異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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482ドクス

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「Aランクの冒険者というのは強いな。本当に助かった。
 後始末はこっちで引き受けさせてくれ。
 手分けして倒れている奴等を縛り上げろ。」

手分けをしてチンピラを縛り始めると

「所で、私等を助けてくれた人は天井裏から出てくる気は無いのかい。」

やはり、シールドを張れば俺達の事は気が付くか。
カッコ良く飛び降りたいが、エアウォークを使うのは止めて柱を伝って下に降りた。
ジークさんやクリームのメンバーは、俺達を見てまったくと溜息を吐いている。

「もしかして、OZの浩司と拓かい。
 ラグテルの町の代表冒険者パーティの人間が集まっていたのかい。」

Aランク冒険者のアークやクリームなら分かるが、何時からOZが代表パーティになったのだろう。
おばちゃん、ボケが入っているんじゃないだろうか。

縛り上げている間、ドクさんが状況を説明してくれた。

ドクさんは顔が広いらしく、スラム街に住む孤児達が出来る様な仕事が有れば紹介している。
コーギ達も、良く世話になっているそうだ。
シンクさんとは、そこで顔見知りになったらしい。
シンクさん達は自主的にスラム街で自衛団の様な事をしている。
この町で獣人に対する差別が無くなるのを見て、自分達も生まれ育ったスラム街を良くしようと思い、ドクさんの所を拠点として活動を始めたそうだ。
とは言っても、仕方なくスラムで暮らしている人も居れば、犯罪に手を染めて流れてきた人も居る。
この建物にたむろっていたチンピラは後者で、シンクさん達の力が足らずどうしようもなかった。
そんな時、コーギが独りでここに入っていくのを見たと聞いて急いで乗り込んできたらしい。

「コーギ達の事を頼むよ。あんな環境でも頑張っている良い子達だからね。」

ジークさんが「任せて下さい。」と答えると、次はコーギの方を向き

「コーギ、こんなチャンスは2度と無いと思いな。
 スラムに戻らない様に、しっかり働くんだよ。
 今まで頑張ってきたお前達なら大丈夫だ。」

ゴットマザーって感じだ。

「こんなゴタゴタにあんた達が関わる必要は無いよ。
 さぁ、後の面倒事は私等に任せてさっさと行きな。」

とりあえず、これ以上暴れない様に、喉を完全に潰して魔法を使えなくしておいた。
俺達は、ドクさんに追い出される様に建物を出ると、新しい宿舎に向かった。


宿舎の前には、孤児の子供だけでなく、カーン夫婦、ニックさん、パウロさん、ヨーゼフさん、エチゴさんの甥のティムさんまでがいた。
これから行う仕事の役員勢ぞろいだ。

「遅い。皆、待ちくたびれたわよ。所で、服は買えた。」

ジェニファーさんに言われるまで忘れていた。
「だと思った。」そう言うと1着だけだがコーギに服を渡していた。
明日、改めて服を服を買いに行くそうだ。

「部屋割りはコーギ君の居ない間に決めさせてもらいました。
 全員揃った所で、新しい宿舎に入りたいと思います。」
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