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Chapter1
23 二軍のエース
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「すいませーん! 奇跡で攻撃しますので! 避けてくださーい!」
俺の呼びかけで前線で戦っていた使徒たちが下がり、遠方からの攻撃に切り替わる。
よーし、牽制してもらっているうちに! 神っぽく! すごいやつをぶちかますぞ!
「揺蕩う 銀浪 猶予う 隕星
天上の守り手たる 綺羅星よ
女神の命によりて 我が敵を 撃滅せよ――」
攻撃系の奇跡を選んで詠唱すると、防御壁の向こうに魔法陣が現れた。
あっ、そうか、なんも考えてなかったけど併用できるんだな。壁の内側で奇跡が発動したら俺が死ぬとこだった、あぶねえ。
「――天降りし流星!」
ほんのり格好つけながら矢印を勢いよくスワイプする。魔法陣がカッと閃光を放つ。ドラゴンの体表に、レーザーポインターの照射を受けたような光の点がいくつも現れる。
……えっ、それだけ? と思った直後、光の点をめがけて空から光の塊が降り注いだ。
「うぉおお! すっげえ、メテオ的な!?」
強烈な破壊音と閃光。
自分で使ったのに、あまりの派手さに驚いてしまう。
小規模な隕石群に打ちのめされたドラゴンの腹にはぼっかりと大きな穴が開き、衝撃で手足の鱗がばらばらと飛び散った。
「ニーナ、お流石です! なんと神聖なお力でしょう……!」
「おら、見たか俺らの神を! ニーナのこと魔人だっつってた奴らはあとで土下座な!!」
すぐ近くまで後退してきていたリュカたちが歓声を上げる。つーかハオシェンは最初に会った時に同じ間違いをしていたくせにチンピラムーブするんじゃあない。アルシュはいちいち祈らなくていい。
他の教団の使徒たちもわあっと盛り上がってる。口々に「本当に神だったのか!」「素晴らしい御技!」と褒め称えてくれてるんだけどもごめん、ステータスをよく見たら派手な攻撃のわりに50%までしか削れてない。
「腹に穴が開いてんのにまだHPが半分残ってるってどういうことだよ!?」
疑問の答えはすぐに出た。
ぶよぶよの黒い腹に開いた穴から、餅が膨れるみたいに肉の瘤が露出する。ぼこぼことうごめきながら大きくなっていき、あっという間に本体と同じぐらいのサイズまで膨れ上がると、ビシッと線が入って瘤が裂けた。
そこから現れたのは、巨大な眼球だった。
ぎょろぎょろとでたらめに動き、涙を流すように赤黒い体液を滴らせている。
俺の攻撃で穴が開いたんじゃない。変身しやがったのだ。
「ぐろい……!」
もはやドラゴンと表現できない。目玉お化けの禍々しい姿にドン引きしてしまう。
目玉お化けは残った手足で地団太を踏み、見る間に周囲の地面を毒の沼に変えた。
俺が怯んでいる間にも、使徒たちが果敢に挑みかかっていく。しかし攻撃を与えるごとに毒の体液が飛び散り、ほんの少し触れただけでダメージを受けてしまう。
毒の沼もどんどん拡大していく。これじゃうかつに近寄れない。
でも大丈夫! 最後に残った奇跡は、ステータス異常防御!
《 【奇跡】“レイロウ・アテ”:全てのステータス異常を防ぎ、ターン終了時にHPを25%回復(戦闘終了まで持続) 》
いい感じのチート技じゃねえかワハハ。これで勝てる! っていうか攻撃の前にこっちを使えばよかった、と反省しながら詠唱を開始する。
「ハイ メツ アガ ハバム キエン フエン
サン ゼン コウ コウ
此方の眷属よ 獣神の咆哮を聞け
――レイロウ・アテ」
少し噛んだじゃったけど、矢印をスワイプしたら無事に発動した。
味方全員の体が金色の淡い光に包まれて、ステータスウィンドウにバフのアイコンが追加される。
「よっしゃ無敵じゃん! いっちょかましてくる!!」
「感謝します、ニーナ!」
前線に駆けていく三人を見送ると、俺の目の前から防御壁が消えた。数え方がいまいちわからないけれど、三ターン分経過したってことか。
目玉お化けに見つからないよう、慎重に後ずさって距離をとってから、リュカたちとは反対方向に走って逃げる。俺が無事でいないとみんなが安心して戦えない。
視界の端に表示されるログをチェックしつつ三塁側まで走り、息を整えながら敵を目視する。
目玉お化けはHPを回復させていた。千切れた尻尾と足がまた生えたのだけど、ドラゴンの姿の時とは形状が違う。ズルッとしてネバァッとしたナメクジ的な触手が、かろうじて原形をとどめている体から寄生生物のように突き出ている。
いちいちグロいんですけど! 嫌がらせか!!
