いつか会えることを願って

瑠渡

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イリオス殿下がカラマン国にいる間、何回かお茶に誘われ楽しく過ごさせてもらった。
マリア王女様も必ず一緒に過ごし、イリオス殿下と絆を深めておられた。

イリオス殿下が、マリア王女様を迎えに来たことは、今の民の1番の感心であり、マリア王女様が一目惚れしただけある美貌の殿下と、国中大騒ぎだ。
イリオス殿下とマリア王女様の姿絵が街中に飾ってあるらしい。

親交を深めたお二人は、婚礼のために笑顔でユング国へ。
「シェリー、帰って来たら話そう」
「シェリー様、結婚式に是非出席してね」そう、私に声かけて下さった。


その時の私は知らない話だが、マリア王女様はイリオス殿下へ「イリオス様は、シェリー様を……お好きなのですか?私のこの想いは重いと思われるかもしれませんが、どうかイリオス様の側で過ごさせてください」と、イリオス殿下に伝えたそうだ。
イリオス殿下は「確かにシェリーの事をずっと好きだった。だがシェリーには振り向いてもらえなかった。今はそれで良かったと思っている。何故なら、こんな僕を想ってくれる素敵な人に巡り会えたのだから」と、伝えたそうだ。
マリア王女様は、涙し「ずっと殿下をお支えしてみせます」
と、言われたそうだ。
これは10年後くらいに、国王陛下、妃殿下になられた2人から笑いながら教えてもらった。


    
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