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茉莉花・もう迷わない
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知らない間に引っ越しをしていた久利の部屋は、綺麗で明るくて、今までの沈んでいた気持ちを浄化してくれた。
リビングに入ると懐かしいソファがあった。
「久利だけずるいなぁ。こんなステキな部屋見つけてたんだ」
あたしは口を尖らせて言った。
あたしも久利と二人きりで、久利を迎えるお城を探していたのに。
思い出のソファ。
あのソファでいっぱい幸せなキスをしていたよね。
二人だけの時間を大切に過ごしていたよね。
いっぱいいっぱい甘えさせてくれて、あたしをトロトロに蕩けさせてくれた。
そんな前の幸せだった頃の事を思い出してぼーっとしていたら「なんてね」って久利の声でふと我に返って、じっと久利を見つめてしまった。
なんだか照れ笑いをしている久利に、まさか聞いていなかったとは言えなかった。
リビングに入ると懐かしいソファがあった。
「久利だけずるいなぁ。こんなステキな部屋見つけてたんだ」
あたしは口を尖らせて言った。
あたしも久利と二人きりで、久利を迎えるお城を探していたのに。
思い出のソファ。
あのソファでいっぱい幸せなキスをしていたよね。
二人だけの時間を大切に過ごしていたよね。
いっぱいいっぱい甘えさせてくれて、あたしをトロトロに蕩けさせてくれた。
そんな前の幸せだった頃の事を思い出してぼーっとしていたら「なんてね」って久利の声でふと我に返って、じっと久利を見つめてしまった。
なんだか照れ笑いをしている久利に、まさか聞いていなかったとは言えなかった。
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