが、左右のかべに、頭が鉄で出てきていて、大きな口を開ける人形が掛けてあった。ちょうど、人の頭一つ分、入ることができた。
その掛けてあった人形が、同時に南風君にめがけて倒れてきた。それにびっくりした南風君は、一度立ち止まってしまった。だから、右の
人形の頭がちょうど、体に当たってしまった。
「重い。これ。」
西野くんは動けなかった。しかし、他の二人は、駆け寄った。
「大丈夫か?」
右の人形をどかし、尻もちついている、南風君に、北君は言った。
「びっくりしたけど、大丈…」
突然、左の人形が勝手に動き出し、鉄の頭が、南風君の頭にかぶりついた。
「痛い。痛い。助けて。」
南風君は、泣け叫んだ。人形の頭の中に、重苦しい声が、響き渡っていた。
「やばい。コレはやばい。」
北君はなんか感じたようだった。二人は、その頭から抜け出すように、力いっぱい鉄の顎を開けようとした。しかし、びくともしない。
頭が、もげるほどの強さではないが、抜け出せない為、南風君の首から血がでていた。
「急げ。コレは、あの封印から出た魂のせいだ。封印しろ。西野!!」
北君は、叫んだ。足が動かない、西野君はやっと我を取り戻したかのように、手から落ちた札を元凶となる熊の人形に貼った時、なんだかすっと体が軽くなった。その部屋の空気が明るくなったように感じた。
しかし、
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