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143 公爵令嬢は学校祭をする1
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二日間に渡って行われる学校祭が遂に始まった。
来客は、フィアンマ男爵領からの出店があるということもあり、例年よりかなり多いらしい。
確かに、朝から人でごった返している。
これが二日間続くとなるとか、絶対に事故とかありそう。
まぁ、男爵領と違って国営騎士団がちゃんと見張りしてくれてるみたいだけど。
初日に私が参加するのは、展示とステージ発表。
出店統括は、ヘルプに来てくれたケンにバトンタッチ。
ホント、ケンてばデキる男過ぎて助かっちゃうったらありゃしない。
後で何か差し入れでもしていくかな。
まず、私が展示するのは、班別自由研究でやった『エレメント魔法学校の制服の歴史』。
勿論、元一班のメンバーも参加。
前に調べた内容を展示用に書き直して、学校に寄付したマネキンを借りて衣装を並べている。
これの何が大変だったかと言うと、制服のない時代の当時の流行りの衣装と、前期男性用制服を新たに作った事。
ブロッサム商会に丸投げしちゃえば簡単なんだけど、それじゃあ私達の展示じゃなくなっちゃう。
という訳で、四人で協力しあって三着の衣装を作った。
ウッディ君が意外と洋裁が得意だったのが驚き。
「家族やオレの衣装の修理やリメイクをやってたりしたから。」
逆に、冒険者ビクター君は手先が不器用。
「お、大きな、作業なら、と、得意なんだ、けど……
ご、ごめんね……」
得意不得意は誰にでもあるから気にしないで。
てな感じで出来た衣装がズラっと並ぶ私達の展示スペースは、結構賑わっていた。
特に、「懐かしいなぁ」と高齢の方々から人気があった。
男子二人が調べてくれた制服の歴史も、色んな人が釘付けになっていて、「初代の制服はこれ程にも高級だったのか!」とか「素材の再現とか、こだわってんなぁ。」と驚いていた。
沢山の人に囲まれた展示スペースを見て、私達元一班は達成感でいっぱい。
因みに、ロナウドの展示物も私達と同じ自由研究で使った『歴代王族の学校生活』。
これには現国王陛下の情報を見て「昔から今と何らお変わりない」という意見が多発。
よくそんな情報を公開したな。
ケンが出店統括をしてくれたおかげで、時間の余裕が出来た私は、みんなと一緒に出店の並ぶコーナーへ。
やっぱり、フィアンマ男爵領からの出店がとても人気で、一日分の食材が午後までに無くなってしまうほど。
物凄い数の荷馬車と荷物だったのに、無くなるのは一瞬とか驚き。
「ちぇっ、やっぱりすぐなくなっちまうか。」
「レベッカさんのおかげでいつでも食べられますが、少し残念ですね。」
「私、わたあめが食べたかったです……」
終わってからわたあめでも何でも作ってあげるから、気を落とさないで。
「「「この雰囲気の中で食べたかった」」」
おおう、そうでしたか、失礼しました。
午後からは、私達のステージ発表。
演目は演劇。
以前マジカルレンジャーで人気を博した私達のステージとあって、立ち見の観客が出るほどの大賑わい。
それでは、物語の始まり始まり。
舞台はとある町、三人の女の子が仲良く庭でお茶を楽しんでいました。
すると、森の中から小さな光が現れて、彼女たちに向かって飛んできたではありませんか。
「あら、あの光は何かしら?」
その光は三人の元へ近づくと
「こんにちは。
僕は魔法の妖精だよ。」
なんと、小さな光が自己紹介をした。
三人はびっくり仰天。
「森の中で平和に過ごしてたんだけど、悪い魔法使いが僕達に意地悪をしてくるんだ。
君たち、僕を助けてくれない?」
「た、助けるといっても、何をどうしたらいいの?」
すると、森の奥から悪い魔法使いがやって来た。
「お前たち、その妖精を俺たちに寄越せ!」
「何故?
彼に何をするつもり?」
「そいつの力を使って、この世界を闇の世界にしてやる!」
「「「そんな事させないわ!」」」
すると、妖精が少女たちを光で包み込んだ。
なんということでしょう、三人の女の子は魔法少女に変身したではありませんか。
「ラブリーハートは笑顔の印。
愛の戦士、プリティラブ!」
「クールハートは力の印。
勇気の戦士、プリティカレッジ!」
「ミラクルハートは未来の印。
希望の戦士、プリティホープ!」
「「「私達、美少女戦士ミラマジョプリキュン!!」」」
「「な、何!?
彼女たちが伝説の魔法戦士だと……!?」」
「えっ、私達、どうなってるの?」
「僕のミラクルパワーを分けてあげたんだ!
