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752オリジナルについて
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OZ、クリーム、アーク、そしてポトリ教授がここに残り、他の全員は朝早くに王都へと出発した。
「では、ダニエルの腕を治すとしよう。拓、転生の魔法陣を描けるか?」
グリムに言われ、俺は頷く。
「拓が描いた後は、儂を通して魔力を供給する。
アスク殿は魔力同調をして、拓と浩司はそのまま儂に魔力を流してくれ。
他の者は、魔力が漏れない様に結界を張って欲しい。」
グリムの支持の下、全員が配置に付き俺は魔力を使って転生の魔法陣を描いた。
俺が描き終えると、グリムから魔力の供給が行われる。
直ぐにグリムに魔力を送り始めたが、俺、浩司、アスクから大量の魔力を受け顔をしかめたが問題無く魔法陣が発動された。
ダニエルの腕は骨から始まり、肉や血管そして皮膚まで再生され無事に元に戻った。
俺と浩司はガリウム鉱石の腕輪に蓄えた魔力もグリムに送ったが、未だ多少の魔力は残っている。
そしてグリムも額の汗を拭う程度で、問題無く動けている。
「ダニエル。手の状態はどうじゃ。」
ダニエルは再生された手を握り、色々と動かしてみる。
「問題ありません。本当にありがとうございます。」
ダニエルが俺達に向かって頭を下げると、アークのメンバーだけでなくクリーム、OZも頭を下げて礼を言う。
無事に治って良かったのだが、俺には1つ疑問が残った。
「あの魔法陣、こんなに簡単に使えるものなのか?」
自分がオリバー隊長に行った時と比べて余りにも簡単に行き過ぎている。
「何を言っている。儂もアスク殿もお前達も大量の魔力を保有している。
ガリウム鉱石に蓄えた魔力を含めれば上級魔導士100人所の話ではない。
このメンバーだから出来た特別な事じゃ。簡単な訳が有るはずないじゃろう。」
グリムは俺の頭を軽く叩きながら、「良くやった。2人は儂の自慢の弟子じゃ。」と言う。
俺と浩司は思わず喜ぼうとしたが
「吾輩も体を手に入れ、新しい知識も得た。2人を更なる高みへと連れて行ってやろう。
我々で魔法の限界を超えるぞ。」
その喜びは、直ぐに消えてしまった。
大量の魔力を消費したので、数日はここに滞在し休む事にする。
そして、その間は遺跡の調査でポトリ教授の手伝いを行って過ごしていた。
残念ながら転移ゲートは再び開く事は無かった。
装置は動く事も無く、沈黙を保っていた。
残念ながらポトリ教授に新しい発見は無く、明日俺達も王都へ帰る事にした。
その夜、グリムがOZとアスクを他の人達から離れた場所へ連れだした。
「この先、行動を共にさせて貰うのなら、オリジナルについて話しておかねばならないと思う。」
ここに居る全員が気になっていた事だった。
「オリジナルは自分の一部である儂を本へとコピーしたのは知っているな。」
グリムに聞かれ俺達は頷いた。
「あれはコピーではなく魂の分離じゃった。そして魂だけでなく理性や感情なども2つに分かれてしまったのじゃ。」
グリムの生涯の目標は、魔法を極める事。
その為に必要だったのは探求心。
オリジナルには探求心が中心に残り、理性などの多くは本の方へ移されてしまった。
その後オリジナルはアブラムやムーサーに出会い、古の魔法を極めるために仲間になっていた。
「オリジナルは多くの獣人を殺したのか?」
俺は一番気になっていた事を聞いた。
「いや、あくまでも魔法の研究を行っていた。
ただ、獣人の命が奪われることに全く関心がなかったみたいじゃ。
アブラムが行おうとしていたガイヤの門を開くという行為に対し手を貸すことは無かったが、止める事もしなかった。」
全員の沈黙が続く中、エチゴさんが口を開く。
「無関心・・・昔の私の様ですね。ちなみに魂を分離する前のグリムはどうだったのでしょうか?」
