異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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082カメラ2

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冒険者達は森の中へと入っていき、街道を2時間も歩くと周りには誰も居なくなった。
ブルネリ公爵領はマクニス王国の直ぐ近くにある。
俺達は先ず、マクニス王国に寄ってからブルネリ公爵領に行くことにした。
マクニス王国にはガラとレオも何度か行った事があり、ラグテルの町とは比較にならないくらい大きい都市らしい。
他の国との交易も盛んで、珍しいものも多く売られているらしいので今から楽しみだ。

真冬の街道には人も魔獣の気配は無い。
俺達は準備した服のおかげで、厚着をしなくても問題無く行動出来ている。
宿泊に使われる広場にも、俺達以外は誰もいなかった。
丁度良い機会なので、アイテムボックスから天幕を取り出す。
小さいテント生活では疲れが溜まるので天幕を作ってみた。簡易ベットも用意してある。
高さも周辺の低い場所で2m、中心は2.5mあり、十分立って行動できる。
保温効果があるので、火魔法で室温を上げれば冬でも一晩は保温できる。
やはり、室内の広い空間で過ごせるのは楽だ。
ただ個室は無いので、浩司と2人になれない事が欠点だろう。

ガラとレオは食後にカメラでどの角度から撮られるのが良いか研究をしていた。

『あいつらは何をしておるんじゃ。角度を変えても何も変わってないじゃないか。』

「その通りなんだけど、初めてのカメラだとあんな感じだよ。
 早めに、個人のカメラを作った方が良さそうだね。」

移動中は、カメラの取り合いになっていた。
直ぐに落ち着くかと思っていたが、何時まで経っても熱中している。
雪が降った時は、真白な冬景色を写す為に撮影会として1日同じ場所に留まった。

《俺が自分の趣味で使うために作ったのに。》

マクニス王国に近づき、他の人を見かけるようになるまでカメラの奪い合いは続いた。

夜になると写真の品評会が行われたが、何故かポーズを決めたガラの写真が多い。
聞くと、レオにお願いして撮ってもらっていたそうだ。
後は、ガラとレオが気を使ってくれて、俺と浩司の2ショット写真を色々撮ってくれていた。
ちなみに、俺が写した風景写真の評価は高く、趣味で培ってきた実力を見せつける良い機会になった。
次にセンスが良かったのは、浩司だろうか。
元の世界で、使っていたから当り前と言えば当り前か。
後の2人は似たようなものだが、ガラは撮るより撮られたがっていたのが意外だった。

皆が、ここまでハマるとは思っていなかったので
最低でも、もう1つはブルネリ公爵領に居る間に作る事に決めた。
移動中も時間を見つけては、コアに魔法陣を描き始めた。

写真に時間が取られ、マクニス王国にたどり着いたのは予定よりだいぶ遅れてしまった。
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