6 / 13
Chapter.1 女神と旅を始めるそうです。
登場人物紹介①
しおりを挟む◆ 主人公:纐纈五月(はなぶさ・さつき)
【容姿】
ごく普通の高校生男子。身長は172cm、平均より少し高い程度。黒髪で、いわゆる「モブ顔」。一見して覚えられにくい容姿のため、クラスでも影が薄い存在だった。死んで転生した異世界でも、見た目に大きな変化はなく、髪や瞳の色も黒のまま。そのため、周囲から「どこにでもいる一般人」にしか見られない。だが、その「凡庸さ」は逆に異世界では目立ちにくいという利点でもある。
【口調】
現代日本の男子高校生そのまま。やや投げやりで、軽口が多い。女神イリスに対しても敬語を使わず、むしろツッコミ役に回ることが多い。面倒事を嫌がる割には好奇心は人一倍で、調子に乗りやすく騙されやすい。
【性格】
・基本スタンスは「めんどくさいから関わりたくない」。
・だが根っこはお人好しで、困っている人を見ると放っておけない。
・異性に免疫がなく、女神やイリス化身のような美女に対しては挙動不審。特に「童貞卒業」という欲望を隠そうともしない。
・本来ならただの一般人だが、「コンティニュー」というチート級能力を持つため、死んでも諦めないどころか「死んでもいいや」という気楽さを身につけてしまう。
【能力】
・固有スキル『コンティニュー』
死ぬと直前の「記録点」からやり直すことができる。記録点は無意識に設定されることもあれば、意図的に「ここ!」と強く念じることで刻まれることもある。
副次効果として「ホームワールドとアナザーワールドを行き来する」ことが可能。
戦闘力は皆無だが、死に戻りによる情報収集能力は極めて高い。
・剣や魔法の才能は並以下。チート能力以外は完全に凡人。
◆ 女神イリスの化身
【容姿】
本体である女神イリスは、長い銀髪と透き通るような蒼い瞳を持つ、神話的美貌を備えたS級美女。その「化身」は彼女の力を削ぎ落とし、肉体に収め直した存在であり、外見は20歳前後の女性。
化身は女神本体よりも少し日焼けした健康的な肌色をしており、身体つきも細身ながら筋肉がしなやかに通っている。
白銀の髪は肩口までのショートに変わり、青い瞳もやや鋭さを帯び、まるで戦場を駆ける騎士のような印象を与える。
衣装は露出の少ない黒銀の軽鎧を基調にした装いで、常に剣を腰に下げている。全体的に清楚で凛々しい雰囲気を纏い、本体の妖艶さよりも「聖騎士感」が強調されている。
【口調】
本体のイリスが柔らかく女神らしい口調なのに対し、化身はやや男勝り。
「~だな」「~するぞ」「バカかお前は」など、サバサバした言い回しが多い。
ただし内心は非常に真面目で、責任感が強い。
【性格】
・根っこは生真面目で清廉。
・「化身として主人公を導く」という使命感を強く持っており、少しでも逸脱すれば説教を飛ばす。
・本体のイリスと違い、異性関係には非常に厳格で、貞操観念も強固。サツキが不用意にセクハラ発言をすれば即座に拳骨や剣の峰で制裁する。
・ただしその「男前すぎる」性格のせいで、周囲の男からは恋愛対象ではなく「仲間」「戦友」と見られがち。本人はそれを気にしていないが、実はわずかにコンプレックス。
・サツキの「童貞卒業したい!」という欲望には呆れ果てつつも、「だからこそ監視が必要」と割り切り、常に彼のそばにいる。
【能力】
・女神の力を分け与えられた存在であり、戦闘能力は人間離れしている。
・主武器は「聖剣レオニス(仮称)」。神性の加護を帯び、魔神族の眷属を祓う力を持つ。
・防御魔法に特化しており、結界を張る・仲間を守るといった支援型スキルが豊富。
・本体ほどの万能性はなく、あくまで「聖騎士」としての能力に限定されている。
◆ 二人の関係性
サツキにとってイリスの化身は「旅ガイド兼ボディーガード」。
彼が無茶をすればすぐに止め、堕落すれば説教し、調子に乗れば鉄拳制裁を加える。
一方でサツキは彼女の凛々しさを「カッコいい」と思いつつも、同時に「女神さんの色気はどこいった!?」と不満に思う。
化身の方も「本体があんなだから警戒されるのは仕方ない」と分かりつつ、心のどこかで「自分はあの女神の“影”に過ぎない」という複雑な思いを抱えている。
物語が進むにつれて、サツキは「ただの童貞卒業目的」から一歩踏み出し、この化身の存在を頼りにし、本当の意味での“パートナー”として絆を築いていく。
0
あなたにおすすめの小説
狙って追放された創聖魔法使いは異世界を謳歌する
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーから追放される~異世界転生前の記憶が戻ったのにこのままいいように使われてたまるか!
【第15回ファンタジー小説大賞の爽快バトル賞を受賞しました】
ここは異世界エールドラド。その中の国家の1つ⋯⋯グランドダイン帝国の首都シュバルツバイン。
主人公リックはグランドダイン帝国子爵家の次男であり、回復、支援を主とする補助魔法の使い手で勇者パーティーの一員だった。
そんな中グランドダイン帝国の第二皇子で勇者のハインツに公衆の面前で宣言される。
「リック⋯⋯お前は勇者パーティーから追放する」
その言葉にリックは絶望し地面に膝を着く。
「もう2度と俺達の前に現れるな」
そう言って勇者パーティーはリックの前から去っていった。
それを見ていた周囲の人達もリックに声をかけるわけでもなく、1人2人と消えていく。
そしてこの場に誰もいなくなった時リックは⋯⋯笑っていた。
「記憶が戻った今、あんなワガママ皇子には従っていられない。俺はこれからこの異世界を謳歌するぞ」
そう⋯⋯リックは以前生きていた前世の記憶があり、女神の力で異世界転生した者だった。
これは狙って勇者パーティーから追放され、前世の記憶と女神から貰った力を使って無双するリックのドタバタハーレム物語である。
*他サイトにも掲載しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる