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しほな・相談
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でも、私は久利の友達の地位を選んだ。
だって、久利が私を女に見ていないのは知っている。
「できれば会って話したい。飲まないと言えそうにない」
私の甘えに久利は優しくあはは、と笑った。
『今夜、遅くても平気?俺、今から人と会うんだ』
久利の声が心なしか暗く感じた。
「先約あるなら、今日じゃなくていーよ!忙しいなら、明日でも」
久利がしばらく沈黙。
『それでお前が平気なら、明日にしてくれたほうが俺も気持ちよく話聞ける』
よっぽど込み入った人と会うのかと、私の方が心配になる。
「私は平気!今日の今日会えると思ってなかったし」
本心を告げると久利はホッとしてる。
『じゃあ、明日、俺がよく行くバーで良い?軽い食事しかできないけど』
いつもと違い慎重な選択をする久利。
本当に、なんだかいつもと違う。
いつもなら、チェーン店の居酒屋とかなのに。
あ、心配になってきた。
本当に(いつも)と違う。
『場所は後でLIN入れておくよ』
久利はそう言って電話を切った。
私、決心したよ。
彼と別れる決心を。
心の中で呟いた。
だって、久利が私を女に見ていないのは知っている。
「できれば会って話したい。飲まないと言えそうにない」
私の甘えに久利は優しくあはは、と笑った。
『今夜、遅くても平気?俺、今から人と会うんだ』
久利の声が心なしか暗く感じた。
「先約あるなら、今日じゃなくていーよ!忙しいなら、明日でも」
久利がしばらく沈黙。
『それでお前が平気なら、明日にしてくれたほうが俺も気持ちよく話聞ける』
よっぽど込み入った人と会うのかと、私の方が心配になる。
「私は平気!今日の今日会えると思ってなかったし」
本心を告げると久利はホッとしてる。
『じゃあ、明日、俺がよく行くバーで良い?軽い食事しかできないけど』
いつもと違い慎重な選択をする久利。
本当に、なんだかいつもと違う。
いつもなら、チェーン店の居酒屋とかなのに。
あ、心配になってきた。
本当に(いつも)と違う。
『場所は後でLIN入れておくよ』
久利はそう言って電話を切った。
私、決心したよ。
彼と別れる決心を。
心の中で呟いた。
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