「昔の儂か。人間も獣人も関係なかった。気に入れば受け入れるし、気に入らなければ蹴散らしていたな。」
他のメンバーが俺を見るのは何故だ。
「では、ダニエルの腕を治すとしよう。拓、転生の魔法陣を描けるか?」
グリムに言われ、俺は頷く。
「拓が描いた後は、儂を通して魔力を供給する。
アスク殿は魔力同調をして、拓と浩司はそのまま儂に魔力を流してくれ。
他の者は、魔力が漏れない様に結界を張って欲しい。」
グリムの支持の下、全員が配置に付き俺は魔力を使って転生の魔法陣を描いた。
俺が描き終えると、グリムから魔力の供給が行われる。
直ぐにグリムに魔力を送り始めたが、俺、浩司、アスクから大量の魔力を受け顔をしかめたが問題無く魔法陣が発動された。
ダニエルの腕は骨から始まり、肉や血管そして皮膚まで再生され無事に元に戻った。
俺と浩司はガリウム鉱石の腕輪に蓄えた魔力もグリムに送ったが、未だ多少の魔力は残っている。
そしてグリムも額の汗を拭う程度で、問題無く動けている。
「ダニエル。手の状態はどうじゃ。」
ダニエルは再生された手を握り、色々と動かしてみる。
「問題ありません。本当にありがとうございます。」
ダニエルが俺達に向かって頭を下げると、アークのメンバーだけでなくクリーム、OZも頭を下げて礼を言う。
無事に治って良かったのだが、俺には1つ疑問が残った。
「あの魔法陣、こんなに簡単に使えるものなのか?」
自分がオリバー隊長に行った時と比べて余りにも簡単に行き過ぎている。
「何を言っている。儂もアスク殿もお前達も大量の魔力を保有している。
ガリウム鉱石に蓄えた魔力を含めれば上級魔導士100人所の話ではない。
このメンバーだから出来た特別な事じゃ。簡単な訳が有るはずないじゃろう。」
グリムは俺の頭を軽く叩きながら、「良くやった。2人は儂の自慢の弟子じゃ。」と言う。
俺と浩司は思わず喜ぼうとしたが
「吾輩も体を手に入れ、新しい知識も得た。2人を更なる高みへと連れて行ってやろう。
我々で魔法の限界を超えるぞ。」
その喜びは、直ぐに消えてしまった。
大量の魔力を消費したので、数日はここに滞在し休む事にする。
そして、その間は遺跡の調査でポトリ教授の手伝いを行って過ごしていた。
残念ながら転移ゲートは再び開く事は無かった。
装置は動く事も無く、沈黙を保っていた。
残念ながらポトリ教授に新しい発見は無く、明日俺達も王都へ帰る事にした。
その夜、グリムがOZとアスクを他の人達から離れた場所へ連れだした。
「この先、行動を共にさせて貰うのなら、オリジナルについて話しておかねばならないと思う。」
ここに居る全員が気になっていた事だった。
「オリジナルは自分の一部である儂を本へとコピーしたのは知っているな。」
グリムに聞かれ俺達は頷いた。
「あれはコピーではなく魂の分離じゃった。そして魂だけでなく理性や感情なども2つに分かれてしまったのじゃ。」
グリムの生涯の目標は、魔法を極める事。
その為に必要だったのは探求心。
オリジナルには探求心が中心に残り、理性などの多くは本の方へ移されてしまった。
その後オリジナルはアブラムやムーサーに出会い、古の魔法を極めるために仲間になっていた。
「オリジナルは多くの獣人を殺したのか?」
俺は一番気になっていた事を聞いた。
「いや、あくまでも魔法の研究を行っていた。
ただ、獣人の命が奪われることに全く関心がなかったみたいじゃ。
アブラムが行おうとしていたガイヤの門を開くという行為に対し手を貸すことは無かったが、止める事もしなかった。」
全員の沈黙が続く中、エチゴさんが口を開く。
「無関心・・・昔の私の様ですね。ちなみに魂を分離する前のグリムはどうだったのでしょうか?」
「昔の儂か。人間も獣人も関係なかった。気に入れば受け入れるし、気に入らなければ蹴散らしていたな。」
他のメンバーが俺を見るのは何故だ。
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