目玉お化けは強力な打撃を繰り出し、毒を撒き散らしては体力を回復させる。それでも使徒たちが果敢に攻め込み、回復力を上回る威力で攻撃を加えていく。
じわじわとHP削って、残り30%を切る。
このまま押していけば確実に勝てそうだけど、時間が足りない。攻略の制限時間が迫っている。
――あと三分しかない。
何か決定打があれば。もう一回、攻撃系の奇跡が使えたらいいんだけど。
俺の肩を定位置にしたらしいスマホに触れて、操作画面を出す。奇跡のパネルにはプログレスバーが表示され、《 再使用まであと320秒 》という説明が出ていた。五分以上もかかるんじゃ間に合わない。
すぐ使えそうなのは、俺のアビリティ「二軍のエース」だけど。効果がわからないし絶対に大した効果はない、と思ったら。表示が増えている。
「……空夢の轍?」
ステータスウィンドウを適当にタップしてみるけれど、奇跡みたいにヒントが表示されない。
「これなに? どんな効果?」
首を捻ってスマホに尋ねてみる。スマホは地面に降りて、円を描くようにぐるぐると走り回り、ぴょんぴょんとジャンプした。うーん、なんにもわからねえ。
でも「使え!」と言っているような気がする。
「そしたら使ってみるか! 空夢の轍!」
アビリティ名を叫びながら強く念じると、必殺技を使った時と同じくアイコンがピキーンと光った。
……なにも起こらないけれど。
だけど、なにかが。なにかが変化しているような、不思議な感覚。
――ニーナ! 危ない!
頭の中に直接リュカの声が届く。声、というよりは、俺に危機を知らせる意識そのものが頭の中に飛び込んできたような感じ。
はっと顔を上げると、巨大な岩と鉄骨が飛んできていた。再生した尻尾で、目玉お化けがなぎ払った瓦礫だ。
やばい、けど、でも。
――俺は、大丈夫。
心の中でそう答えると、リュカにもその思いが届いたような感覚がした。
高速思考が発動して、周囲の動きが遅くなったように感じる。
ジャンプしたスマホをキャッチして、迫り来る障害物の数と大きさを把握する。
瓦礫が落ちる場所を目測しようとしたら、視界の隅でアイコンが光った。
「二軍のエース」が自動的に発動したらしい。視界に光の放物線が描かれ、落下予測地点に銃の照準のようなマークが刻まれる。
なにこれすっごい助かる! 大した効果なんかねえとか思ってごめん!
これなら部活をさぼりがちな俺のステップワークでも余裕で避けられる!
安全な場所を見極めて走り出す。容赦なく降り注ぐ瓦礫を紙一重でかわし、危険地帯を突破する。
「ッシャオラー!!!!」
全部避けられた! 最後だけ躓いたけれど、ズサーっとスライディングしながら吼える。
俺だって、俺なりに戦える!
俺の呼びかけで前線で戦っていた使徒たちが下がり、遠方からの攻撃に切り替わる。
よーし、牽制してもらっているうちに! 神っぽく! すごいやつをぶちかますぞ!
「揺蕩う 銀浪 猶予う 隕星
天上の守り手たる 綺羅星よ
女神の命によりて 我が敵を 撃滅せよ――」
攻撃系の奇跡を選んで詠唱すると、防御壁の向こうに魔法陣が現れた。
あっ、そうか、なんも考えてなかったけど併用できるんだな。壁の内側で奇跡が発動したら俺が死ぬとこだった、あぶねえ。
「――天降りし流星!」
ほんのり格好つけながら矢印を勢いよくスワイプする。魔法陣がカッと閃光を放つ。ドラゴンの体表に、レーザーポインターの照射を受けたような光の点がいくつも現れる。
……えっ、それだけ? と思った直後、光の点をめがけて空から光の塊が降り注いだ。
「うぉおお! すっげえ、メテオ的な!?」
強烈な破壊音と閃光。
自分で使ったのに、あまりの派手さに驚いてしまう。
小規模な隕石群に打ちのめされたドラゴンの腹にはぼっかりと大きな穴が開き、衝撃で手足の鱗がばらばらと飛び散った。
「ニーナ、お流石です! なんと神聖なお力でしょう……!」
「おら、見たか俺らの神を! ニーナのこと魔人だっつってた奴らはあとで土下座な!!」
すぐ近くまで後退してきていたリュカたちが歓声を上げる。つーかハオシェンは最初に会った時に同じ間違いをしていたくせにチンピラムーブするんじゃあない。アルシュはいちいち祈らなくていい。
他の教団の使徒たちもわあっと盛り上がってる。口々に「本当に神だったのか!」「素晴らしい御技!」と褒め称えてくれてるんだけどもごめん、ステータスをよく見たら派手な攻撃のわりに50%までしか削れてない。
「腹に穴が開いてんのにまだHPが半分残ってるってどういうことだよ!?」
疑問の答えはすぐに出た。
ぶよぶよの黒い腹に開いた穴から、餅が膨れるみたいに肉の瘤が露出する。ぼこぼことうごめきながら大きくなっていき、あっという間に本体と同じぐらいのサイズまで膨れ上がると、ビシッと線が入って瘤が裂けた。
そこから現れたのは、巨大な眼球だった。
ぎょろぎょろとでたらめに動き、涙を流すように赤黒い体液を滴らせている。
俺の攻撃で穴が開いたんじゃない。変身しやがったのだ。
「ぐろい……!」
もはやドラゴンと表現できない。目玉お化けの禍々しい姿にドン引きしてしまう。
目玉お化けは残った手足で地団太を踏み、見る間に周囲の地面を毒の沼に変えた。
俺が怯んでいる間にも、使徒たちが果敢に挑みかかっていく。しかし攻撃を与えるごとに毒の体液が飛び散り、ほんの少し触れただけでダメージを受けてしまう。
毒の沼もどんどん拡大していく。これじゃうかつに近寄れない。
でも大丈夫! 最後に残った奇跡は、ステータス異常防御!
