135 / 210
まだ、未成年なんですが?
第134話
しおりを挟むシュゥゥゥゥゥゥ
え、何!?
後ろを振り返ると、カーティスの体から白い煙が上がっていた。
「回復してんだよ。知ってるだろ?天使は“不死身”だって」
知ってるけど、上半身が無くなっても生き返るんだ
すごいね…
っていうか、これってルール的に大丈夫なの??
勝敗を決めるルールは、“戦闘不能になるかどうか”だ。
ただ、過剰な攻撃は失格に該当することがあるらしい。
これってどう見ても「過剰」だと思うんだけど…
「大丈夫大丈夫。天使の体を甘く見んな」
カーティスの体はみるみる回復していった。
まるで、何もないところから物体が泡立ってきているみたいだった。
ブクブクと細かい粒子が膨れ上がり、消失したはずの肉体が繋ぎ合わさっていく。
『超速再生』
天使特有の固有ステータスだ。
周りの環境を支配している物質の原子力を利用し、自らの肉体を修復する。
言葉で言うのは簡単だが、よくよく考えると化け物だな…
「回復速度」には魔力が必要だけど、回復“そのもの”には魔力は必要ない。
原理はよくわからない。
天使の肉体は『天界の管轄』にある。
そのことが関係しているみたいだった。
属性や特性、肉体の修復性能を持つ「構造」としては。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
4
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる