異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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481悪人討伐

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******(コーギ)

俺達が新しく出来る区画で雇ってもらえる事を何処で聞いたのか分からないけど、こいつらが近付いてきた。

「ばれねぇ様に、金目の物を俺達に寄越せば良いんだよ。
 裕福な奴等から、貧乏な俺達に寄付をしてもらうだけじゃねぇか。慈善活動の1つだよ。」

何が慈善活動だ。俺が断ると、殴られた。

「お前を潰して、次のリーダにお願いしても良いんだけどよ。
 このタイミングで変に思われるのも面倒だからな。もし、俺達から逃れられると思っていたらあめぇぞ。」

何度も俺の所へ来て、脅して来る。
こいつ等が、引っ越し先にまで来たら皆に迷惑を掛けてしまう。
無謀だろうが、こいつ等と刺し違えても、仲間に手は出させない。
こんな事で、せっかく手を差し伸べてくれたクリームの好意を無駄にしてたまるか。
俺は鉄パイプを構えた。

「おう、おう、威勢が良いガキだな。しかし手が震えてっぞ。」
「こいつは、しっかりと躾けて自分の立場って物を教えてやらねぇとな。」

周りに居た連中が、笑いながら俺に剣を向けてくる。
こんな奴等に負けてたまるか。1人でも多く倒してやる。
鉄パイプを振り上げて、奴等に突っ込もうとすると奴等に魔法攻撃が襲った。

「面白そうな事をしているな。こいつの保証人として、参加させてもらおうか。」

何でジークさんがここに?それにアークの人達まで。

「お前達程度の屑には勿体無いが、俺の剣のサビにしてやる。」

他の部屋からも人が出てきて攻撃を仕掛けてきたが、全員を倒してしまった。
それも、ただ立ち尽くすだけの俺を守りながら、いとも簡単に。

「これでは、腕試しにもならないな。」

ジークさんはそう言って剣をしまった。
カッコいい。


******

俺の横でヤマトが

『これでは、腕試しにもにゃらにゃいにゃ。』

と言って、意味も無く前足を振っている。浩司もこの行動を呆れて見ている。

「拓ちゃんはやるなよ。」

浩司に言われるまでも無く、俺はやらない。

『こいつ等を生かして置いたら、また迷惑を掛けられるぞ。
 地中深くに埋めてしまえば、後腐れも無くなるじゃろう。』

一瞬グリムの言葉に従いそうになるのを抑え、後始末をどうしたら良いかと思っていると、入口から10人程の人が入って来る。
部屋の扉を開けると同時にジークさん達が魔法攻撃を仕掛けるが、

「シールド」

彼等に当る前に、防がせてもらった。

「待っておくれ。私等は敵じゃないよ。」

何故か1人混じっている、おばちゃん、いや女性が話しかけてくる

「ドクさん、シンクさん。何でここに。」

どうやら女性はコーギの知り合いらしい。

「コーギ、無事だったかい。
 私は、スラムでもぐりの医者をしていてね。皆からはドクって呼ばれているよ。
 こっちはシンク、スラム街で自衛団まがいの事をしている。」

シンクと呼ばれた男はジークさん達のことは知っていたみたいだ。
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