異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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371秋祭り

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「全く、何時まで寝ているのよ。」

領民が寝静まった真夜中にOZのメンバーで光の魔道具のセッティングを行った。
湖畔の設置も大変だったが、城を照らす灯りを白色にしていたが、実際に照らしてみると面白みが無くで急いで色フィルター付けたりと大変だった。
何とか終えた翌日、アーク、クリームと一緒にバラン将軍達とサリナ姫がやってきて、寝ていた所をサリナ姫に無理やり起こされてしまった。

「何でサリナお姉さんがここに居るんですか。」

「そんなの、OZが何かやらかそうとしているからに決まっているじゃない。
 それに、ロダン侯爵の領地がどうなったか気になっていたしね。」

半分、寝ぼけた状態でサリナ姫の話を聞いていた。
バラン将軍は隣で笑っていないで、サリナ姫を止めて欲しかった。
それよりも、姫が男の寝室に入って来るなんて問題にならないのだろうか。
まぁ、俺相手に心配する必要もないのだが・・・


秋祭りが始まった。
皆に食事と酒が振る舞われ、昼から飲んだくれている人達も大勢いる。
俺達は朝から出し物の準備で忙しくしていた。
そして暗くなった所で、俺達は出し物の為、湖の上に設定した舞台に移動した。

俺が合図として光の玉を打ち上げると、湖面から光を帯びた噴水が現れ、湖畔では音楽隊の方々が演奏を奏で始めた。
暫く、噴水が回転したりと姿を変えていたが、その内、大きな水の壁が出来ていた。
その壁に、光があたり光の絵と陰絵を組み合わせた映像が映し出されていく。
最後に湖畔の絵が映し出され、水の壁が明るくなり湖畔の絵が見えない状態になった所で、光も水の壁も、演奏も止まった。
少しの静寂な間の後、再び音楽が流れ始めると、城と湖畔の紅葉した木々が一斉にライトアップ。

割れんばかりの拍手と歓声に、舞台の上で礼をしてショーの成功に喜びあった。
とは言っても、全員びしょ濡れ状態。
湖の上は冷たいので、直ぐに陸地に戻って着替えさせてもらった。

光の魔道具に魔力供給を行う場所は会場の所にセットしてあるので、後は会場に居る方々が自発的に行ってくれ、城のライトアップは、当直の見張りの兵士にお願いしてある。

「凄いじゃない。本当に素敵なショーだったわ。
 それに、暗闇に映える紅葉がこんなに奇麗だなんて思わなかったわ。
 ブルネリ公爵領のイルミネーションとは違って、これは自然の美しさね。」

サリナ姫は興奮しながらも、ホットチョコレートを俺達に配ってくれる。
ロダン侯爵もやって来て、この光景を絶賛してくれた。
しばらく話していると、他の人達もやってきた。
サリナ姫とロダン侯爵も気を使って場所を開けると、皆が感想を言ってくれた。
嬉しかったが、疲れていたので抜け出して休もうと考えていると

「皆さん、疲れている所申し訳ないが少しだけ良いだろうか。」

以前食器でお世話になったゲオルグ親方が若い人達を連れてやってきた。
その中のリーダー格の人が前に出ると

「私達は、この町で劇団をやっています。
 しばらくの間、活動が出来ませんでしたが、今度再開する事にしました。
 今日の、光と水の舞台は凄かったです。
 舞台のアイディアを我々にも使わせてもらえないでしょうか。」

俺としては使いたいなら使えば良いと思うが、律義な人達だ。
皆が俺の方を見るので、

「別に良いですよ。ちなみに、どんな演出を考えているんですか。」

未だ形は決まっていないが、劇団の人達が雑談的に考えている事を話してくれる。
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