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第16話 串焼きを食べよう
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なんかごちゃごちゃ言われたけどハルと同じ木のプレートをふんだくってFランクからスタートすることになったのでお昼を食べようと急ぎ足で串焼き屋に向かうことにした。
ギルドマスターが「あとでまた来い」と言われたが断ると依頼扱いされて前払いでお金をくれたのだ。
「冒険者っていいな!」
と言うとハルが「違うと思うぞ」と眉をへの字に曲げた顔で見てくる。
アサンも苦笑していたが「奢らなくていいの?」と言ったら「行こう行こう」とボクを連れ出したのだ。
串焼き屋はこの昼前時間が大忙しでいい匂いが歩いて向かう途中から漂ってくる。
「種類はタレと前に食べた海塩だっけ?」
「そうそう、他にもあったけどなんだっけなー」
「メニューとかどっかにあるんじゃない?この前は店先で注文しちゃったからさ、中に入ろうよ」
「俺も店の中入ったことないや」
「おじさんの付き添いだもんな、いいじゃんいいじゃん!たくさん食べようぜ?」
銅貨の袋をジャラジャラさせながら店の前まで来た。
ちょうど店の中から外に出る人とばったりあってビックリする。
「あー!あの時のお姉さん!」
「??…あぁ!あの時の生意気な子!」
「奢る?」
「え?あ、そうか。いいの??」
「ふっふっふー」
銅貨袋をこれ見よがしにジャラジャラさせる。
「なになに~?金貨?」
「違うよ。銅貨!さっきもらったんだ~」
「なぁんだ。誰からもらったの?お母さん?」
「なんでよ。そこのギルドマスターにもらったよ、また来いって~」
「ゼラ様こちらのお方は?」
「誰~??」
「父さんの下着が盗まれちゃってさ。それを取り戻してくれた人だよ、名前はー…??」
「リターナよ、私はリターナ」
「ありがとう。リターナさん、父さんの下着をお礼にあげようとしたら断られちゃったんだよね。それでいつか奢れって言われてて」
「ゼラ、親父の下着あげようとしたのか…」
「ア、アサン・ルイスです。Eランク冒険者です」
「あ、ハロルドって言います。ランクは…Fです」
「ボクはゼラ!ハルと同じFランク冒険者です」
自己紹介を終えると店に入る。
リターナさんは納品で来ていただけらしい。
個室が空いてるって事でそこへ全員で移動。水だけ渡されたがもちろんボクらには充分なので。
「じゃあ祝ダンジョン探検というわけで!」
「「「 乾杯! 」」」
「なんなのそれ??」
事の経緯を話しながら串焼きのメニューを凝視する。
もちろんアサンが読み上げてくれるがどんな味か分からないからハルと食べた事のある串焼きをまず頼んだ。
「じゃあ私はね~」
メニュー表を見ながらしばらく見てると「同じのでいいわ」とメニュー表を閉じる。
焼きたての串焼きの束がそこにあってそれぞれ齧り付く。
飲み物は大人が飲むエールがあるらしい。それを頼まなくていいのか聞くと「なんで子供らと酒飲むのよ」と苦笑された。
アサンはずっとメニューと睨めっこしている。
声をかけると次回ホルン様が来たら何を薦めるか模索していたそうだ。全種類食う気か??!
「そんな入らないよ」と不敵に笑うが足が出たら自腹だぞと釘を刺しておいた。
ハルはタレにチャレンジして熱々のタレが指に垂れて唸っていた。
「冒険者ってことは何階まで行く気なの?」
リターナさんはボクの頭を撫でて質問してくる。
…食べにくい。
「前情報ないよな?」
「あはは、前情報ってなに?ダンジョンの資料とか見てないの?」
「「「 見てない 」」」
「ぁぁ、だからまた来いって言われたんじゃない?」
1階の奥まで行ったこと伝えたけど意味がないって一蹴。
リターナさんは5階層で攻略を目指してるそうだ。
すごいなぁ。……あれ?
「というとリターナさんは冒険者?」
「でしょうね」
「強そうな人だもんな」
ありゃ?全然分からなかったよ。
「今私はBランクだからね。結構強いのよ~」
えっへんと無い胸を強調している。
めっちゃ睨んでるけどなんだろ?
「なんか言った??」
「いえ?何も?」
「リターナさんって武器何を使ってるんだろうって……アサンが言ってました」
「言ってないよ」
「人に振るなゼラ」
「武器はレイピアよ?細い剣って言えばいいかしら、軽いから扱いやすいの。対人だと大変だけどね」
「対人?」
「そうそう、細いから折れやすいのよ。両手剣とかへし折ろうとしてくるから苦手だわ~」
ため息混じりで話し始める。
ボクは今までハルの木剣とハルのおじさん達が持ってるロングソードと言われてるかっこいい剣しか知らない。
ギルドマスターは…除外で。
「どれくらい細いの?」
「はいはい、今度ね。街中の依頼だと荷物になるから持ってきてないのよ」
両手を広げて「ないよ」アピールするリターナさん。
すぐ串焼き食べてたけどそれ何本目?!
