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禁断の恋

第8話

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 …なっ


 待て待て待て!


 別に話を聞かないって言ってるわけじゃないじゃん

 理屈的におかしいなって思っただけで…


 「たこパという企画を作ったのは私らだし」

 「ってか、先生とどういう関係??なんで空手部と…」

 「説明してあげてもいいけど、返事は?」

 「返事…?」

 「手伝う??」


 …コイツ

 急に態度が変わりやがった

 いや、まあ、別に手伝ってやらんこともないが、やけに必死だな

 そんなとんでもないものを見たのか?

 ここらへんには、そんな「化け物」はいないはずだが


 「手伝ってくれたら全部話す」

 「…うーーーーん」

 「ちなみにこれから先生に会いに行く」

 「!?なぜ??」

 「ついてくればわかるよ」


 ヒロはそう言いながら、自転車を漕いでくれとせがんできた。

 目的地までは徒歩だと少し遠いらしい。

 ヒロの言ってることがよくわからなかった。

 なんで先生に会いに行くのか。

 一体「何」を見たのか。

 ついてくればわかると言う。

 そんな胡散臭い言葉を信じるわけにもいかなかった。

 本来だったら断っただろう。

 どうせ、ろくでもないことだろうから


 …だけど、先生に会いにいく、って…


 やましいことを考えてるわけじゃないぞ??別に!

 俺はただ、コイツがどうしてもって言うから
 
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