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464恋愛
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今回の魔獣退治は十分な成果を上げることが出来た。
勇者の3名のサポートの力は大きく、魔獣との接近戦でも十分に対応出来る。
「拓さん、良かったらキラーアントを倒した時の攻撃を見せて貰えませんか?」
「えっ、あれ結構疲れるんだよ。それに、そこまで頑張る必要ないだろ。」
「そうね。私達の目標とする技術を見せて貰えると嬉しいわね。」
「私も見たい。この間のアンデットの時はそれ程の魔法を見せて貰えなかったし興味がある。」
勇者3人にせがまれ、大量の魔獣が居る場所へと移動すると大量の魔法攻撃で的確に魔獣を仕留める。
「拓さん凄い。この世界に来て、こんな凄い魔法を初めて見た。」
里香が前に乗り出すように拓に話しかけてくる。
「里香ちゃんって、そんなに興味が有ったの?」
「っていうか、この間拓さんに勇者を止めた後の事を言われて少し考えていたのよ。
そう考えたら、強い魔法を放つだけだと問題かなって。」
「その時は、協力するよ。何かなりたい仕事でもある?勇者なら貴族という手も有りそうだけど?」
「あんだけ貴族に成るのを嫌がっている拓さんが勧めるなんて有り得なくない?貴族なんて絶対に無理。他の事を考えるよ。」
「だったら勉強もしないと。知識が無いと話にならないし、行動の選択肢が狭まるからね。」
里香は黙ってしまったが、拓としてはこんな勇者が必要な状況を終わりにして好きな事を出来るようにしてあげたい。
拓が浩司や由美を見るが、目を逸らされてしまった。拓は浩司にだけ聞こえる声で忠告。
「サリナの結婚相手は貴族としての勉強は必須だぞ。」
驚く浩司を見て、逆に驚く拓。貴族社会なら当然の事だろうと・・・
今回の討伐は勇者3人の十分な成果が得られ、商人のお陰で食事も美味しかった。
商人達も想像以上に利益を得ることができ、拓も倒した魔獣を無駄にすることもなくお互いに良い結果を得られた。
これで帰れば、パウロとヨーゼフとの肉欲の時間が待っている。
「拓さん、どうしたの?何かにやけているけど?」
由美に指摘され拓は顔を引き締める。
「あっ、もしかして、拓さんって王都に付き合っている人が居るとか?」
「えっ、何。拓さんに恋人が居るの?マジなの?どんな人?」
由美だけでなく、里香まで体を乗り出して聞いてくる。
勇者達にとっては只の色恋話でしかないが、周りの兵士達にとっては気が気でない。
確かに、ガラやレオという恋人が居るが、流石にカミングアウトをする気は無い。
「付き合っている女性なんて居ないよ。長い間王都を離れる様な生活をしているから難しいかな。」
「そうなんだ。拓さんってどんな人が好きなの?」
由美が聞いてくるが、この手の質問は困ってしまう。
「好きになった人がタイプって言いたいけど、強い人が良いな。」
「拓さんって尻に引かれるタイプだったりして。」
「ちなみに、夫婦生活と言うのは奥さんが旦那を上手く掌の上で転がしているのが丁度良いらしいよ。
これ、結婚していた旦那側が言っていた言葉。実際は奥さんの尻に引かれているだけかも知れないけどね。」
拓はを勇者達を見ていて思う。
由美と里香はまともな恋愛が出来るのだろうか?
