いつか会えることを願って

瑠渡

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えっ?11番。。。「そんなっ」

このカマラン国の生徒の知能水準が高く、留学生として恥ずかしくなってしまった。
寮へ帰ったら早速勉強しなければカラマン国の生徒にはついていけないかもしれない。
そう思っていたら

「なんだ、留学生だからどれだけ優秀かと思ったら大したことなかったわね」「ほんとっ、あれで留学させてくるなんて」「シノン様も隣の席でおかわいそう」と、クラスの女子がヒソヒソ話している声が聞こえてきた。

「やめなさい!まだ留学してきたばかりのシェリー様になんて酷い!
貴女達なんてずっと下の成績でしょう」そう、シノン様が呈して下さいました。
私はこんな事を言われてしまった事にショックだった。そして、こんな成績しか取れなかった私のせいで、シノン様に迷惑をかけた事に、恥じてしまいました。

「シノン様、ほんとに申し訳ありません。」

「いいえ、あの方達は嫉妬から言ってるのです。このクラスの男子生徒もそうですが学校中でシェリー様の話題が凄いものだから。
貴女はわからないのかも知れませんが、とても品のある美貌の持ち主です。嫉妬されても仕方ないかもしれませんね」フフフッ

「シノン様に迷惑かけたのは確かです。私、今度はもっと良い成績を取るように勉強頑張ります。そうじゃないと、祖国に迷惑な話しになってしまいますから」
そう答えながら、非難されるようなことを言われたのは初めての経験で、心臓がドキドキして手が震える感覚だった。
どうしよう怖い。涙が出そう。
逃げ帰りたいが身体が鉛のようで動かない。人の言葉はどれほど刃物になるか良くわかった。


それから私は必死に勉強した。フーミリア様の生家とかそんな事ばかり考えていた私は心改め、何のための留学なのか?を肝に銘じ勉学に励んだ。
その間には、言われていた通り男子生徒の誘惑は沢山あったが、「私は留学生として勉強に励みたいです」
と全て断りながら、あっという間に1年を過ごした。
学期最後には成績も上がり五番で2年生を終えた。
最初は、ヒソヒソ悪口も言われたが、今ではそんな方もいなくなり、
静かに留学期間を過ごせている。




そんな中、マリア様がいよいよ婚礼のために我が国へ行かれる日が近づいた。
それに合わせて、イリオス殿下がマリア様を迎えに来ることになり、私は今、王宮の玄関の所で貴族、王宮職員たちと並んで到着を待っている。


到着されたイリオス殿下は、青年の顔つきになり、男性なのに何故こんなに美しいのか?と思わせる美貌だった。
私の前に来た殿下は「シェリー、久しぶりに会えたね。また一段と美しくなり、恋でもしてるのかい?妬けちゃうね」
こんなに素敵な青年になっても、いつもの殿下だわ。
「お久しぶりでございます。しっかり祖国に恥じないよう毎日勉強しております。ですが、優秀な方達が多く、なかなか良い成績が取れなく恥じております」

「シェリー、そんな事を気にせず留学は楽しんで過ごさないとね。
あまり力を入れず残り楽しく過ごして帰ってきてほしい。じゃあ、また後でね」
ありがたい言葉に、胸がいっぱいになった。
イリオス殿下がカラマン国にいる間、何回かお茶に誘われ楽しく過ごさせてもらった。
マリア王女様も必ず一緒に過ごし、イリオス殿下と絆を深めておられた。

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