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まだ、未成年なんですが?

第142話

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 「さーて、ほんじゃ行きますか!」


 カレーを堪能した私たちは、意気揚々とお店を出た。

 目的地は中区。

 中川区の隣の区だ。

 チャットポッドに連絡が来ていたみたいだった。

 今回合同で調査をする偵察隊の人たちからだ。

 『ファイヤーアロー』

 チーム名は、そう書いてあった。


 ダンッ


 高層ビル群の屋上へとジャンプする。

 真琴先輩も深雪先輩も、人目なんて気にしていない様子だった。

 2人はレプリカを脱ぎ捨て、“武装”する。

 地上で天使の姿になるのは、基本的には禁止されている。

 ただ、管制塔の一部の機能が働いている時は、一時的にその制限が緩和される。

 現在はソルダードの出現によって臨戦態勢が敷かれていた。

 中川区や中区だけでなく、他の区もそうだ。

 名古屋市全域が、全力で捜査に当たっていた。


 「ヒィィィィッ」


 ビルとビルの合間を跳ぶ。

 私は真琴先輩におぶってもらって、ひたすらに目を瞑っていた。

 夏木先輩といい真琴先輩といい、正規のルートで行こうとは思わないのかな??

 ビルの上は人が通るところじゃないよ!?

 …ああ、まあ、私たちは「天使」だけれども
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