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104置き土産
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「じゃあ、俺達も出発するか。」
皆に挨拶をして俺達もアークのメンバーと一緒にラグテルの町に向って出発した。
******(ブルネリ公爵)
「皆さん、行かれてしまいましたね。」
「たった3ヶ月なのに色々と有りましたね。」
一緒にOZを見送っていたピース医師、トリス錬成術師が呟く。
2人も胸に、拓殿が作り直したブローチを着けている。
「ピース医師、トリス錬成術師、我々には、やるべき事が残っている。
そう言えば、拓殿との話の後、困ったような顔をしていたが、何か有ったのか。」
2人に付いてトリス練成術師の工房に行くと、並べられた大量の水晶の玉。
「全部で、47個あります。」
「量産には、もっと時間がかかるとかと思っていたが。」
本当は別の事が頭に浮かんだが、妥当な言葉が口から出た。
「いえ、私が錬成したのはありません。私では1個を作るのに数カ月は掛かります。」
「すると、この大量の水晶の玉はやはり・・・」
「はい、魔道結晶を受け取る代わりにと置いて行かれました。」
3人揃って溜息が出てしまった。
彼にとっての水晶の玉の価値は、この程度でしかないのか。
我々と彼等との技術にはどれだけの差が広がっているのだろうか。
これだけの物を受け取ったからには、なんとしても世に広めないと。
この1年が正念場となるだろう。
******(サリナ姫)
拓ちゃんは、いったい何を作ったのかしら。
もらった箱を開けてみると、小さな可愛い小瓶と手紙が入っていた。
サリナお姉さんへ
香水を錬成してみました。
一番、サリナお姉さんに似合うと思う香水です。
良ければ使って下さい。
追伸:揚げ餅の匂いが充満した中で試さない様に
「わ、私が、そんな事をする訳無いじゃない。何だと思っているのかしら。」
急いで馬車の窓を開けると、バラン将軍が何事かと近付いてきたので手紙を見せる。
「ハッハッハ、拓殿はさすがですな。サリナ様の事を良く分かっている。
それにしても、サリナ様の歳で香水とは珍しい物をプレゼントされましたな。」
確かに、香水は年配の女性が付けるイメージが有り、私の年齢で付ける人は居ない。
それでも、せっかく拓ちゃんがプレゼントをしてくれたのなら。
馬上で笑うバラン将軍を無視して、香水を手首に付けてみる。
私が知っているどの香水とも違い、少し甘くて、すっきりした良い香り。
拓ちゃんがイメージする私の香りか・・・くすぐったいけど本当に素敵。
生意気なのが玉に傷だけど、拓ちゃんって凄いわ。
皆に挨拶をして俺達もアークのメンバーと一緒にラグテルの町に向って出発した。
******(ブルネリ公爵)
「皆さん、行かれてしまいましたね。」
「たった3ヶ月なのに色々と有りましたね。」
一緒にOZを見送っていたピース医師、トリス錬成術師が呟く。
2人も胸に、拓殿が作り直したブローチを着けている。
「ピース医師、トリス錬成術師、我々には、やるべき事が残っている。
そう言えば、拓殿との話の後、困ったような顔をしていたが、何か有ったのか。」
2人に付いてトリス練成術師の工房に行くと、並べられた大量の水晶の玉。
「全部で、47個あります。」
「量産には、もっと時間がかかるとかと思っていたが。」
本当は別の事が頭に浮かんだが、妥当な言葉が口から出た。
「いえ、私が錬成したのはありません。私では1個を作るのに数カ月は掛かります。」
「すると、この大量の水晶の玉はやはり・・・」
「はい、魔道結晶を受け取る代わりにと置いて行かれました。」
3人揃って溜息が出てしまった。
彼にとっての水晶の玉の価値は、この程度でしかないのか。
我々と彼等との技術にはどれだけの差が広がっているのだろうか。
これだけの物を受け取ったからには、なんとしても世に広めないと。
この1年が正念場となるだろう。
******(サリナ姫)
拓ちゃんは、いったい何を作ったのかしら。
もらった箱を開けてみると、小さな可愛い小瓶と手紙が入っていた。
サリナお姉さんへ
香水を錬成してみました。
一番、サリナお姉さんに似合うと思う香水です。
良ければ使って下さい。
追伸:揚げ餅の匂いが充満した中で試さない様に
「わ、私が、そんな事をする訳無いじゃない。何だと思っているのかしら。」
急いで馬車の窓を開けると、バラン将軍が何事かと近付いてきたので手紙を見せる。
「ハッハッハ、拓殿はさすがですな。サリナ様の事を良く分かっている。
それにしても、サリナ様の歳で香水とは珍しい物をプレゼントされましたな。」
確かに、香水は年配の女性が付けるイメージが有り、私の年齢で付ける人は居ない。
それでも、せっかく拓ちゃんがプレゼントをしてくれたのなら。
馬上で笑うバラン将軍を無視して、香水を手首に付けてみる。
私が知っているどの香水とも違い、少し甘くて、すっきりした良い香り。
拓ちゃんがイメージする私の香りか・・・くすぐったいけど本当に素敵。
生意気なのが玉に傷だけど、拓ちゃんって凄いわ。
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