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71 公爵令嬢は医療の勉強をする
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早速私は、リリーちゃんと一緒にフィアンマ公爵領へ向かい、お父様に、医療現場の見学がしたいと懇願。
錬金魔法で作った顕微鏡を交換条件に持っていったところ、すんなりオッケーサインが出た。
リリーちゃんは錬金魔法を見るのは初めてで、「すごい!!」とかなり興奮してたけど、リリーちゃんの治癒魔法もかなりすごいんだよ?
ヒロイン特性の「自分の凄さに鈍い」ってのが、しっかり反映されているようだ。
お父様からフィアンマ公爵領の医師や薬師に話をつけてもらって、修行させてもらうことになった。
その間は、私とリリーちゃんは公爵家で過ごすことに。
現場には、男爵領の医師見習いの人達がいた。久しぶり。
私を見て喜んでくれてるけど、男爵領のご飯は食べさせてあげられないよ?
それを聞いてガッカリするんじゃないよ!
私達は、内科、外科の治療や調剤の見学から、手術や解剖の立ち会いまで、出来る限りのことは全てさせてもらえる事になった。
レベッカちゃんも参加したいと言ってて、さすがにそれはどうかと思ったけど、医学に詳しい人が多くて困ることはないと言われて、レベッカちゃんの許可ももらった。
初めての手術現場では、さすがに最初は気分を悪くしていたリリーちゃん。
俺もテレビで手術の現場をモザイク混じりで見てた程度だったから、リアルの人体解剖は結構くる物があった。
因みに、レベッカちゃん、平気だったらしい。
「いつも肉とか魚とか捌いてるし」
食材と同等かよ!
男爵領の医師見習い達はもう解剖は結構やっていて、手術も何度か実践までしているらしい。
場数をしっかり踏んで、立派な医者になって欲しい。
薬学や座学も3人で一緒に勉強。
公爵家の書庫には、これでもかと言うくらい医学書が沢山ある。
ここで、病気の事についてしっかり勉強をしていこう。
お兄様に会った。
以前帰った時には、お兄様はいらっしゃらなかったから、久しぶり。
「久しぶりだね、フラン。
こちらのお嬢様達は?」
「私の友達のリリーちゃんと、専属料理人のレベッカちゃんです。」
「ああ、専属料理人、噂では聞いてたけど、フランに負けず劣らず優秀なんだってね。
リリーさん、レベッカさん、妹のフランを宜しくね。」
「フランちゃんのお兄様、カッコよくて素敵ね……」
あー、お兄様はやめといた方がいいよ、すごく面倒なお連れ様がいるから。
レベッカちゃんなら、マリア様に勝てそうな気もするけど。
夕食は、お父様たっての希望で、ラーメン。
今回は醤油ラーメンにした。
もちろん、チャーシュー付き。
錬金魔法で圧力鍋を作って、時短料理。
あとは、ラーメンのお供、羽のついたパリパリ焼き餃子と、男爵領でとれた寒天を使った杏仁豆腐。
リリーちゃんも料理したいと言ったので、3人で仲良く料理した。
ダンとコック達は見学。
圧力鍋にかなり興味津々だったので、使い方を説明して圧力鍋をあげた。
めちゃくちゃ喜んでくれた。
さぁ、美少女3人が作ったラーメンセット、お味の程は?
「こ、このラーメン、以前食べたものとも味が違う!
魚醤の味が強めに出ていて、しっかりとした味が腰のある麺に合う!
これを」
「ブリキッド商会で出しませんてば。」
父ショボーン。
「わっ、この餃子ってのは、皮の食感がいいね。
焼き目のついたところはパリパリで、白い部分はもちもち、このタレの酸っぱさが具材をサッパリさせてる。
ついつい次を食べちゃう!」
「母はこの杏仁豆腐が気に入りました。
プルッとした食感に、ミルクのまろやかさとあっさりとした甘味が、ラーメンと餃子の後の口直しにとても合うわ。」
喜んでもらえてよかった。
「お料理は、いつもフラン様が作られているのですか?」
「いいえ、気が向いた時だけよ。
私、食べたい物しか作らないから。」
「すごいですね、食べたいと思った物のレシピを、その場ですぐに作ってしまえるだなんて……」
まぁ、俺の経験値にだいぶ助けられてるんですけどね。
夕食を終えて、リリーちゃんと二人で少しだけ話をした。
「フラン様は、すごいですね。
料理が出来て、錬金魔法が使えて、勉強もできて、なんでも出来ますね。」
「出来てないわよ、ダンス。」
「あ……」
「もう、そこは『そんなことないですよ!』でしょう?」
「そ、そうですね……」
うーむ、リリーちゃんは、嘘が下手なようだ。
「リリーちゃんこそ、なんでも出来るじゃない。
私、リリーちゃんの欠点、何にも見当たらないわ。」
「そんなことないですよ!」
「それの使う場所、ここじゃないから!」
「いえいえ、本当です。
私、医学の勉強もろくにせず、治癒魔法を今までしていたんですから……」
「だから今一緒に勉強してるんじゃない。
大変なことも多いけど、しっかり勉強して多くの人を救いましょう!」
「……本当に、私が人を救えるでしょうか?」
「もちろんじゃない!
だって、リリーちゃんだもの!」
「……ありがとうございます。
いつか、胸を張って『私だから人を救える』と言えるように努力致します。
おやすみなさい。」
「リリーちゃんなら出来るわ。
おやすみなさい。」
リリーちゃん、初めて会った時から、なんか引っかかるものがあった。
後ろめたいものがあるのか、はたまた自分に自信が持ててないのか、心の底から笑えず、人を羨ましがってばかり。
何をそんなに自分を責めるようなことがあったんだろう?
