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久利・真相
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茉莉花の言葉に俺は必死に半年前の記憶を辿る。
俺が女性とホテルに?
「ちょっと待ってくれ。本当に記憶にないんだ!なんでこんなにこじれる前に言ってくれなかった?行ったとしたらそれは仕事でしか思い当たらないんだ」
確かに半年前、仕事の打ち合わせで女性とホテルに行った。でも、ホテルのラウンジで打ち合わせをしただけだ。
「聞いたわ。直ぐに、あの人は誰?って!でも久利仕事としか言ってくれなくて、否定しなかった!」
だって仕事なんだから、それ以外言いようがないじゃないか。
「本当に仕事だよ。それを勘違いして、どうして俺の言葉を信じてくれなかった?」
なるべく声を上げないように俺は気持ちを抑えて言った。
「じゃあ、この写真は?」
テーブルに写真がばらまかれた。
俺が見ず知らずの女性とベッドの中にいた。
それはあまりにも恥ずかしい姿をしている。
顔も俺だった。
どうしてこんな写真が?
全然記憶にない。
俺は記憶をなくして、この女性を抱いたのか?
まさか、そんな事有り得ない。
何かの間違いだ。俺自身が俺を信じられなくなっていた。
俺が女性とホテルに?
「ちょっと待ってくれ。本当に記憶にないんだ!なんでこんなにこじれる前に言ってくれなかった?行ったとしたらそれは仕事でしか思い当たらないんだ」
確かに半年前、仕事の打ち合わせで女性とホテルに行った。でも、ホテルのラウンジで打ち合わせをしただけだ。
「聞いたわ。直ぐに、あの人は誰?って!でも久利仕事としか言ってくれなくて、否定しなかった!」
だって仕事なんだから、それ以外言いようがないじゃないか。
「本当に仕事だよ。それを勘違いして、どうして俺の言葉を信じてくれなかった?」
なるべく声を上げないように俺は気持ちを抑えて言った。
「じゃあ、この写真は?」
テーブルに写真がばらまかれた。
俺が見ず知らずの女性とベッドの中にいた。
それはあまりにも恥ずかしい姿をしている。
顔も俺だった。
どうしてこんな写真が?
全然記憶にない。
俺は記憶をなくして、この女性を抱いたのか?
まさか、そんな事有り得ない。
何かの間違いだ。俺自身が俺を信じられなくなっていた。
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