この力でアイツらをやっつけてよ!」
「くそっ、こうなったら、力ずくで倒してやる!!」
悪い魔法使い達は鎧の兵士を操り、攻撃してきました。
「マジカルシャインフラッシュ!」
「アースウィンドーアタック!」
「ホワイトゴールドミラージュ!」
三人の魔法でどんどん倒されていく鎧の兵士たち。
「「ば、バカな!
俺たちの魔法が通じないだと!?」」
狼狽える悪い魔法使いを説得する三人の魔法少女たち。
「「「闇の力の悪いやつらよ!
悪事なマネはおやめなさい!」」」
「「ちくしょう、最後の手段だ!
ダークマタービッグバン!!」」
大きな闇の力に負けそうになる魔法少女たち。
「誰か、私たちに力を……」
「みんなの力を、私たちに分けて……」
「みんな、私たちを応援して!」
すると、観客席から
「「「フレー!フレー!プリキュン!!」」」
どんどん大きくなる声援に、力を取り戻す三人。
「みんな、ありがとう!」
「これで、悪い魔法使いを倒せるわ!」
「いくわよ!」
「「「ビューティフル・マジカル・レインボー!!」」」
虹色の眩しい光が悪い魔法使いに降り注ぐ。
「「グハァッ!
この俺たちが……負けるなんて……」」
こうして森に平和が戻り、三人の勇敢な少女たちは、仲良く幸せに暮らしましたとさ。
大歓声で幕を閉じた私達の舞台。
恥ずかしかったァ!!
白雪のお姫様や灰被りの娘、ロミ男とジュリ江のお話等色々提案してみたんだけど、ロナウド、セシル様、リリーちゃんから「マジカルレンジャーみたいなやつがやりたい」と言われてしまい、元一班の三人からも「それが見たい」と言われてしまったので、急遽アンリさんとウッディ君が参加。
プリティラブ役のリリーちゃんは、正統派センターヒロイン。
プリティカレッジ役のアンリさんは、クール美少女。
そしてプリティホープ役の私は、ロリポジ。
ロナウドとセシル様が悪い魔法使い、魔法の妖精の声はウッディ君が担当。
フリフリドレスを着ざるを得ない状況を自分で作ってしまい、激しく後悔した。
他の五人はやり切った感満載の表情でハイタッチしている。
どうせこの演目も、例の劇団で使われるんだろうね。
来客は、フィアンマ男爵領からの出店があるということもあり、例年よりかなり多いらしい。
確かに、朝から人でごった返している。
これが二日間続くとなるとか、絶対に事故とかありそう。
まぁ、男爵領と違って国営騎士団がちゃんと見張りしてくれてるみたいだけど。
初日に私が参加するのは、展示とステージ発表。
出店統括は、ヘルプに来てくれたケンにバトンタッチ。
ホント、ケンてばデキる男過ぎて助かっちゃうったらありゃしない。
後で何か差し入れでもしていくかな。
まず、私が展示するのは、班別自由研究でやった『エレメント魔法学校の制服の歴史』。
勿論、元一班のメンバーも参加。
前に調べた内容を展示用に書き直して、学校に寄付したマネキンを借りて衣装を並べている。
これの何が大変だったかと言うと、制服のない時代の当時の流行りの衣装と、前期男性用制服を新たに作った事。
ブロッサム商会に丸投げしちゃえば簡単なんだけど、それじゃあ私達の展示じゃなくなっちゃう。
という訳で、四人で協力しあって三着の衣装を作った。
ウッディ君が意外と洋裁が得意だったのが驚き。
「家族やオレの衣装の修理やリメイクをやってたりしたから。」
逆に、冒険者ビクター君は手先が不器用。
「お、大きな、作業なら、と、得意なんだ、けど……
ご、ごめんね……」
得意不得意は誰にでもあるから気にしないで。
てな感じで出来た衣装がズラっと並ぶ私達の展示スペースは、結構賑わっていた。
特に、「懐かしいなぁ」と高齢の方々から人気があった。
男子二人が調べてくれた制服の歴史も、色んな人が釘付けになっていて、「初代の制服はこれ程にも高級だったのか!」とか「素材の再現とか、こだわってんなぁ。」と驚いていた。
沢山の人に囲まれた展示スペースを見て、私達元一班は達成感でいっぱい。
因みに、ロナウドの展示物も私達と同じ自由研究で使った『歴代王族の学校生活』。
これには現国王陛下の情報を見て「昔から今と何らお変わりない」という意見が多発。
よくそんな情報を公開したな。
ケンが出店統括をしてくれたおかげで、時間の余裕が出来た私は、みんなと一緒に出店の並ぶコーナーへ。
やっぱり、フィアンマ男爵領からの出店がとても人気で、一日分の食材が午後までに無くなってしまうほど。
