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372悪戯
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色々と考えていて面白い。
「面白そうなアイディアが出ていますね。
良ければ、この魔道具を使って上演してくれませんか。
ネタが1つしかないのに、ここまで受けてしまって困っていたんです。」
俺の提案に、劇団員全員から「「はい」」と2つ返事で帰って来た。
魔道具は未だ舞台の上に置いたままだ。
ロダン侯爵の兵の方々が盗まれない様に監視してくれている。
劇団員と一緒に水上の舞台まで移動し簡単に魔道具や使った小物の扱い方を説明すると、劇団員が実際に魔道具を使いながら色々と意見を出し合い始める。
そのまま構想を練り始めたので、俺達は先に陸地に戻らせてもらった。
「色々と気を使ってもらい、すまない。
あいつ等、劇団を立ちあげた途端、町がおかしくなってな。
今回の事は、良い機会になる。」
ゲオルグ親方が頭を下げる。
気にしないで欲しいと言って、舞台の方を見ると噴水や光を出して色々と試しているのが見える。
「ただ、せっかくの景色を見るのに、あの舞台で試されると邪魔になりそうですね。
練習は城の裏側で行ってもらえる様にお願い出来ますか。
後は、ロダン侯爵に何時やるのか伝えておいた方が良いでしょう。」
俺がそう言うと、「確かにその通りだな」と言ってゲオルグ親方が劇団員を連れて邪魔にならない所へ連れて行ってくれた。
やっと落ち着き、座って景色を遅くまで眺めていた。
次の日、ロダン侯爵、ブルネリ公爵、エチゴさんの間で会員制のリゾートの会議が行われた。
契約の内容は色々と変更されるみたいだが、開発を行う方向で話が進められている。
話が進んだ所で、レオとルドルフ料理長は地元の素材を生かした料理の試作を始めた。
「後は、任せて下さい」というエチゴさんの言葉に甘えて、俺達は湖畔の景色を堪能させてもらう。
今日も会場は賑わっているので、少し離れた日当たりの良い場所にシートを引いてノンビリ寛いでいる。
レオが弁当を用意してくれたので、ちょとしたピクニック気分。
温かい日差しの下で、レオの料理を食べ終えて横になると、ヤマトが近づいてきて大きな欠伸をする。
人生の至福の時だ。
******
「最近、忙しくしていたからな。」
ガラが、拡張バッグからマントを取り出し、寝ている拓にかける。
「拓ちゃんって、なんだかんだと働き過ぎなのよ。
少しは、周りの人が心配している事を知るべきね。
全く、世話が焼けるんだから。」
サリナ姫が、何処から出したのか筆を持ってニヤついている。
******
何故か、皆が俺を見て笑う。
笑うだけで、誰も笑う理由を教えてくれない。
打ち合わせが終わったロダン侯爵達が部屋から出てきて俺を見て噴き出した。
「たっ拓殿。夜の祭りに出るのであれば、一度顔を洗ってからにした方が良いだろう。」
笑いながらロダン侯爵が言うと、エチゴさんが鏡が掛かっている所を指さしていた。
鏡にはホホにのの字、眉毛は繋がり、カールがかかった髭が描かれている俺の顔。
「なっ、誰がこんな悪戯をしたんだよ。」
大笑いをするサリナ姫を見れば、犯人は誰だか聞かなくても分かってしまった。
「サリナお姉さん。」
「ゴメンなさい。でも拓ちゃんも気晴らしになったでしょ。」
「・・・なる訳ないでしょ。」
俺の叫び声が空しく響いた。
「面白そうなアイディアが出ていますね。
良ければ、この魔道具を使って上演してくれませんか。
ネタが1つしかないのに、ここまで受けてしまって困っていたんです。」
俺の提案に、劇団員全員から「「はい」」と2つ返事で帰って来た。
魔道具は未だ舞台の上に置いたままだ。
ロダン侯爵の兵の方々が盗まれない様に監視してくれている。
劇団員と一緒に水上の舞台まで移動し簡単に魔道具や使った小物の扱い方を説明すると、劇団員が実際に魔道具を使いながら色々と意見を出し合い始める。
そのまま構想を練り始めたので、俺達は先に陸地に戻らせてもらった。
「色々と気を使ってもらい、すまない。
あいつ等、劇団を立ちあげた途端、町がおかしくなってな。
今回の事は、良い機会になる。」
ゲオルグ親方が頭を下げる。
気にしないで欲しいと言って、舞台の方を見ると噴水や光を出して色々と試しているのが見える。
「ただ、せっかくの景色を見るのに、あの舞台で試されると邪魔になりそうですね。
練習は城の裏側で行ってもらえる様にお願い出来ますか。
後は、ロダン侯爵に何時やるのか伝えておいた方が良いでしょう。」
俺がそう言うと、「確かにその通りだな」と言ってゲオルグ親方が劇団員を連れて邪魔にならない所へ連れて行ってくれた。
やっと落ち着き、座って景色を遅くまで眺めていた。
次の日、ロダン侯爵、ブルネリ公爵、エチゴさんの間で会員制のリゾートの会議が行われた。
契約の内容は色々と変更されるみたいだが、開発を行う方向で話が進められている。
話が進んだ所で、レオとルドルフ料理長は地元の素材を生かした料理の試作を始めた。
「後は、任せて下さい」というエチゴさんの言葉に甘えて、俺達は湖畔の景色を堪能させてもらう。
今日も会場は賑わっているので、少し離れた日当たりの良い場所にシートを引いてノンビリ寛いでいる。
レオが弁当を用意してくれたので、ちょとしたピクニック気分。
温かい日差しの下で、レオの料理を食べ終えて横になると、ヤマトが近づいてきて大きな欠伸をする。
人生の至福の時だ。
******
「最近、忙しくしていたからな。」
ガラが、拡張バッグからマントを取り出し、寝ている拓にかける。
「拓ちゃんって、なんだかんだと働き過ぎなのよ。
少しは、周りの人が心配している事を知るべきね。
全く、世話が焼けるんだから。」
サリナ姫が、何処から出したのか筆を持ってニヤついている。
******
何故か、皆が俺を見て笑う。
笑うだけで、誰も笑う理由を教えてくれない。
打ち合わせが終わったロダン侯爵達が部屋から出てきて俺を見て噴き出した。
「たっ拓殿。夜の祭りに出るのであれば、一度顔を洗ってからにした方が良いだろう。」
笑いながらロダン侯爵が言うと、エチゴさんが鏡が掛かっている所を指さしていた。
鏡にはホホにのの字、眉毛は繋がり、カールがかかった髭が描かれている俺の顔。
「なっ、誰がこんな悪戯をしたんだよ。」
大笑いをするサリナ姫を見れば、犯人は誰だか聞かなくても分かってしまった。
「サリナお姉さん。」
「ゴメンなさい。でも拓ちゃんも気晴らしになったでしょ。」
「・・・なる訳ないでしょ。」
俺の叫び声が空しく響いた。
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