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******(ソード)
拓殿の所で働く事が出来るとは有難い。
子供も独り立ちし、妻との2人生活なら今までの貯蓄と退職金で生活は出来るが、
何か仕事はしたいと思っていた所だった。
残念ながら、拓殿は俺達の事は覚えていなかった。
直接の接点は無かったから仕方がないか。
覚えていれば色々と礼を言いたかったが、退団した時点で拓殿達の事を話す事は禁止されているからな。
その分、仕事をしっかりさせて頂く。
しかし、ジーク殿とロウガ殿の剣術は凄かった。
騎士団の兵士達では敵わないだろう。
良い機会だ。俺も鍛錬に励むことにしよう。
その前に、妻に報告して今夜は祝い酒でも飲むか。
******(ルミナス)
何時からか、自分が男だということに違和感を感じる様になっていた。
そんな事を誰にも話す事も出来ずにいたけど、そんな状態に耐えきれず
仲の良い同僚に自分の心は女だと言ったら、次の日から全員から汚物の様な見られ方をした。
それも、店の人とは関係ない人にまで・・・
そんな中、ジャンだけは今まで通り接してくれ、今回の店を手伝わないかと声を掛けてくれた。
ジャンが食べさせてくれたカレーという料理を食べて衝撃を受けた。
こんな食べ物を出す店に、私なんかを誘っても良いのかと思ったけど
「ここのオーナーなら、きっと大丈夫。
逆に、会う時は素の姿で話した方が良い。自分を偽ると、変に疑われるよ。」
そうは言われたけど、怖かった。
ニックさんと先に会う事になり、自分の事を正直に話した。すると
「色々と大変だったでしょう。
そうですね、拓殿と会う時は普段通りの姿で会った方が良いかもしれません。
そうでないと、逆に変に思われてしまうかもしれませんので。」
ジャンと同じ事を言う。
それに、私を気持ち悪がる事も無く普通に受け入れてくれている。
一体、オーナーってどんな人なんだろう。
ジャンにもニックさんにも聞いてみたが、「会ってのお楽しみ」と言われてしまった。
暫くは仮契約と言う事で、寄宿舎の空いている部屋に泊めてもらうことになった。
事情を話し、そのまま女の子の格好で居たが特に偏見を持たれることは無かった。
子供達は「ルミナスおねえちゃん」と呼んでなついてくれた。
ただ、カーンさんは、私とどう接すれば良いのか分からなかったみたいだ。
「あんた、何を戸惑っているんだい。普通に女の子として接すれば良いだけじゃないか。」
「そうなんだけどよ。風呂とかどうするよ。」
「・・・そんなの1人で入れば良いだけじゃないか。」
「そっか、そうだよな。いや、一緒に入ったら問題かと思っちまってな。」
「何を馬鹿な事を言っているんだい。ルミナスちゃんゴメンね。暫くは共同生活だから基本的なルールを決めておこうかね。」
カーンさんの奥さんは赤くなっているカーンさんの背中を叩くと、私が問題なく過ごせるようにと気を使ってくれた。
奥さんは私の事を普通に女の子として扱ってくれ、カーンさんも私との接し方が分かると奥さんと同じ様に女の子として対応してくれた。
今日、拓さんと会った時、本当にこんな子供がオーナーなのかと思った。
そして私が男だと知って驚かれたけど、何の問題も無く受け入れてくれた。
それどころか、誰も私に嫌悪感を抱かないのに驚いた。
私を普通に受け入れてくれた皆の為にも絶対に店は成功させて見せるわ。
「私、頑張るわ。絶対に店を成功させて見せる。」
思わず、大きな声で叫んでしまい周りを見たけど、誰も居なくて良かった。
しかし、ガラさんの言う危険な変わり者って拓さんの事なのかしら?
あの年で、こんなに大きな店を構えるなんて変わっていると言うより凄いと思うけど、危険って何?
拓殿の所で働く事が出来るとは有難い。
子供も独り立ちし、妻との2人生活なら今までの貯蓄と退職金で生活は出来るが、
何か仕事はしたいと思っていた所だった。
残念ながら、拓殿は俺達の事は覚えていなかった。
直接の接点は無かったから仕方がないか。
覚えていれば色々と礼を言いたかったが、退団した時点で拓殿達の事を話す事は禁止されているからな。
その分、仕事をしっかりさせて頂く。
しかし、ジーク殿とロウガ殿の剣術は凄かった。
騎士団の兵士達では敵わないだろう。
良い機会だ。俺も鍛錬に励むことにしよう。
その前に、妻に報告して今夜は祝い酒でも飲むか。
******(ルミナス)
何時からか、自分が男だということに違和感を感じる様になっていた。
そんな事を誰にも話す事も出来ずにいたけど、そんな状態に耐えきれず
仲の良い同僚に自分の心は女だと言ったら、次の日から全員から汚物の様な見られ方をした。
それも、店の人とは関係ない人にまで・・・
そんな中、ジャンだけは今まで通り接してくれ、今回の店を手伝わないかと声を掛けてくれた。
ジャンが食べさせてくれたカレーという料理を食べて衝撃を受けた。
こんな食べ物を出す店に、私なんかを誘っても良いのかと思ったけど
「ここのオーナーなら、きっと大丈夫。
逆に、会う時は素の姿で話した方が良い。自分を偽ると、変に疑われるよ。」
そうは言われたけど、怖かった。
ニックさんと先に会う事になり、自分の事を正直に話した。すると
「色々と大変だったでしょう。
そうですね、拓殿と会う時は普段通りの姿で会った方が良いかもしれません。
そうでないと、逆に変に思われてしまうかもしれませんので。」
ジャンと同じ事を言う。
それに、私を気持ち悪がる事も無く普通に受け入れてくれている。
一体、オーナーってどんな人なんだろう。
ジャンにもニックさんにも聞いてみたが、「会ってのお楽しみ」と言われてしまった。
暫くは仮契約と言う事で、寄宿舎の空いている部屋に泊めてもらうことになった。
事情を話し、そのまま女の子の格好で居たが特に偏見を持たれることは無かった。
子供達は「ルミナスおねえちゃん」と呼んでなついてくれた。
ただ、カーンさんは、私とどう接すれば良いのか分からなかったみたいだ。
「あんた、何を戸惑っているんだい。普通に女の子として接すれば良いだけじゃないか。」
「そうなんだけどよ。風呂とかどうするよ。」
「・・・そんなの1人で入れば良いだけじゃないか。」
「そっか、そうだよな。いや、一緒に入ったら問題かと思っちまってな。」
「何を馬鹿な事を言っているんだい。ルミナスちゃんゴメンね。暫くは共同生活だから基本的なルールを決めておこうかね。」
カーンさんの奥さんは赤くなっているカーンさんの背中を叩くと、私が問題なく過ごせるようにと気を使ってくれた。
奥さんは私の事を普通に女の子として扱ってくれ、カーンさんも私との接し方が分かると奥さんと同じ様に女の子として対応してくれた。
今日、拓さんと会った時、本当にこんな子供がオーナーなのかと思った。
そして私が男だと知って驚かれたけど、何の問題も無く受け入れてくれた。
それどころか、誰も私に嫌悪感を抱かないのに驚いた。
私を普通に受け入れてくれた皆の為にも絶対に店は成功させて見せるわ。
「私、頑張るわ。絶対に店を成功させて見せる。」
思わず、大きな声で叫んでしまい周りを見たけど、誰も居なくて良かった。
しかし、ガラさんの言う危険な変わり者って拓さんの事なのかしら?
あの年で、こんなに大きな店を構えるなんて変わっていると言うより凄いと思うけど、危険って何?
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