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現実は
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俺は、後悔か?
何でこんなに、リナの事が頭に浮かぶのだろう?
もう10年も経つのに。
ルース、リナにそっくりなルースに会いたい。
会ってくれるだろうか?
今さらだよな。
ルースの知ってそうな友達に聞いたら、ルースはとても勉強ができる子だったらしく、今は王室で働いていて、側近候補でとても優秀らしい。
リナに似たようだ。まぁ、私も学生の頃は、学年トップの成績だっから、私にも似たのかもしれないが。
「ルース?ルース、元気だったか?」
「!!!」
「父さんですか?」
「お久しぶりです。ご家族はお元気ですか?」
「……あぁ……すまんな。お前も小さかったのに」
「いえ、私はもう学生でしたし、家を出るのは、母との約束でしたから。」
「リナと?」
「はい。お父さんを幸せにしてあげて欲しい。私達から解放してあげましょうね。が、私が邸に帰ると必ず亡くなる最期の方は、そう言っておりました。」
「リナが?」
「何をされているのか、わかっておりましたよ。でも、母は恨むわけでもなく、父さんに笑顔だったと思います。
……そうですね……何故母が、父さんに愛人?んーっ、今となっては………どちらが父さんにとって愛人なのかわかりませんが、何故知ったか知りたいですか?」
「………………。」
「母がね、とても身体が軽い日があったそうです。歩けるわ!と、父さんに会いに執務室まで、脅かそうと、そぉ~っと歩いて行ったそうです。そしたら、中から女の人の声がして、覗いたらしいですよ。父さんと、アンナさんが抱き合って「愛してるよ。早く一緒になりたい」と、伝えあっていたそうです。2人の逢瀬を見てしまって、その時に気がついたらしいですよ。
2人は別れてなんかいなかった。
自分が死ぬのを待ってるらしい。とね。」
「でも、何故?、学生の頃から私の側に来たんだ?知ってたのか?と考え、探偵を雇い調べたらしいです。それで、自分への復讐なんだと名前も違うんだとわかったらしいです。僕はね、警察に通報しようと思いました。でも止められたんです。自分は幸せだったから、今でも父さんを愛しているから、父さんのこれからの幸せを奪わないで。って。
だから、母さんの言うとおりにします。僕にはもう会いに来ないでください。父さんの幸せを祈っています。さようなら。」
そう言いながら、ルースは去っていった。
俺は何故にこんな事をしたのだろう?
息子から母を奪い、リナからは、リナの人生全てを奪いたかった。
リナ、俺はお前を殺した。
だが今は、リナの幸せを、残りの人生を奪ったことが、心のしこりとなってしまった。
私は、アンナに内緒で家を購入した。そして、アンナに沢山の支度金を持たそうと考えた。ジェットには、申し訳ないが、ここを継がせるわけにはいかなくなった。元々は継ぐはずのない領地だし。
アンナに、わかってもらおうと話したが、怒って聞いてくれなかった。
だから、離縁を申し込んだ。
嫌われても良い、何回も伝えたら、離縁して、ジェットと新しい家にいってくれた。
ジェットには、睨まれた。
私は、リナもアンナも幸せにはできなかったらしい。
俺は1人になってから、毎日自分の食事にリナと同じ物(枯渇薬)を入れて食べた。これは、だるい。動くのがやっとになってきた。
ある時から寝たきりになったが、スープに入れて飲んでいた。薬を全部使い終わった。証拠になるような物は、何もわかっていないメイドが、ゴミと一緒に捨ててくれた。
元々、薬はリナと私の分を用意してあったのだ。
ふっ。将来、私がこういう気持ちになると、わかっていたのかもしれないなぁ。
リナ、もうすぐ私もそちらへ行くよ。でも、会ってはくれないだろうね。
これからの為にルースに手紙を書いておく。
何でこんなに、リナの事が頭に浮かぶのだろう?
もう10年も経つのに。
ルース、リナにそっくりなルースに会いたい。
会ってくれるだろうか?
今さらだよな。
ルースの知ってそうな友達に聞いたら、ルースはとても勉強ができる子だったらしく、今は王室で働いていて、側近候補でとても優秀らしい。
リナに似たようだ。まぁ、私も学生の頃は、学年トップの成績だっから、私にも似たのかもしれないが。
「ルース?ルース、元気だったか?」
「!!!」
「父さんですか?」
「お久しぶりです。ご家族はお元気ですか?」
「……あぁ……すまんな。お前も小さかったのに」
「いえ、私はもう学生でしたし、家を出るのは、母との約束でしたから。」
「リナと?」
「はい。お父さんを幸せにしてあげて欲しい。私達から解放してあげましょうね。が、私が邸に帰ると必ず亡くなる最期の方は、そう言っておりました。」
「リナが?」
「何をされているのか、わかっておりましたよ。でも、母は恨むわけでもなく、父さんに笑顔だったと思います。
……そうですね……何故母が、父さんに愛人?んーっ、今となっては………どちらが父さんにとって愛人なのかわかりませんが、何故知ったか知りたいですか?」
「………………。」
「母がね、とても身体が軽い日があったそうです。歩けるわ!と、父さんに会いに執務室まで、脅かそうと、そぉ~っと歩いて行ったそうです。そしたら、中から女の人の声がして、覗いたらしいですよ。父さんと、アンナさんが抱き合って「愛してるよ。早く一緒になりたい」と、伝えあっていたそうです。2人の逢瀬を見てしまって、その時に気がついたらしいですよ。
2人は別れてなんかいなかった。
自分が死ぬのを待ってるらしい。とね。」
「でも、何故?、学生の頃から私の側に来たんだ?知ってたのか?と考え、探偵を雇い調べたらしいです。それで、自分への復讐なんだと名前も違うんだとわかったらしいです。僕はね、警察に通報しようと思いました。でも止められたんです。自分は幸せだったから、今でも父さんを愛しているから、父さんのこれからの幸せを奪わないで。って。
だから、母さんの言うとおりにします。僕にはもう会いに来ないでください。父さんの幸せを祈っています。さようなら。」
そう言いながら、ルースは去っていった。
俺は何故にこんな事をしたのだろう?
息子から母を奪い、リナからは、リナの人生全てを奪いたかった。
リナ、俺はお前を殺した。
だが今は、リナの幸せを、残りの人生を奪ったことが、心のしこりとなってしまった。
私は、アンナに内緒で家を購入した。そして、アンナに沢山の支度金を持たそうと考えた。ジェットには、申し訳ないが、ここを継がせるわけにはいかなくなった。元々は継ぐはずのない領地だし。
アンナに、わかってもらおうと話したが、怒って聞いてくれなかった。
だから、離縁を申し込んだ。
嫌われても良い、何回も伝えたら、離縁して、ジェットと新しい家にいってくれた。
ジェットには、睨まれた。
私は、リナもアンナも幸せにはできなかったらしい。
俺は1人になってから、毎日自分の食事にリナと同じ物(枯渇薬)を入れて食べた。これは、だるい。動くのがやっとになってきた。
ある時から寝たきりになったが、スープに入れて飲んでいた。薬を全部使い終わった。証拠になるような物は、何もわかっていないメイドが、ゴミと一緒に捨ててくれた。
元々、薬はリナと私の分を用意してあったのだ。
ふっ。将来、私がこういう気持ちになると、わかっていたのかもしれないなぁ。
リナ、もうすぐ私もそちらへ行くよ。でも、会ってはくれないだろうね。
これからの為にルースに手紙を書いておく。
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