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※恥辱
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リュートは、発情期が5日間で終わり、その間、溜めていた仕事をアーディルはこなしている為、早朝と深夜にアーディルの着替えや入浴を手伝う程度となっていた。
時間の空いた日中は、ハミルにこの国のことを教えてもらったり、出歩いて良い範囲内で散歩をしていた。
そんな日が2週間ばかり続いた後の夜、いつもより執務を早く終えてアーディルが居室に戻ってきた。
リュートはいつも通り、居間で剣を預かり、後ろに控えているハミルに渡す。
次に衣装部屋に行き、騎士服を脱がし長衣を着せる。
初めは、騎士服が複雑な上、自分より背が高いので、脱がすのにかなり手間取り、他の側仕え達をハラハラさせていた。
しかし、他の者が代わりに手伝おうとするとあからさまに不機嫌になり威圧を放つので、そっと見守るしかなかったのである。
着替えが終わると寝室に行く。
寝室から先は、アーディルがいる間はリュートしか入らないことにいつの間にか決められていた。
寝室に繋がる浴場で湯浴みの手伝いをする。アーディルは、浴衣を着ずに全裸になるので、リュートはいつも目のやり場に困っていた。
それは2週間経っても慣れない。
「お前は、これから今見てるものを口に含むのに、未だに恥ずかしがるとは…。」
アーディルは、面白がるように指摘する。
リュートがアーディルの体を洗い始めると陽根が勃ち上がるので、浴場を出る前に必ずリュートが口で発散させていたのだ。
今夜もその流れは変わらない。
白濁液を飲み干し、湯で陽根を丁寧に綺麗にし、体についた水滴を拭って、長衣を着せる。
リュートは、奉仕を行なったせいで濡れた服を素早く脱いで、置いておいた自分の服を着る。
その間に寝室に行ってしまったアーディルは、浴場に行っている間に他の側仕えが用意した冷たいワインを寝台の上で口にする。
ここのところは、ワインを口にしてしばらくすると『もうよい。』と言ってリュートを下がらせていた。
今夜もそのつもりでそっと傍らに控えていると『来い。』と呼ばれる。
リュートが側に行くとアーディルの手がリュートのズボンの中に入り、後ろのつぼみを捕らえる。
「あうっ!」
こじ開けるように指が突っ込まれ思わず悲鳴を上げてしまう。
「準備してないな。」
リュートは、いつでも受け入れられるよう朝と夜にお仕えする前に孔を柔らかくしておくようハミルに言われていた。しかし、ここのところ閨にはべることがなく、準備は不快感しかないため、1週間前から怠っていた。
「今から準備しろ。」
「はい。」
「どこに行くのだ。この場で準備してみろ。俺によく見えるように足を広げて自分の指でやれ。」
「そ、それは…。」
「俺の命に背くのか?」
「い、いえ…。」
リュートは恥ずかしさを我慢してアーディルの前で足を広げ香油を指に取り、そっと指で孔を触る。
柔らかくする時は、道具を使っていたので、自分の指で触るのは初めてだった。
どうして良いか分からないまま少しずつ指を入れていく。
「お前の細い指でその動きでは夜が明けそうだな。」
すると、アーディルは側仕えを呼ぶベルを鳴らした。
リュートは、ぎょっとして足を閉じた。
「続けろ。」
しかし、それは許されないことだった。
側仕えが来るというのに、再び足を広げて指を這わす。
「殿下、参りました。」
ハミルではない側仕えがやって来た。
「ワインと軽食を用意しろ。あと、こいつの中に入れる棒を持って来い。」
「承知しました。」
男根を象った陶器は、すぐに用意され、リュートの孔に入れられる。
それをアーディルの前で出し入れしろと命じられた。
リュートは、恥ずかしさで震えながら棒をゆっくり動かす。
「んんっ!んふっ…。」
不快感に小さく声が出る。
その時、何人もの側仕えがワインと料理を持って寝室に入って来た。
「手を止めるな。」
そう言ってアーディルは、長い足を使って陶器の棒をグッと押す。
「あああんっ!」
慌ててリュートは口を抑えた。
グリグリと棒を動かされ、手で抑えても声が漏れてしまう。
他人がいるところでこんな事をさせられて、リュートは奴隷になって最大の恥辱を味わされていた。
「俺にされて気持ち良くなって来たようだな。」
「はい…。」
フェロモンが濃くなったのだろう、隠しても仕方がないので是と答えた。
こんな辱めを受けているのに体は番から与えられる刺激に素直に反応してしまう。
「はいでは分からん。はっきり言え。」
「殿下にしていただき、気持ち良くなって来ま、んんっ…はふっ…。」
最後まで言い終わる前にグリッとやられた。
そのうちに、側仕え達は、表面的には、淡々とワインと料理をアーディルの側で用意をし、頭を下げて寝室から出て行った。
「随分と柔らかくなったようだな。俺は食事をするから上に乗れ。」
リュートは、騎乗位がつつがなく行えるようハミルから特訓を受けていて以前よりは上手く乗る。