勇者が貴族以上の立場だとすると、恋愛より利害関係が前面に出てきそうだ。
貴族は全く分からないが、兵士達ならお勧め物件が大量に有るのだが。
好きな相手が居るとなると浩司。
物語では姫と勇者の結婚なんて有る有るの話だが、実際に結婚してたら大変だろう。
俺だったら絶対に嫌だ。
ずっと幸せに過ごしましたなんて物語の世界だけだ。
俺は勇者でなく、普通の冒険者で良かった。ただ、免責札という邪魔な物が有るが・・・
勇者の3名のサポートの力は大きく、魔獣との接近戦でも十分に対応出来る。
「拓さん、良かったらキラーアントを倒した時の攻撃を見せて貰えませんか?」
「えっ、あれ結構疲れるんだよ。それに、そこまで頑張る必要ないだろ。」
「そうね。私達の目標とする技術を見せて貰えると嬉しいわね。」
「私も見たい。この間のアンデットの時はそれ程の魔法を見せて貰えなかったし興味がある。」
勇者3人にせがまれ、大量の魔獣が居る場所へと移動すると大量の魔法攻撃で的確に魔獣を仕留める。
「拓さん凄い。この世界に来て、こんな凄い魔法を初めて見た。」
里香が前に乗り出すように拓に話しかけてくる。
「里香ちゃんって、そんなに興味が有ったの?」
「っていうか、この間拓さんに勇者を止めた後の事を言われて少し考えていたのよ。
そう考えたら、強い魔法を放つだけだと問題かなって。」
「その時は、協力するよ。何かなりたい仕事でもある?勇者なら貴族という手も有りそうだけど?」
「あんだけ貴族に成るのを嫌がっている拓さんが勧めるなんて有り得なくない?貴族なんて絶対に無理。他の事を考えるよ。」
「だったら勉強もしないと。知識が無いと話にならないし、行動の選択肢が狭まるからね。」
里香は黙ってしまったが、拓としてはこんな勇者が必要な状況を終わりにして好きな事を出来るようにしてあげたい。
拓が浩司や由美を見るが、目を逸らされてしまった。拓は浩司にだけ聞こえる声で忠告。
「サリナの結婚相手は貴族としての勉強は必須だぞ。」
驚く浩司を見て、逆に驚く拓。貴族社会なら当然の事だろうと・・・
今回の討伐は勇者3人の十分な成果が得られ、商人のお陰で食事も美味しかった。
商人達も想像以上に利益を得ることができ、拓も倒した魔獣を無駄にすることもなくお互いに良い結果を得られた。
これで帰れば、パウロとヨーゼフとの肉欲の時間が待っている。
「拓さん、どうしたの?何かにやけているけど?」
由美に指摘され拓は顔を引き締める。
「あっ、もしかして、拓さんって王都に付き合っている人が居るとか?」
「えっ、何。拓さんに恋人が居るの?マジなの?どんな人?」
由美だけでなく、里香まで体を乗り出して聞いてくる。
勇者達にとっては只の色恋話でしかないが、周りの兵士達にとっては気が気でない。
確かに、ガラやレオという恋人が居るが、流石にカミングアウトをする気は無い。
「付き合っている女性なんて居ないよ。長い間王都を離れる様な生活をしているから難しいかな。」
「そうなんだ。拓さんってどんな人が好きなの?」
由美が聞いてくるが、この手の質問は困ってしまう。
「好きになった人がタイプって言いたいけど、強い人が良いな。」
「拓さんって尻に引かれるタイプだったりして。」
「ちなみに、夫婦生活と言うのは奥さんが旦那を上手く掌の上で転がしているのが丁度良いらしいよ。
これ、結婚していた旦那側が言っていた言葉。実際は奥さんの尻に引かれているだけかも知れないけどね。」
拓はを勇者達を見ていて思う。
由美と里香はまともな恋愛が出来るのだろうか?
勇者が貴族以上の立場だとすると、恋愛より利害関係が前面に出てきそうだ。
貴族は全く分からないが、兵士達ならお勧め物件が大量に有るのだが。
好きな相手が居るとなると浩司。
物語では姫と勇者の結婚なんて有る有るの話だが、実際に結婚してたら大変だろう。
俺だったら絶対に嫌だ。
ずっと幸せに過ごしましたなんて物語の世界だけだ。
俺は勇者でなく、普通の冒険者で良かった。ただ、免責札という邪魔な物が有るが・・・
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