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2第目、生活
問題
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「これから私達の子供は、ここに通わせません。」
校長先生と思われる少し年老いた男に向かって、多少派手な服を来ていた親達はそう答えていた。
「なぜです?」
代表して、一人の親は答える。
「ここに通っている他の生徒は、連中に攫われたそうじゃないですか。最近だって、一人先生が亡くなり、噂じゃあの異世界から来た子供を狙っているって聞きます。そうなれば、私の子だって危ない。今の先生達の力を信じることはできません。」
そうきっぱり言った。校長先生は何も言い返すことは出来なかった。が、
「本校は、ただ子供達を守るだけじゃありません。子供達の力を伸ばし、これから将来を担っていけるように…。」
「でも、その子供がいなければ話になりませんよね?」
もう一人の親は、そう言い部屋を出ていった。後を他の親が追った。
「…。」
校長先生はため息をついた。深く、辛そうだった。
「あの、失礼します。今、親達は子供を連れて本校を出ていきました。これで、二十五人です。」
ラッシュは部屋に入り、そう伝えた。
「私共の力不足で、すみません。それに、グルンのことも…。」
ラッシュは深々と頭を下げた。しかし、それを校長先生は止めた。
「君達は悪くない。本当は、私だ。もっと対策を考えなければ…。」
そう言い、机の上にある丸く色とりどりの茶碗に緑色の水を注いだ。湯気がまだたっていた。それを一口で飲み干した。
「それではまた、明日の会議で。」
ラッシュはそう言い残し、部屋を出た。悲しそうな表情だった。
「あ、ラッシュ。」
羅針は、一人学校帰りに街を歩いていた。ランゲルは先程別れたばかりだった。ラッシュは遠くから見ると、人混みに紛れ込みいつもの存在感がなかった。まるで赤い炎が薄れていたようだった。
「元気出して。魚屋から、不思議な食材もらったんだ。いつも息子がお世話になっているって。」
そう羅針は言った。
ラッシュは少し元気を取り戻したようだった。
「そうだよね。誰かの役に立っているよね。」
そう独り言を呟いていた。それを羅針は、聞き取ることはできなかった。
「よし。今夜ちょっと出かけよう。」
「どこ行くの?」
「羅針は分からないかもね。いいとこ。」
ラッシュは嬉しそうにそう言った。
それを見て羅針は、思わず笑ってしまった。本当に最近は塞ぎこんでいたため、久しぶりに明るさを見たからなのかもしれない。
二人で家に帰り、夜を待った。ラッシュはその間、夜ご飯を作ってくれた。ここにも、麺という存在はあった。
「これ、美味しい。」
ラーメンのようなそうめんのそうな。羅針の世界とは違う味付けで、あっさりな旨味を感じる物だった。
「全て、ここらへんの地域で取れたものなんだ。」
ラッシュはスープを一口、ウンウンと頷きまた一口。
その後、羅針は満足そうにニ階へとあがった。部屋に入るとふと、一つの写真が目にはいった。
「お母さん。お父さん。」
家族の写真だった。一人っ子だったため、父母がいないと寂しく感じていた。この世界に来るとき、唯一思い出となるものだった。
「羅針。行くよ。」
「今行く。」
羅針は外に行く為、着替えた。外を見ると、青空から赤空に変わっていた。星がポツポツ見え始めていた。
鞄の中に例の写真を入れ、右肩に掛けた。そして、階段を降りた。今夜は良い天気だった。
校長先生と思われる少し年老いた男に向かって、多少派手な服を来ていた親達はそう答えていた。
「なぜです?」
代表して、一人の親は答える。
「ここに通っている他の生徒は、連中に攫われたそうじゃないですか。最近だって、一人先生が亡くなり、噂じゃあの異世界から来た子供を狙っているって聞きます。そうなれば、私の子だって危ない。今の先生達の力を信じることはできません。」
そうきっぱり言った。校長先生は何も言い返すことは出来なかった。が、
「本校は、ただ子供達を守るだけじゃありません。子供達の力を伸ばし、これから将来を担っていけるように…。」
「でも、その子供がいなければ話になりませんよね?」
もう一人の親は、そう言い部屋を出ていった。後を他の親が追った。
「…。」
校長先生はため息をついた。深く、辛そうだった。
「あの、失礼します。今、親達は子供を連れて本校を出ていきました。これで、二十五人です。」
ラッシュは部屋に入り、そう伝えた。
「私共の力不足で、すみません。それに、グルンのことも…。」
ラッシュは深々と頭を下げた。しかし、それを校長先生は止めた。
「君達は悪くない。本当は、私だ。もっと対策を考えなければ…。」
そう言い、机の上にある丸く色とりどりの茶碗に緑色の水を注いだ。湯気がまだたっていた。それを一口で飲み干した。
「それではまた、明日の会議で。」
ラッシュはそう言い残し、部屋を出た。悲しそうな表情だった。
「あ、ラッシュ。」
羅針は、一人学校帰りに街を歩いていた。ランゲルは先程別れたばかりだった。ラッシュは遠くから見ると、人混みに紛れ込みいつもの存在感がなかった。まるで赤い炎が薄れていたようだった。
「元気出して。魚屋から、不思議な食材もらったんだ。いつも息子がお世話になっているって。」
そう羅針は言った。
ラッシュは少し元気を取り戻したようだった。
「そうだよね。誰かの役に立っているよね。」
そう独り言を呟いていた。それを羅針は、聞き取ることはできなかった。
「よし。今夜ちょっと出かけよう。」
「どこ行くの?」
「羅針は分からないかもね。いいとこ。」
ラッシュは嬉しそうにそう言った。
それを見て羅針は、思わず笑ってしまった。本当に最近は塞ぎこんでいたため、久しぶりに明るさを見たからなのかもしれない。
二人で家に帰り、夜を待った。ラッシュはその間、夜ご飯を作ってくれた。ここにも、麺という存在はあった。
「これ、美味しい。」
ラーメンのようなそうめんのそうな。羅針の世界とは違う味付けで、あっさりな旨味を感じる物だった。
「全て、ここらへんの地域で取れたものなんだ。」
ラッシュはスープを一口、ウンウンと頷きまた一口。
その後、羅針は満足そうにニ階へとあがった。部屋に入るとふと、一つの写真が目にはいった。
「お母さん。お父さん。」
家族の写真だった。一人っ子だったため、父母がいないと寂しく感じていた。この世界に来るとき、唯一思い出となるものだった。
「羅針。行くよ。」
「今行く。」
羅針は外に行く為、着替えた。外を見ると、青空から赤空に変わっていた。星がポツポツ見え始めていた。
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