アーディルの食事の間に、リュートは上で嬌声を上げ、食事が終わるとアーディルに押し倒されてリュートの中を掻き回されるのであった。
時間の空いた日中は、ハミルにこの国のことを教えてもらったり、出歩いて良い範囲内で散歩をしていた。
そんな日が2週間ばかり続いた後の夜、いつもより執務を早く終えてアーディルが居室に戻ってきた。
リュートはいつも通り、居間で剣を預かり、後ろに控えているハミルに渡す。
次に衣装部屋に行き、騎士服を脱がし長衣を着せる。
初めは、騎士服が複雑な上、自分より背が高いので、脱がすのにかなり手間取り、他の側仕え達をハラハラさせていた。
しかし、他の者が代わりに手伝おうとするとあからさまに不機嫌になり威圧を放つので、そっと見守るしかなかったのである。
着替えが終わると寝室に行く。
寝室から先は、アーディルがいる間はリュートしか入らないことにいつの間にか決められていた。
寝室に繋がる浴場で湯浴みの手伝いをする。アーディルは、浴衣を着ずに全裸になるので、リュートはいつも目のやり場に困っていた。
それは2週間経っても慣れない。
「お前は、これから今見てるものを口に含むのに、未だに恥ずかしがるとは…。」
アーディルは、面白がるように指摘する。
リュートがアーディルの体を洗い始めると陽根が勃ち上がるので、浴場を出る前に必ずリュートが口で発散させていたのだ。
今夜もその流れは変わらない。
白濁液を飲み干し、湯で陽根を丁寧に綺麗にし、体についた水滴を拭って、長衣を着せる。
リュートは、奉仕を行なったせいで濡れた服を素早く脱いで、置いておいた自分の服を着る。
その間に寝室に行ってしまったアーディルは、浴場に行っている間に他の側仕えが用意した冷たいワインを寝台の上で口にする。
ここのところは、ワインを口にしてしばらくすると『もうよい。』と言ってリュートを下がらせていた。
今夜もそのつもりでそっと傍らに控えていると『来い。』と呼ばれる。
リュートが側に行くとアーディルの手がリュートのズボンの中に入り、後ろのつぼみを捕らえる。
「あうっ!」
こじ開けるように指が突っ込まれ思わず悲鳴を上げてしまう。
「準備してないな。」
リュートは、いつでも受け入れられるよう朝と夜にお仕えする前に孔を柔らかくしておくようハミルに言われていた。しかし、ここのところ閨にはべることがなく、準備は不快感しかないため、1週間前から怠っていた。
「今から準備しろ。」
「はい。」
「どこに行くのだ。この場で準備してみろ。俺によく見えるように足を広げて自分の指でやれ。」
「そ、それは…。」
「俺の命に背くのか?」
「い、いえ…。」
リュートは恥ずかしさを我慢してアーディルの前で足を広げ香油を指に取り、そっと指で孔を触る。
柔らかくする時は、道具を使っていたので、自分の指で触るのは初めてだった。
どうして良いか分からないまま少しずつ指を入れていく。
「お前の細い指でその動きでは夜が明けそうだな。」
すると、アーディルは側仕えを呼ぶベルを鳴らした。
リュートは、ぎょっとして足を閉じた。
「続けろ。」
しかし、それは許されないことだった。
側仕えが来るというのに、再び足を広げて指を這わす。
「殿下、参りました。」
ハミルではない側仕えがやって来た。
「ワインと軽食を用意しろ。あと、こいつの中に入れる棒を持って来い。」
「承知しました。」
男根を象った陶器は、すぐに用意され、リュートの孔に入れられる。
それをアーディルの前で出し入れしろと命じられた。
リュートは、恥ずかしさで震えながら棒をゆっくり動かす。
「んんっ!んふっ…。」
不快感に小さく声が出る。
その時、何人もの側仕えがワインと料理を持って寝室に入って来た。
「手を止めるな。」
そう言ってアーディルは、長い足を使って陶器の棒をグッと押す。
「あああんっ!」
慌ててリュートは口を抑えた。
グリグリと棒を動かされ、手で抑えても声が漏れてしまう。
他人がいるところでこんな事をさせられて、リュートは奴隷になって最大の恥辱を味わされていた。
「俺にされて気持ち良くなって来たようだな。」
「はい…。」
フェロモンが濃くなったのだろう、隠しても仕方がないので是と答えた。
こんな辱めを受けているのに体は番から与えられる刺激に素直に反応してしまう。
「はいでは分からん。はっきり言え。」
「殿下にしていただき、気持ち良くなって来ま、んんっ…はふっ…。」
最後まで言い終わる前にグリッとやられた。
そのうちに、側仕え達は、表面的には、淡々とワインと料理をアーディルの側で用意をし、頭を下げて寝室から出て行った。
「随分と柔らかくなったようだな。俺は食事をするから上に乗れ。」
リュートは、騎乗位がつつがなく行えるようハミルから特訓を受けていて以前よりは上手く乗る。
アーディルの食事の間に、リュートは上で嬌声を上げ、食事が終わるとアーディルに押し倒されてリュートの中を掻き回されるのであった。
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