……いつか、心を開いてくれるといいな。
錬金魔法で作った顕微鏡を交換条件に持っていったところ、すんなりオッケーサインが出た。
リリーちゃんは錬金魔法を見るのは初めてで、「すごい!!」とかなり興奮してたけど、リリーちゃんの治癒魔法もかなりすごいんだよ?
ヒロイン特性の「自分の凄さに鈍い」ってのが、しっかり反映されているようだ。
お父様からフィアンマ公爵領の医師や薬師に話をつけてもらって、修行させてもらうことになった。
その間は、私とリリーちゃんは公爵家で過ごすことに。
現場には、男爵領の医師見習いの人達がいた。久しぶり。
私を見て喜んでくれてるけど、男爵領のご飯は食べさせてあげられないよ?
それを聞いてガッカリするんじゃないよ!
私達は、内科、外科の治療や調剤の見学から、手術や解剖の立ち会いまで、出来る限りのことは全てさせてもらえる事になった。
レベッカちゃんも参加したいと言ってて、さすがにそれはどうかと思ったけど、医学に詳しい人が多くて困ることはないと言われて、レベッカちゃんの許可ももらった。
初めての手術現場では、さすがに最初は気分を悪くしていたリリーちゃん。
俺もテレビで手術の現場をモザイク混じりで見てた程度だったから、リアルの人体解剖は結構くる物があった。
因みに、レベッカちゃん、平気だったらしい。
「いつも肉とか魚とか捌いてるし」
食材と同等かよ!
男爵領の医師見習い達はもう解剖は結構やっていて、手術も何度か実践までしているらしい。
場数をしっかり踏んで、立派な医者になって欲しい。
薬学や座学も3人で一緒に勉強。
公爵家の書庫には、これでもかと言うくらい医学書が沢山ある。
ここで、病気の事についてしっかり勉強をしていこう。
お兄様に会った。
以前帰った時には、お兄様はいらっしゃらなかったから、久しぶり。
「久しぶりだね、フラン。
こちらのお嬢様達は?」
「私の友達のリリーちゃんと、専属料理人のレベッカちゃんです。」
「ああ、専属料理人、噂では聞いてたけど、フランに負けず劣らず優秀なんだってね。
リリーさん、レベッカさん、妹のフランを宜しくね。」
「フランちゃんのお兄様、カッコよくて素敵ね……」
あー、お兄様はやめといた方がいいよ、すごく面倒なお連れ様がいるから。
レベッカちゃんなら、マリア様に勝てそうな気もするけど。
夕食は、お父様たっての希望で、ラーメン。
今回は醤油ラーメンにした。
もちろん、チャーシュー付き。
錬金魔法で圧力鍋を作って、時短料理。
あとは、ラーメンのお供、羽のついたパリパリ焼き餃子と、男爵領でとれた寒天を使った杏仁豆腐。
リリーちゃんも料理したいと言ったので、3人で仲良く料理した。
ダンとコック達は見学。
圧力鍋にかなり興味津々だったので、使い方を説明して圧力鍋をあげた。
めちゃくちゃ喜んでくれた。
さぁ、美少女3人が作ったラーメンセット、お味の程は?
「こ、このラーメン、以前食べたものとも味が違う!
魚醤の味が強めに出ていて、しっかりとした味が腰のある麺に合う!
これを」
「ブリキッド商会で出しませんてば。」
父ショボーン。
「わっ、この餃子ってのは、皮の食感がいいね。
焼き目のついたところはパリパリで、白い部分はもちもち、このタレの酸っぱさが具材をサッパリさせてる。
ついつい次を食べちゃう!」
「母はこの杏仁豆腐が気に入りました。
プルッとした食感に、ミルクのまろやかさとあっさりとした甘味が、ラーメンと餃子の後の口直しにとても合うわ。」
喜んでもらえてよかった。
「お料理は、いつもフラン様が作られているのですか?」
「いいえ、気が向いた時だけよ。
私、食べたい物しか作らないから。」
「すごいですね、食べたいと思った物のレシピを、その場ですぐに作ってしまえるだなんて……」
まぁ、俺の経験値にだいぶ助けられてるんですけどね。
夕食を終えて、リリーちゃんと二人で少しだけ話をした。
「フラン様は、すごいですね。
料理が出来て、錬金魔法が使えて、勉強もできて、なんでも出来ますね。」
「出来てないわよ、ダンス。」
「あ……」
「もう、そこは『そんなことないですよ!』でしょう?」
「そ、そうですね……」
うーむ、リリーちゃんは、嘘が下手なようだ。
「リリーちゃんこそ、なんでも出来るじゃない。
私、リリーちゃんの欠点、何にも見当たらないわ。」
「そんなことないですよ!」
「それの使う場所、ここじゃないから!」
「いえいえ、本当です。
私、医学の勉強もろくにせず、治癒魔法を今までしていたんですから……」
「だから今一緒に勉強してるんじゃない。
大変なことも多いけど、しっかり勉強して多くの人を救いましょう!」
「……本当に、私が人を救えるでしょうか?」
「もちろんじゃない!
だって、リリーちゃんだもの!」
「……ありがとうございます。
いつか、胸を張って『私だから人を救える』と言えるように努力致します。
おやすみなさい。」
「リリーちゃんなら出来るわ。
おやすみなさい。」
リリーちゃん、初めて会った時から、なんか引っかかるものがあった。
後ろめたいものがあるのか、はたまた自分に自信が持ててないのか、心の底から笑えず、人を羨ましがってばかり。
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