《 【奇跡】“レイロウ・アテ”:全てのステータス異常を防ぎ、ターン終了時にHPを25%回復(戦闘終了まで持続) 》
いい感じのチート技じゃねえかワハハ。これで勝てる! っていうか攻撃の前にこっちを使えばよかった、と反省しながら詠唱を開始する。
「ハイ メツ アガ ハバム キエン フエン
サン ゼン コウ コウ
此方の眷属よ 獣神の咆哮を聞け
――レイロウ・アテ」
少し噛んだじゃったけど、矢印をスワイプしたら無事に発動した。
味方全員の体が金色の淡い光に包まれて、ステータスウィンドウにバフのアイコンが追加される。
「よっしゃ無敵じゃん! いっちょかましてくる!!」
「感謝します、ニーナ!」
前線に駆けていく三人を見送ると、俺の目の前から防御壁が消えた。数え方がいまいちわからないけれど、三ターン分経過したってことか。
目玉お化けに見つからないよう、慎重に後ずさって距離をとってから、リュカたちとは反対方向に走って逃げる。俺が無事でいないとみんなが安心して戦えない。
視界の端に表示されるログをチェックしつつ三塁側まで走り、息を整えながら敵を目視する。
目玉お化けはHPを回復させていた。千切れた尻尾と足がまた生えたのだけど、ドラゴンの姿の時とは形状が違う。ズルッとしてネバァッとしたナメクジ的な触手が、かろうじて原形をとどめている体から寄生生物のように突き出ている。
いちいちグロいんですけど! 嫌がらせか!!
目玉お化けは強力な打撃を繰り出し、毒を撒き散らしては体力を回復させる。それでも使徒たちが果敢に攻め込み、回復力を上回る威力で攻撃を加えていく。
じわじわとHP削って、残り30%を切る。
このまま押していけば確実に勝てそうだけど、時間が足りない。攻略の制限時間が迫っている。
――あと三分しかない。
何か決定打があれば。もう一回、攻撃系の奇跡が使えたらいいんだけど。
俺の肩を定位置にしたらしいスマホに触れて、操作画面を出す。奇跡のパネルにはプログレスバーが表示され、《 再使用まであと320秒 》という説明が出ていた。五分以上もかかるんじゃ間に合わない。
すぐ使えそうなのは、俺のアビリティ「二軍のエース」だけど。効果がわからないし絶対に大した効果はない、と思ったら。表示が増えている。
「……空夢の轍?」
ステータスウィンドウを適当にタップしてみるけれど、奇跡みたいにヒントが表示されない。
「これなに? どんな効果?」
首を捻ってスマホに尋ねてみる。スマホは地面に降りて、円を描くようにぐるぐると走り回り、ぴょんぴょんとジャンプした。うーん、なんにもわからねえ。
でも「使え!」と言っているような気がする。
「そしたら使ってみるか! 空夢の轍!」
アビリティ名を叫びながら強く念じると、必殺技を使った時と同じくアイコンがピキーンと光った。
……なにも起こらないけれど。
だけど、なにかが。なにかが変化しているような、不思議な感覚。
――ニーナ! 危ない!
頭の中に直接リュカの声が届く。声、というよりは、俺に危機を知らせる意識そのものが頭の中に飛び込んできたような感じ。
はっと顔を上げると、巨大な岩と鉄骨が飛んできていた。再生した尻尾で、目玉お化けがなぎ払った瓦礫だ。
やばい、けど、でも。
――俺は、大丈夫。
心の中でそう答えると、リュカにもその思いが届いたような感覚がした。
高速思考が発動して、周囲の動きが遅くなったように感じる。
ジャンプしたスマホをキャッチして、迫り来る障害物の数と大きさを把握する。
瓦礫が落ちる場所を目測しようとしたら、視界の隅でアイコンが光った。
「二軍のエース」が自動的に発動したらしい。視界に光の放物線が描かれ、落下予測地点に銃の照準のようなマークが刻まれる。
なにこれすっごい助かる! 大した効果なんかねえとか思ってごめん!
これなら部活をさぼりがちな俺のステップワークでも余裕で避けられる!
安全な場所を見極めて走り出す。容赦なく降り注ぐ瓦礫を紙一重でかわし、危険地帯を突破する。
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