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212欲求不満

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拓とクリームは無事に村に帰ってくると、エチゴ達だけでなく村人達にも迎えられた。
フェアリーロゼが作っていたコロニーを破壊し、妖精を全滅させた事を伝えると、そのまま宿で休ませてもらうことにした。

「拓、この魔道具ありがとう。これが無ければ戦う事も出来なかったわ。」

ジェニファーとロビンは魔道具を返し礼を言う。
そして、ジークの治療費についての話になったが、

「別に良いよ。そもそも、村を回っている間は無料で治療をしているし。」

その代わり、フェアリーロゼと妖精から回収した羽を皆で等分することにした。

「有難いけど、良いのかな?」
「治療が無くてもそうするつもりだったよ。あのロッドが無ければ戦えなかったから。」
「信じられない魔法の集中砲火だったしな。あんなの初めて見たぞ。」

拓がロッドの魔力残量を確認すると空。

「満タンにしていたけど使い切ったんだ。俺も一斉射撃をやってみたかったな。
 良かったら買う?」

拓はロッドに魔力を貯めながら、ジェニファーとロビンに話を振ると

「買うって、幾らすると思っているのよ。私達には無理よ。」
「それに、こんなのを持っているのを知られたら大変よ。面倒事が増えるわ。」

断れてしまったが、2人も十分に使えるので何か有った時に貸せば良いだろう。

「所で、拓が使った治癒魔法のロッドだけど、あれが有ればホワイトジャックにならないでも良いんじゃない?」
「それは考えたけど、どこから手に入れたかが問題になるから。
 攻撃用のロッドは中級魔法しか使えませんが、これ上級魔法が使えるので。
 治癒魔法で使いたいのは上級魔法なので、中級魔法なら必要ないですしね。」

良い手が考えつかず、暫くはニコラスにホワイトジャックをしてもらう事になった。


「今回は色々と大変だったよ。」

宿の部屋に戻ると、拓はガラとレオに抱き付いて匂いを嗅ぐ。
今回は本当に大変だったと思い、2人は優しく拓を抱きしめたのだが、
ジークの事で焦りはしたが、ロッドを使い問題なく治療を行い、後は十分に休むことも出来ていた。

拓にとって大変だったのは、横で半裸のジークが寝ているのに我慢していた事だった。
身体を洗っていた時の、筋肉の弾力。
形の良い肉棒に、プリっと張った大きな尻。
思い出すだけで、肉棒が痛いほどに硬くなってしまう。
今こそ呪いを使うべきタイミングではないかと理性と欲望の狭間で悶々としていた。

「ジークも無事に帰って来れたし、拓が居なければどうなっていたか分かんねぇよな。って、何興奮してるんだよ。」

拓はレオの言葉も適当に流し、既にズボンの前が盛り上がっていた。
今まで我慢していた分、拓は限界だった。
ガラとレオはお互いに顔を見合わし笑うと、キスをして舌を絡めると拓を持ち上げベットへ運んだ。
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