異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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570お披露目会1

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お昼近くになり、やっとサリナ姫達が起きてきた。

「こんな時間まで寝てしまってごめんなさい。
 昨夜は部屋のベランダから地下庭園を眺めていたら、つい夜更かしをしてしまって。」
「申し訳ない、我々も寝れずに遅くまで起きてしまっていた。」

それだけ喜んでくれていたのなら、俺としては嬉しい。
クリームのメンバーも初めて泊まった時には、次の日は寝不足だった。
かくいう、俺を含めたOZのメンバーも完成した時には大の字に寝転がり、ずっと起きていた。

昼食を食べながら、これから何をするか考えていると
皆さん、地下室に置いてあった魔道具が気になる様なので、午後からは地下訓練場でお披露目会を開催する事にした。

先ずは、球体の魔道具から
青い球体に魔力を流すと、空間に色とりどりの光の玉が浮かび青い球体の周りを回転し始めた。
光を燈す魔道具と回転する魔道具の組み合わせで、幻想的な空間が出来上がる。

「凄いじゃない。私達、光の世界に入り込んでいるわ。」

浮いた光の玉が自分達の周りを舞う感覚は、本当にサリナ姫が言ってくれた通りの感覚だ。、
同じタイプで、ピンクの桜の花びらに模した光が舞う桜吹雪。
そして、最後に見せるのが

「これも凄いな。光の花が咲いている。」

ヨハン王子が手を伸ばすが、触ることの出来ない光の花。
光っているので分かりづらいが、三角形の組み合わせて作ってある。
この魔道具の最終目的はバーチャルリアリティーの風景だが、この手法では現実的ではない。
変身魔法の応用で何とかならないかと試してみたが、これは自分の周囲に像を描くだけで離れた所に投影することは出来なかった。
そもそも、この変身魔法を魔方陣に描くことすら出来ない。

次に見せるのは床に設置した魔道具から光の玉を発射し、魔道具の杖から出すを闇の玉で打ち消すゲーム。
OZ、アーク、クリームのメンバーでは簡単過ぎてゲームにならなかったのだが

「ちょっと拓ちゃん。光の玉の速度が早過ぎるんじゃない。」

光の玉のスピードを下げ、数を調整すればサリナ姫には丁度良い感じで遊べるみたいだ。
護衛の兵士の方々にも遊んでもらうと、意外と白熱している。

「あれ?もう少し玉のスピードを上げたのを作ろうと考えていたのですが、このままでも、楽しく遊べそうですね。」

俺の周りの人達が、魔力に対する反応が良過ぎたみたいだった。
ヨギ魔道士やバラン将軍、ガゼルス将軍、モーゼスさんやジークフリートさんにも遊んでもらったが、やはり現状のままだと簡単過ぎるみたいだ。

「魔力に対する反応ってこんな感じだったのか。
 一緒にいるメンバーの影響で、俺の感覚がずれていたのかな。」

そんな俺の独り言を聞いた全員から非難が混じった視線が向けられる。
何か変なことを言ったのだろうか?
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