異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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308中止不可

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次の日、ブルネリ侯爵、サリナ姫を交えてパレードの為の打ち合わせを行う。

「バラキエ侯爵は何か企んでいると思いますか?」

ガラからの質問。今回、最も気になる事だった。

「正直、そう思っている。狙うとするとブルネリ公爵と私だろうか。」

バラン将軍の考えでは、サリナ姫は王女としての利用価値が有るので殺される事は無い。
しかし、ブルネリ公爵はサリナ姫を操るためには邪魔なだけの存在だ。
そして、バラキエ侯爵はギリス教とも繋がっている。
現在、ギリス教は水晶の玉による治療で信者を集める事が出来ないだけでなく、他にも資金源が潰れたらしいとの情報が入っている。
ブルネリ公爵は反ギリス教の立場のため、何が起きてもおかしくは無い状態らしい。

「ブルネリさんとサリナさんのパレード不参加という訳にはいきませんか。」

とガラが質問するが

「それは出来ない。このパレードは注目を浴びている。
 我が領民が偏見と闘い続けている以上、その旗頭が逃げる訳にはい。」

「私も姫という立場でパレードに参加させてもらっています。
 王家の者が参加するという事に意味が有りますので不参加という訳にはいきません。」

ブルネリ侯爵とサリナ姫から予想通りの答えが返ってきた。

「拓ちゃん、結界のペンダントを貸す事は出来ないか。」

浩司が提案してくるが

「今、予備が無い。魔法陣を描くのにも集中しても数か月は掛かる。それって意外と細かいんだよ。」

「作るのに、そんなに時間が掛っていたのか。これって凄いんだな。
 なら、俺のを貸す事は出来ないか。って所有者の縛りが掛っているのか。」

「解除したとしても、浩司のペンダントでも満足に性能を引き出せないと思うよ。
 もしかすると、起動すら出来ないかもしれない。
 複雑な魔法陣になるほど、長期間流している魔力に反応しやすくなる。
 ただ逆に、他の人の魔力には反応し難くなってしまうんだ。
 そのペンダントも、細かい魔法陣が描かれているから流す魔力の影響を受けやすい。
 他の人が使うとすると魔力の塗り替えが必要になるので、使える様になるまで時間が掛る。」

俺の話を聞いて、アルが自分のペンダントをマジマジと眺めていた。

「馬車には兵士を乗せて結界を張る魔道具を用意してある。
 通常の攻撃ならこれで守る事が出来るだろう。」

バラン将軍が、今回のパレードに対する対策と人員配置を説明していく。

「拓殿、浩司殿、本当にブルネリ公爵の馬車に同乗してもらっても良いのか。」

バラン将軍が俺に確認してくる。攻撃力は低いが、防御力だけは高いので適任だ。
浩司とヤマトも俺に付き合って同じ馬車に乗ってくれる。

『仕方が無いにゃ。2人は吾輩が付いていにゃいと、ロクな事を考えないからにゃ。』

ヤマトが一緒に居てくれるのは嬉しいが、絶対にヤマトの方がロクな事を考えないと思う。
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