欲にまみれた楽しい冒険者生活

小狸日

文字の大きさ
388 / 586

388構想

しおりを挟む
ワンガ達の様子だが、ワンガへの呪いはほぼ解くことが出来た。
過敏な反応は無くなったが、精力は強いままでゴルゴとサブ相手に毎晩しないと我慢できないでいる。
サブはまんざらでも無いみたいだが、ゴルゴはサブがワンガにのめり込まないか心配みたいだ。

そして、ワンガの仲間はクリームと金狼が徹底的に扱きあげていた。

「状態はどうですか?」
「たった1ヶ月だからな。パーティとして戦える程度には鍛えられるって所だな。」

ジークが拓に話すが、その冒険者達は既に半死の状態の様に見えるが気にするのは止める。

「金狼の皆さんもありがとうございます。王都に来たばかりでこんな事を頼んでしまい申し訳ないです。」
「何を言っている。この位の事は何でもない。
 逆に俺達がOZの役に立てて嬉しいと思っているよ。」

ロウガが笑って応えてくれる。

「国から依頼が出る事が決まったそうです。宜しくお願いします。」
「その事なんだが、クリームと金狼が一時的にこいつらに属する訳にはいかないか?」
「国の仕事なので対応者の名前が登録され、貴族達も閲覧可能になります。
 ですので、彼等の成果とする為には彼等だけで対応した方が良いかと。」
「そうか・・・なら、もっと鍛えるしかないな。」

ジークとロウガはワンガの仲間達の方を見ると

「お前等、特訓を続けるぞ。」
「良いか、努力を無駄にするな。お前達を見てくれている奴等に恩を返せよ。」
「「「おう」」」

仰向けで休んでいた冒険者達が立ち上がり剣を構える。
OZはバラン将軍、ヨギ魔導士と打ち合わせのため登城する。

「OZの皆さん、お待ちしておりました。」

城の門に着くとオリバー隊長だけでなく、バラン将軍とヨギ魔導士まで待っていた・・・いや、待ち構えていた。
直ぐに会議室に案内されると、何人かの兵士が話し合っていた。
バラン将軍の姿を見ると直ぐに立ち上がり敬礼をする。
机の上には詳細な地図を広げられ、既に壁と安全地帯の図が描き込まれていた。
場所は大森林の手前にある草原の中央。壁を作るのなら丁度良いだろう。

「どうじゃ、出来そうか?」
「まぁ、何とかなると思います。しかし思った以上に壁の範囲が広いですね。」
「瘴気の吹き溜まりが合わさった時の為の対策だ。
 前回以上の魔獣の移動が起きれば、対処が出来なくなるからな。」

幾つか質問をすると、部屋に居た兵士が答えてくれる。
どうやら、彼等は参謀の様な立ち位置で今回の壁を考えたみたいだ。

1ヶ月以内に兵士達による魔獣討伐が行われるので、作るとなるとその後になる。
それなら、ワンガ達の護衛でも安全を確保できるかもしれない。

「護衛の件なんだが、我々第3騎士団から兵を派遣する話が上がっている。」
「ありがとうございます。ですが、今回の件はOZとワンガ達冒険者だけで行わせてもらいます。」
「その話は聞いているが、我々騎士団が手伝っても実績になると思うが?」
「普通の実績では他の貴族が納得しないでしょう。この先を考えたらインパクトは大きい方が良いですから。」
「そうか。分かった。」

その後は詳細について詰め、次の魔獣討伐の際にはOZも同行し状況を把握することにした。
方針も決まった所で、その日の内にエチゴ屋によると

「OZの皆さん、丁度良かった。休憩所の新規と改造の依頼が来ました。」

エチゴの方でも話が進んでいた。
エチゴに見せられた紙には、全ての休憩所の改造と、当初予定していた残りの新規休憩所の依頼が書かれていた。
価格については一律となっており当初こちらで考えたいたより高い金額が記載されている。
門、トイレの準備とトイレの設置は領主が対応し、数については休憩所によって異なっている。
門については、エチゴの商隊として動き易いように王都や格町で受け取れるように配慮されていた。

「思ったより早い対応ですね。」
「地方の貴族が王都に集まっている間に決められたのでしょう。
 皆さん、休憩所の重要性は理解されていますし、事前に改造した休憩所を見せた効果も有ったと思います。」

そして、日程案を提示される。

「春先からですね。調整ありがとうございます。」
「こちらこそ、宜しくお願いします。
 所で、ワンガさん達の対応は大丈夫ですか?」

拓が地図を取り出し、今日決まったことを説明する。

「想像以上に大掛かりですね。拓さんでも2,30日と言った所でしょうか。
 OZとワンガさん達だけで行うそうですが、食料供給位の手伝いは任せてもらえますよね。」

拓が礼を言うと

「退治した魔獣については、引き取らせて頂けると助かります。」

商人としてもしっかりと活動するみたいだった。
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

騎士が花嫁

Kyrie
BL
めでたい結婚式。 花婿は俺。 花嫁は敵国の騎士様。 どうなる、俺? * 他サイトにも掲載。

お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!

MEIKO
BL
 本編完結しています。お直し中。第12回BL大賞奨励賞いただきました。  僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!  「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」  知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!  だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?  ※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も動画もあがります。ほぼ毎日更新! Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

売れ残りオメガの従僕なる日々

灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才) ※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!  ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。  無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。

クールな義兄の愛が重すぎる ~有能なおにいさまに次期当主の座を譲ったら、求婚されてしまいました~

槿 資紀
BL
イェント公爵令息のリエル・シャイデンは、生まれたときから虚弱体質を抱えていた。 公爵家の当主を継ぐ日まで生きていられるか分からないと、どの医師も口を揃えて言うほどだった。 そのため、リエルの代わりに当主を継ぐべく、分家筋から養子をとることになった。そうしてリエルの前に表れたのがアウレールだった。 アウレールはリエルに献身的に寄り添い、懸命の看病にあたった。 その甲斐あって、リエルは奇跡の回復を果たした。 そして、リエルは、誰よりも自分の生存を諦めなかった義兄の虜になった。 義兄は容姿も能力も完全無欠で、公爵家の次期当主として文句のつけようがない逸材だった。 そんな義兄に憧れ、その後を追って、難関の王立学院に合格を果たしたリエルだったが、入学直前のある日、現公爵の父に「跡継ぎをアウレールからお前に戻す」と告げられ――――。 完璧な義兄×虚弱受け すれ違いラブロマンス

イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした

天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです! 元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。 持ち主は、顔面国宝の一年生。 なんで俺の写真? なんでロック画? 問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。 頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ! ☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。

処理中です...