「ハルのそれ何?」
「え?ここのこれだ。奢りなら違うの食べたいじゃんな?うめぇぞ」
アサンに「焼き肉丼かな?」と言われてごくり。
おのれ、さすがに何度も来てることあるな。
「アサン、頼もうぜ」
「ぉ?いいの?じゃあ」
途中から串焼きを食べ尽くしたリターナさんも参加して丼ものをお願いして腹一杯食べた。
店を出てダンジョンへそのまま行こうとするボクらにリターナさんが肩を叩く。
「ちょっと!資料見てから行くんでしょ?」
「「 あぁ 」」
「忘れてたな」
「串焼きのほかも食べたし、このお姉さんが教育係やってあげるわ。ついてきなさい」
「「「 ははぁー 」」」
「ちょ!恥ずかしい!!」
3人でお辞儀をしたら周囲の目があったらしく大慌てで近づくリターナさん。かわいいなぁ。
・
・・
・・・
そんなこんなで冒険者ギルド。
「あ、あの子!」
「伝えてくるわ」
受付の人が連携して動く。最初に声をかけた人が近づき階段を上がるようにと言われる。
ガシッとリターナさんの腕を掴んで道連れにする。
「教育係でしょ?!」
「ほら、先頭へ」
「え?なんなの?アンタ達何したの?!」
3人に押されギルドマスターの部屋に入る。
リターナさんは何が何やら分からないのに目の前にはあのおっさんが座っていた。
「こんにちは~」
「来ました」
「お金ありがとう!串焼きたくさん食べたよ」
「おぅ、そうか。リターナはどうした?お前まで」
「私はこの子らに押されて……」
「「「 教育係 」」」
「ほぉ」
「言ったけど、言ったけど何?!」
「ちょうどいいや、リターナ悪いがそれをお願いしてぇんだ。こいつら資料も見ないで走っていきやがって!」
「ちょうどその資料見に戻ってきたところよ?お昼奢ってもらってね」
「期待の新人ってわけだからよ。リターナ、頼むな」
「はいはい、依頼ってことでいいのよね?」
「ん?自主的じゃないのか?」
「え?お金ないの?」
「教育費ってんならこいつらに払ってもらえ、たぶん黒字だ」
「へぇ、かってるわね」
「まぁな、さて。お前ら3人はこのリターナが教育する。ダンジョンや魔物を知って最低限死ぬな。分かったな?」
「「「 おうー 」」」
「じゃあ話は以上だ」
「失礼しましたぁ」
「「 またぁ 」」
部屋を出てすぐ隣にある資料と書かれた部屋へ入る。
薄暗く陽が入ってこない。
「まずはダンジョンの常識からね――」
リターナさんの授業がスタートする。
ただの読み上げとも言うけど。
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次回もお楽しみに!
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アサンも苦笑していたが「奢らなくていいの?」と言ったら「行こう行こう」とボクを連れ出したのだ。
串焼き屋はこの昼前時間が大忙しでいい匂いが歩いて向かう途中から漂ってくる。
「種類はタレと前に食べた海塩だっけ?」
「そうそう、他にもあったけどなんだっけなー」
「メニューとかどっかにあるんじゃない?この前は店先で注文しちゃったからさ、中に入ろうよ」
「俺も店の中入ったことないや」
「おじさんの付き添いだもんな、いいじゃんいいじゃん!たくさん食べようぜ?」
銅貨の袋をジャラジャラさせながら店の前まで来た。
ちょうど店の中から外に出る人とばったりあってビックリする。
「あー!あの時のお姉さん!」
「??…あぁ!あの時の生意気な子!」
「奢る?」
「え?あ、そうか。いいの??」
「ふっふっふー」
銅貨袋をこれ見よがしにジャラジャラさせる。
「なになに~?金貨?」
「違うよ。銅貨!さっきもらったんだ~」
「なぁんだ。誰からもらったの?お母さん?」
「なんでよ。そこのギルドマスターにもらったよ、また来いって~」
「ゼラ様こちらのお方は?」
「誰~??」
「父さんの下着が盗まれちゃってさ。それを取り戻してくれた人だよ、名前はー…??」
「リターナよ、私はリターナ」
「ありがとう。リターナさん、父さんの下着をお礼にあげようとしたら断られちゃったんだよね。それでいつか奢れって言われてて」
「ゼラ、親父の下着あげようとしたのか…」
「ア、アサン・ルイスです。Eランク冒険者です」
「あ、ハロルドって言います。ランクは…Fです」
「ボクはゼラ!ハルと同じFランク冒険者です」
自己紹介を終えると店に入る。
リターナさんは納品で来ていただけらしい。
個室が空いてるって事でそこへ全員で移動。水だけ渡されたがもちろんボクらには充分なので。
「じゃあ祝ダンジョン探検というわけで!」
「「「 乾杯! 」」」
「なんなのそれ??」
事の経緯を話しながら串焼きのメニューを凝視する。
もちろんアサンが読み上げてくれるがどんな味か分からないからハルと食べた事のある串焼きをまず頼んだ。
「じゃあ私はね~」
メニュー表を見ながらしばらく見てると「同じのでいいわ」とメニュー表を閉じる。
焼きたての串焼きの束がそこにあってそれぞれ齧り付く。
飲み物は大人が飲むエールがあるらしい。それを頼まなくていいのか聞くと「なんで子供らと酒飲むのよ」と苦笑された。
アサンはずっとメニューと睨めっこしている。
声をかけると次回ホルン様が来たら何を薦めるか模索していたそうだ。全種類食う気か??!
