異世界遺跡巡り ~ロマンを求めて異世界冒険~

小狸日

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751最後の作業

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******(サリナ姫)

大量の肉や野菜が用意され、バーベキューが始まった。
拓ちゃんと浩司さんは全員からもみくちゃにされていた。

グリム大魔導士とアスク神官長も食事をしていたが、騎士団はどう対応して良いのか分からず
私とヨハン王子、そしてOZ、クリーム、アークのメンバーと一緒に食事をしている。
OZは2人と普通に話をしているが、クリーム、アークはかなり緊張している。
私もヨハン王子も伝説とも言える人達と話をして緊張してしまうが、2人とも気さくに話しかけてくれるだけでなく私達の事を良く知っている様に思える。

「ヤマト、これもイケるぞ。」
「この先、ヤマトが言っていたレオの料理を食べれるかと思うと嬉しくなる。」

ヤマトはグリム大魔導士とアスク神官長の間に座り、2人から焼けた肉をもらって嬉しそうに食べている。
しかし、この2人は絶世の美男美女だ。
それでいて、恐ろしい程の力も持っているなんて。

******(拓)

食事が終わった所で、俺はOZ、サリナ姫、ヨハン王子、バラン将軍、ガゼルス将軍、クリーム、アーク、ポトリ教授にノアで何が起きたのかを話すことにした。

サリナ姫達を地上に戻した後、再びアースの所へ戻ったが声を掛けても鈍い音が響くだけだった。

「グリム。ノアに脱出用の乗り物が装備されていないか?」
「・・・もしかすると、あれかも知れん。付いて来い。」

オリジナルの知識を使って、グリムが案内した先には、10人程が乗り込めるポットが有った。
全員が中に入ると、俺は目立つ赤いボタンを押す。
すると入って来た入口が閉まり、俺達の乗ったポットはノアを離れ暗闇の中を漂い始めた。

暫くすると地上から光が登りノアへ直撃。
爆発をしながら静止衛星軌道から離れ光と共に宇宙の彼方へと放り出されるのが見えた。
俺とグリムは設置されたパソコンの様な魔道具を動かし、ポットの操作方法を確認していた。
時間はかかったが、何とか操作方法は理解したが、何処に下りれば良いのかが分からない。
何度も惑星の周りを回っていると、急にポットの魔道具が動き始めた。

『地上より、誘導信号が受信されました。自動運転に切り替えますか?

           はい             いいえ                 』

モニターに現れた文字に「はい」を選択した。
俺達はシートに座り、ベルトを装着。
ポットが落ち始めた時にはその加速に恐怖を感じたが、強い衝撃を受ける事も無くポットは湖の上に着水していた。

「地上からの誘導信号って?」
「てっきり、皆がやってくれたんだと思っていたけど違うの?」

サリナ姫が不思議そうに聞くが、俺にも何処から信号が送られてきていたのかを知るすべは無かった。
俺からの説明が終わった所で、今後の話となった。

「我々は明日にでも王都へ戻るが、皆さんも一緒にどうだろうか?」

バラン将軍が提案してきたが

「有難い申し出じゃが、儂等には未だやる事がある。」

グリムが断る。

「遺跡の後始末ですか?」
「それも有るが、ダニエルの腕をそのままにしておく訳にはいかんじゃろう。」

アスクは驚き「グリム殿は、その様な治癒魔法を使えるのか?」思わず聞いてしまう。

「儂の場合は治療というより、作り出すといった所じゃな。
 一人では無理じゃが、アスク殿、拓、浩司が居れば何とかなるじゃろう。
 ギリギリまで魔力を消費するじゃろうから、ここで休んでから帰ることになるな。」

サリナ姫が「それなら安全な場所で行っては如何でしょうか」と言うが、

「既にここに来た冒険者達に知られてしまったが、知っている人間は少ないに越したことは無いじゃろう。
 儂は、このメンバー以外に対応する気は無いからな。」

多分、グリムは転生の魔法陣を使おうとしているのだろう。
俺と浩司、グリムの間で魔力の受け渡しは問題無いし、アスクも魔力同調をすれば良い。
グリムの体は強力な魔力を流しても反動は少ないと言っていたので、確かにこのメンバーなら腕を治すことは可能だ。
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