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ゴールデンウィークが楽しみなんです。
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美峰の突然のカミングアウトに優星は固まった。
「……………ごめんなさい。僕、ゲイなんだ。ずっと、葉山君が、男として、好きだった」
美峰はもう口の中がカラカラだった。
堪えきれずカミングアウトして、体中がズキズキとして、優星の顔も見れなかった。
「……………その、好きって、いつから、ですか?」
優星はそれだけ言うと、ただ美峰を見つめた。
「……………初めて会った時から。一目惚れだった。ごめん。黙ってたくせに、急にこんなこと言って」
声が震える。
美峰はもう我慢できず、涙腺が緩んで涙が溢れてきた。
後悔した。
優星の気持ちが固まるまで待とうと思ったのに、我慢が出来なかった。ポタポタと絨毯の上に涙が滴り落ちた。
優星は慌てて、首にかけていたタオルを美峰に渡した。
「泣かないでください!謝るのは俺です!柊木さんの気持ちを知らずに俺がキスしたから!ごめんなさい!」
美峰は渡されたタオルで顔を隠した。
恥ずかしくて悲しくて、気持ちがぐちゃぐちゃだった。
「……………気持ち悪いよね。僕は、葉山君に恋してるんだから。それを隠して、葉山君とキスして、嬉しいって思ってたんだから」
美峰は止まらない。自分の気持ちをもう抑えられなかった。
「気持ち悪くないです!俺の方が気持ち悪いです!柊木さんの気持ち考えずに、キスしたり抱きしめたり。でも、俺、本当に柊木さんが好きなんです!でも、怖いんです」
優星の言葉をジッと聞いていた美峰は、タオルから目だけ出して優星を見た。
「……………自信、ないんです。キス以上が、怖いんです」
優星の言葉に、大学時代に好きだった男との事が美峰の脳裏に蘇った。
「柊木さんが好きです。大事です。でも、その思いがどう言う好きなのか分からないんです。キス以上を考えると、怖いんです」
美峰はそっと優星の手を握った。
「………………僕を嫌いになってない?無理しないで正直に言って」
美峰が尋ねると優星は首を振る。
「嫌いになれません!大好きです!抱きしめたい、キスしたい」
優星が悩んでいるのが凄くわかる。
「ねぇ。キス以上しなくて良いんじゃない?しないとダメ、なのかな?」
美峰の言葉に優星はハッとして美峰を見つめる。
「僕は、今のままでも良いよ。明星君が寝た後に、ふたりでこうして仲良くするだけで十分なんだけどな」
優しい美峰の声に、優星もだんだん気持ちが落ち着いてくる。
「………本当に?」
優星が信じられないと言う顔で美峰を見る。
「……………キス以上できなくても、好きでいてくれますか?」
優星の言葉に美峰はプッと笑う。
「大好きだよ。それより、僕がゲイでも良いの?ゲイでも好きでいてくれるの?」
「大好きです!」
間髪入れずに優星は言い切る。
「……………俺の恋人になってくれますか?」
優星の告白に美峰は目が点になる。
「へ?」
間抜けな返事を美峰はする。
「………恋人同士って、その、そう言う事しないとダメだと思ってたから」
照れながら優星が言う。
「柊木さんと、そう言うことする自信はまだ無いけど、恋人としてちゃんとお付き合いしたいです!」
真剣な目で優星は言う。
「あの、展開が急すぎて、その、あの」
美峰はしどろもどろになる。
「……………誰にも渡したく無いんです」
優星はそう言って美峰を抱きしめた。
美峰は、信じられないと思った。
夢なのかと思った。
「俺の恋人になってください」
優星の告白に、美峰は抱きしめられながらふふふと笑ってしまった。
嬉しくて、つい笑ってしまった。
「柊木さん?」
「……………はい。恋人にしてください」
美峰が返事をすると、優星はギューっと抱きしめてなかなか離さなかった。
「……………ごめんなさい。僕、ゲイなんだ。ずっと、葉山君が、男として、好きだった」
美峰はもう口の中がカラカラだった。
堪えきれずカミングアウトして、体中がズキズキとして、優星の顔も見れなかった。
「……………その、好きって、いつから、ですか?」
優星はそれだけ言うと、ただ美峰を見つめた。
「……………初めて会った時から。一目惚れだった。ごめん。黙ってたくせに、急にこんなこと言って」
声が震える。
美峰はもう我慢できず、涙腺が緩んで涙が溢れてきた。
後悔した。
優星の気持ちが固まるまで待とうと思ったのに、我慢が出来なかった。ポタポタと絨毯の上に涙が滴り落ちた。
優星は慌てて、首にかけていたタオルを美峰に渡した。
「泣かないでください!謝るのは俺です!柊木さんの気持ちを知らずに俺がキスしたから!ごめんなさい!」
美峰は渡されたタオルで顔を隠した。
恥ずかしくて悲しくて、気持ちがぐちゃぐちゃだった。
「……………気持ち悪いよね。僕は、葉山君に恋してるんだから。それを隠して、葉山君とキスして、嬉しいって思ってたんだから」
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優星の言葉をジッと聞いていた美峰は、タオルから目だけ出して優星を見た。
「……………自信、ないんです。キス以上が、怖いんです」
優星の言葉に、大学時代に好きだった男との事が美峰の脳裏に蘇った。
「柊木さんが好きです。大事です。でも、その思いがどう言う好きなのか分からないんです。キス以上を考えると、怖いんです」
美峰はそっと優星の手を握った。
「………………僕を嫌いになってない?無理しないで正直に言って」
美峰が尋ねると優星は首を振る。
「嫌いになれません!大好きです!抱きしめたい、キスしたい」
優星が悩んでいるのが凄くわかる。
「ねぇ。キス以上しなくて良いんじゃない?しないとダメ、なのかな?」
美峰の言葉に優星はハッとして美峰を見つめる。
「僕は、今のままでも良いよ。明星君が寝た後に、ふたりでこうして仲良くするだけで十分なんだけどな」
優しい美峰の声に、優星もだんだん気持ちが落ち着いてくる。
「………本当に?」
優星が信じられないと言う顔で美峰を見る。
「……………キス以上できなくても、好きでいてくれますか?」
優星の言葉に美峰はプッと笑う。
「大好きだよ。それより、僕がゲイでも良いの?ゲイでも好きでいてくれるの?」
「大好きです!」
間髪入れずに優星は言い切る。
「……………俺の恋人になってくれますか?」
優星の告白に美峰は目が点になる。
「へ?」
間抜けな返事を美峰はする。
「………恋人同士って、その、そう言う事しないとダメだと思ってたから」
照れながら優星が言う。
「柊木さんと、そう言うことする自信はまだ無いけど、恋人としてちゃんとお付き合いしたいです!」
真剣な目で優星は言う。
「あの、展開が急すぎて、その、あの」
美峰はしどろもどろになる。
「……………誰にも渡したく無いんです」
優星はそう言って美峰を抱きしめた。
美峰は、信じられないと思った。
夢なのかと思った。
「俺の恋人になってください」
優星の告白に、美峰は抱きしめられながらふふふと笑ってしまった。
嬉しくて、つい笑ってしまった。
「柊木さん?」
「……………はい。恋人にしてください」
美峰が返事をすると、優星はギューっと抱きしめてなかなか離さなかった。
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