「そんな入らないよ」と不敵に笑うが足が出たら自腹だぞと釘を刺しておいた。
ハルはタレにチャレンジして熱々のタレが指に垂れて唸っていた。
「冒険者ってことは何階まで行く気なの?」
リターナさんはボクの頭を撫でて質問してくる。
…食べにくい。
「前情報ないよな?」
「あはは、前情報ってなに?ダンジョンの資料とか見てないの?」
「「「 見てない 」」」
「ぁぁ、だからまた来いって言われたんじゃない?」
1階の奥まで行ったこと伝えたけど意味がないって一蹴。
リターナさんは5階層で攻略を目指してるそうだ。
すごいなぁ。……あれ?
「というとリターナさんは冒険者?」
「でしょうね」
「強そうな人だもんな」
ありゃ?全然分からなかったよ。
「今私はBランクだからね。結構強いのよ~」
えっへんと無い胸を強調している。
めっちゃ睨んでるけどなんだろ?
「なんか言った??」
「いえ?何も?」
「リターナさんって武器何を使ってるんだろうって……アサンが言ってました」
「言ってないよ」
「人に振るなゼラ」
「武器はレイピアよ?細い剣って言えばいいかしら、軽いから扱いやすいの。対人だと大変だけどね」
「対人?」
「そうそう、細いから折れやすいのよ。両手剣とかへし折ろうとしてくるから苦手だわ~」
ため息混じりで話し始める。
ボクは今までハルの木剣とハルのおじさん達が持ってるロングソードと言われてるかっこいい剣しか知らない。
ギルドマスターは…除外で。
「どれくらい細いの?」
「はいはい、今度ね。街中の依頼だと荷物になるから持ってきてないのよ」
両手を広げて「ないよ」アピールするリターナさん。
すぐ串焼き食べてたけどそれ何本目?!
「ハルのそれ何?」
「え?ここのこれだ。奢りなら違うの食べたいじゃんな?うめぇぞ」
アサンに「焼き肉丼かな?」と言われてごくり。
おのれ、さすがに何度も来てることあるな。
「アサン、頼もうぜ」
「ぉ?いいの?じゃあ」
途中から串焼きを食べ尽くしたリターナさんも参加して丼ものをお願いして腹一杯食べた。
店を出てダンジョンへそのまま行こうとするボクらにリターナさんが肩を叩く。
「ちょっと!資料見てから行くんでしょ?」
「「 あぁ 」」
「忘れてたな」
「串焼きのほかも食べたし、このお姉さんが教育係やってあげるわ。ついてきなさい」
「「「 ははぁー 」」」
「ちょ!恥ずかしい!!」
3人でお辞儀をしたら周囲の目があったらしく大慌てで近づくリターナさん。かわいいなぁ。
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そんなこんなで冒険者ギルド。
「あ、あの子!」
「伝えてくるわ」
受付の人が連携して動く。最初に声をかけた人が近づき階段を上がるようにと言われる。
ガシッとリターナさんの腕を掴んで道連れにする。
「教育係でしょ?!」
「ほら、先頭へ」
「え?なんなの?アンタ達何したの?!」
3人に押されギルドマスターの部屋に入る。
リターナさんは何が何やら分からないのに目の前にはあのおっさんが座っていた。
「こんにちは~」
「来ました」
「お金ありがとう!串焼きたくさん食べたよ」
「おぅ、そうか。リターナはどうした?お前まで」
「私はこの子らに押されて……」
「「「 教育係 」」」
「ほぉ」
「言ったけど、言ったけど何?!」
「ちょうどいいや、リターナ悪いがそれをお願いしてぇんだ。こいつら資料も見ないで走っていきやがって!」
「ちょうどその資料見に戻ってきたところよ?お昼奢ってもらってね」
「期待の新人ってわけだからよ。リターナ、頼むな」
「はいはい、依頼ってことでいいのよね?」
「ん?自主的じゃないのか?」
「え?お金ないの?」
「教育費ってんならこいつらに払ってもらえ、たぶん黒字だ」
「へぇ、かってるわね」
「まぁな、さて。お前ら3人はこのリターナが教育する。ダンジョンや魔物を知って最低限死ぬな。分かったな?」
「「「 おうー 」」」
「じゃあ話は以上だ」
「失礼しましたぁ」
「「 またぁ 」」
部屋を出てすぐ隣にある資料と書かれた部屋へ入る。
薄暗く陽が入ってこない。
「まずはダンジョンの常識からね――」
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