物凄い数の荷馬車と荷物だったのに、無くなるのは一瞬とか驚き。
「ちぇっ、やっぱりすぐなくなっちまうか。」
「レベッカさんのおかげでいつでも食べられますが、少し残念ですね。」
「私、わたあめが食べたかったです……」
終わってからわたあめでも何でも作ってあげるから、気を落とさないで。
「「「この雰囲気の中で食べたかった」」」
おおう、そうでしたか、失礼しました。
午後からは、私達のステージ発表。
演目は演劇。
以前マジカルレンジャーで人気を博した私達のステージとあって、立ち見の観客が出るほどの大賑わい。
それでは、物語の始まり始まり。
舞台はとある町、三人の女の子が仲良く庭でお茶を楽しんでいました。
すると、森の中から小さな光が現れて、彼女たちに向かって飛んできたではありませんか。
「あら、あの光は何かしら?」
その光は三人の元へ近づくと
「こんにちは。
僕は魔法の妖精だよ。」
なんと、小さな光が自己紹介をした。
三人はびっくり仰天。
「森の中で平和に過ごしてたんだけど、悪い魔法使いが僕達に意地悪をしてくるんだ。
君たち、僕を助けてくれない?」
「た、助けるといっても、何をどうしたらいいの?」
すると、森の奥から悪い魔法使いがやって来た。
「お前たち、その妖精を俺たちに寄越せ!」
「何故?
彼に何をするつもり?」
「そいつの力を使って、この世界を闇の世界にしてやる!」
「「「そんな事させないわ!」」」
すると、妖精が少女たちを光で包み込んだ。
なんということでしょう、三人の女の子は魔法少女に変身したではありませんか。
「ラブリーハートは笑顔の印。
愛の戦士、プリティラブ!」
「クールハートは力の印。
勇気の戦士、プリティカレッジ!」
「ミラクルハートは未来の印。
希望の戦士、プリティホープ!」
「「「私達、美少女戦士ミラマジョプリキュン!!」」」
「「な、何!?
彼女たちが伝説の魔法戦士だと……!?」」
「えっ、私達、どうなってるの?」
「僕のミラクルパワーを分けてあげたんだ!
この力でアイツらをやっつけてよ!」
「くそっ、こうなったら、力ずくで倒してやる!!」
悪い魔法使い達は鎧の兵士を操り、攻撃してきました。
「マジカルシャインフラッシュ!」
「アースウィンドーアタック!」
「ホワイトゴールドミラージュ!」
三人の魔法でどんどん倒されていく鎧の兵士たち。
「「ば、バカな!
俺たちの魔法が通じないだと!?」」
狼狽える悪い魔法使いを説得する三人の魔法少女たち。
「「「闇の力の悪いやつらよ!
悪事なマネはおやめなさい!」」」
「「ちくしょう、最後の手段だ!
ダークマタービッグバン!!」」
大きな闇の力に負けそうになる魔法少女たち。
「誰か、私たちに力を……」
「みんなの力を、私たちに分けて……」
「みんな、私たちを応援して!」
すると、観客席から
「「「フレー!フレー!プリキュン!!」」」
どんどん大きくなる声援に、力を取り戻す三人。
「みんな、ありがとう!」
「これで、悪い魔法使いを倒せるわ!」
「いくわよ!」
「「「ビューティフル・マジカル・レインボー!!」」」
虹色の眩しい光が悪い魔法使いに降り注ぐ。
「「グハァッ!
この俺たちが……負けるなんて……」」
こうして森に平和が戻り、三人の勇敢な少女たちは、仲良く幸せに暮らしましたとさ。
大歓声で幕を閉じた私達の舞台。
恥ずかしかったァ!!
白雪のお姫様や灰被りの娘、ロミ男とジュリ江のお話等色々提案してみたんだけど、ロナウド、セシル様、リリーちゃんから「マジカルレンジャーみたいなやつがやりたい」と言われてしまい、元一班の三人からも「それが見たい」と言われてしまったので、急遽アンリさんとウッディ君が参加。
プリティラブ役のリリーちゃんは、正統派センターヒロイン。
プリティカレッジ役のアンリさんは、クール美少女。
そしてプリティホープ役の私は、ロリポジ。
ロナウドとセシル様が悪い魔法使い、魔法の妖精の声はウッディ君が担当。
フリフリドレスを着ざるを得ない状況を自分で作ってしまい、激しく後悔した。
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そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
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