25 / 130
好きって言うのが難しいんです。
5
しおりを挟む
優星はビールの片付けをして、美峰を明星が眠る和室へと寝かせると自分も部屋に向かった。
お互い、好き、と告白したのは良いが、美峰は優星の好きがどう言う意味なのか聞けなかった分考えてしまう。
それでも優星とキスした唇の感触に、美峰は嬉しくて幸せで。
だから、もうこれ以上は望んではいけないとも思った。
本音は、優星の好きが恋愛とは別な次元の気がして、もう核心に触れるのが怖かった。
今はただ、愛情に飢えている優星をたっぷり甘えさせてあげたかった。
優星も、ベッドの中で美峰を思っていた。
ずっと憧れて、ずっと素敵だと思っていた美峰に対し、つい自分の欲求のまま唇を奪ってしまったが、その衝動がなんなのか説明が出来なかった。
そもそも男に恋などしたこともない。
それ故に、美峰を失いたくなくて、今の感情を恋愛感情だと認めるのが怖かった。
それでも美峰に対する想いが強くなっていて、誰にも渡したくない、自分だけの美峰にしたいと思ってしまっていた。
翌朝、美峰は明星と起きるとリビングに出た。
優星はもう起きていて、目玉焼きを作っている姿が対面式のキッチンから見えた。
「柊木さん、おはようございます。出勤何時ですか?」
優星の爽やかな笑顔と低いイケメンボイスで美峰も目が覚めてきた。
「8時に出れば間に合うから」
美峰が答えると優星は微笑んだ。
「了解です。目玉焼きの黄身は半熟で良いですか?」
「うん。半熟で大丈夫だよ」
明星はまだ眠いようでソファに寝っ転がってしまった。真丸になって目を瞑って仔犬の様で可愛いと美峰は明星を見つめた。
「……………柊木さん。あの、昨日の夜のことなんですが」
優星に言われて美峰はドキンとした。
「……あの、また、したいです」
真っ赤になって優星が言う。
美峰もつられて真っ赤になる。
「柊木さんが好きだから、また、したいです」
美峰はフッと微笑むと、キッチンに向かって歩き優星の隣に並んだ。
「僕も、また、したいよ」
美峰はそう言って背伸びをすると、チュッと軽く優星の頬にキスをした。
優星は一気に真っ赤になって美峰を見つめる。
美峰も真っ赤になって優星を見つめる。
幸せな朝の始まりだった。
お互い、好き、と告白したのは良いが、美峰は優星の好きがどう言う意味なのか聞けなかった分考えてしまう。
それでも優星とキスした唇の感触に、美峰は嬉しくて幸せで。
だから、もうこれ以上は望んではいけないとも思った。
本音は、優星の好きが恋愛とは別な次元の気がして、もう核心に触れるのが怖かった。
今はただ、愛情に飢えている優星をたっぷり甘えさせてあげたかった。
優星も、ベッドの中で美峰を思っていた。
ずっと憧れて、ずっと素敵だと思っていた美峰に対し、つい自分の欲求のまま唇を奪ってしまったが、その衝動がなんなのか説明が出来なかった。
そもそも男に恋などしたこともない。
それ故に、美峰を失いたくなくて、今の感情を恋愛感情だと認めるのが怖かった。
それでも美峰に対する想いが強くなっていて、誰にも渡したくない、自分だけの美峰にしたいと思ってしまっていた。
翌朝、美峰は明星と起きるとリビングに出た。
優星はもう起きていて、目玉焼きを作っている姿が対面式のキッチンから見えた。
「柊木さん、おはようございます。出勤何時ですか?」
優星の爽やかな笑顔と低いイケメンボイスで美峰も目が覚めてきた。
「8時に出れば間に合うから」
美峰が答えると優星は微笑んだ。
「了解です。目玉焼きの黄身は半熟で良いですか?」
「うん。半熟で大丈夫だよ」
明星はまだ眠いようでソファに寝っ転がってしまった。真丸になって目を瞑って仔犬の様で可愛いと美峰は明星を見つめた。
「……………柊木さん。あの、昨日の夜のことなんですが」
優星に言われて美峰はドキンとした。
「……あの、また、したいです」
真っ赤になって優星が言う。
美峰もつられて真っ赤になる。
「柊木さんが好きだから、また、したいです」
美峰はフッと微笑むと、キッチンに向かって歩き優星の隣に並んだ。
「僕も、また、したいよ」
美峰はそう言って背伸びをすると、チュッと軽く優星の頬にキスをした。
優星は一気に真っ赤になって美峰を見つめる。
美峰も真っ赤になって優星を見つめる。
幸せな朝の始まりだった。
0
あなたにおすすめの小説
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる