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ゴールデンウィークが楽しみなんです。
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予約票の紙をジッと見つめていた明星が、パァッと笑顔になって美峰を見る。
「美峰君!本当?本当に本当?僕、美峰君とお泊りで旅行行くの?」
嬉しそうに明星ははしゃぐ。
「うん、本当だよ!時間がなかったから、僕が勝手に決めちゃったけど、イチゴ狩りも出来るし、水族館や少し離れた場所に動物園や遊園地もあるんだよ。明星君、苺が大好きって言ってたから、ここに決めちゃったんだ」
美峰が言うと、明星はきゃあきゃあ言いながら美峰に抱きつく。
「イチゴ狩りしたい!僕、いっぱい苺食べる!100個食べる!」
大喜びの明星とは正反対に、優星は静かだった。
「葉山君、怒ってる?勝手に決めちゃって。迷惑だった?」
美峰はシュンとなって優星に尋ねる。
「……………違うんです。柊木さんの行動力が凄いなって。俺は、何も考えてなかったから。明星を何処かに連れて行こうって考えてはいたけど、何も計画立ててなかったし」
仕事と明星の世話に追われ、ゴールデンウィークを全く考えてない自分を優星は恥じた。
「じゃあ、それを僕が補ったってことで良いんじゃない?葉山君は毎日自分以外のことも一生懸命してるんだもん。だから葉山君のお手伝いを僕はしたいんだ。僕は、明星君と葉山君が喜んでくれるのが嬉しいから」
美峰の笑顔と優しい言葉に、優星は嬉しくて涙が出そうになった。
「にーちゃん、毎日ありがとう」
美峰の言葉に影響されたのか、明星が優星に感謝の言葉を言う。
優星はその言葉にもう我慢できずに明星を抱きしめた。
「明星!俺こそありがとうね!明星がいるからにーちゃん頑張れるし!」
泣きそうになるのを、明星を抱きしめることで優星は我慢した。
美峰に涙を見せたくないのが理由だった。
「………にーちゃん、もうそろそろ離して。僕、美峰君以外には、抱っこされたくないから」
優星は明星のつれない言葉にガッカリした。
せっかくの感動も、音を立てて崩れて行った。
美峰は2人の姿を見守っていたが、優星のガッカリした姿に申し訳ない気持ちになって苦笑するしかなかった。
「美峰君!本当?本当に本当?僕、美峰君とお泊りで旅行行くの?」
嬉しそうに明星ははしゃぐ。
「うん、本当だよ!時間がなかったから、僕が勝手に決めちゃったけど、イチゴ狩りも出来るし、水族館や少し離れた場所に動物園や遊園地もあるんだよ。明星君、苺が大好きって言ってたから、ここに決めちゃったんだ」
美峰が言うと、明星はきゃあきゃあ言いながら美峰に抱きつく。
「イチゴ狩りしたい!僕、いっぱい苺食べる!100個食べる!」
大喜びの明星とは正反対に、優星は静かだった。
「葉山君、怒ってる?勝手に決めちゃって。迷惑だった?」
美峰はシュンとなって優星に尋ねる。
「……………違うんです。柊木さんの行動力が凄いなって。俺は、何も考えてなかったから。明星を何処かに連れて行こうって考えてはいたけど、何も計画立ててなかったし」
仕事と明星の世話に追われ、ゴールデンウィークを全く考えてない自分を優星は恥じた。
「じゃあ、それを僕が補ったってことで良いんじゃない?葉山君は毎日自分以外のことも一生懸命してるんだもん。だから葉山君のお手伝いを僕はしたいんだ。僕は、明星君と葉山君が喜んでくれるのが嬉しいから」
美峰の笑顔と優しい言葉に、優星は嬉しくて涙が出そうになった。
「にーちゃん、毎日ありがとう」
美峰の言葉に影響されたのか、明星が優星に感謝の言葉を言う。
優星はその言葉にもう我慢できずに明星を抱きしめた。
「明星!俺こそありがとうね!明星がいるからにーちゃん頑張れるし!」
泣きそうになるのを、明星を抱きしめることで優星は我慢した。
美峰に涙を見せたくないのが理由だった。
「………にーちゃん、もうそろそろ離して。僕、美峰君以外には、抱っこされたくないから」
優星は明星のつれない言葉にガッカリした。
せっかくの感動も、音を立てて崩れて行った。
美峰は2人の姿を見守っていたが、優星のガッカリした姿に申し訳ない気持ちになって苦笑するしかなかった。
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