田辺君はずるいから

五嶋樒榴

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36ずるい・キスできない

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遥加の部屋から戻り、諭は持って帰ってきたタッパーを洗い始める。

「そんなの後で良いですよ。それより一緒に風呂入りましょ」

田辺は我慢できずに諭の後ろから抱きつく。

「ちょッ、待てって!タッパー洗うだけだからすぐ終わるからッ」

「待てません」

田辺はそう言うと、諭のニットのシャツの中に両手を入れた。

「ひゃあッ!……………擽ったいッ」

「だって、待たせるからです」

田辺は両手の親指と人差し指で、それぞれの乳首を摘んで弄る。
プクッと乳首が固く膨らんできた。

「田辺……………待ってッ」

「待てないって言ってるでしょ?諭先輩が焦らすから」

楽しそうな声で田辺は諭に囁く。

「やぁッ!舐めないでッ」

背後から両方の乳首を弄られながら首筋を舐められ、諭はシンクの縁を掴んで悶える。

「あと、どこ触られたいですか?」

諭が十分興奮してるのを分かって田辺は囁く。

「この、体勢、やだッ!田辺の顔、見れないッ」

「ん?」

「キス、できないッ」

振り向く諭は、興奮して目を潤ませている。

「もう、すぐキスしたがる」

キュッと田辺が乳首を強めに摘む。

「はぁッ!やぁッ!……………田辺ッ」

ハァハァと息を乱す諭。田辺はコリコリと摘むのをやめない。

「だからお風呂入りましょって言ったのに。諭先輩が焦らすのが悪いんです。ジーパン、自分でゆるめて」

「や、やだッ!お願いッ!もうお風呂、入るからッ」

「だーめ。お仕置きです」

乳首を弄られながら、諭は震える指でジーパンのボタンを外しチャックを下ろした。

「諭先輩の可愛いの出して」

「やだッ!恥ずかしいからやだッ!」

「出してください」

田辺の声に逆らえず、諭はジーパンとボクサーパンツを擦り下げた。

「……………見ないでッ」

田辺に弄られ興奮してる諭の先端は、もうグッショリと濡れている。

「諭先輩、可愛い。ここでイかないてくださいね」

「やあッ!やめてッ!田辺、ダメッ!」

田辺は左手で諭の乳首を弄りながら、右手で諭のモノを上下に扱く。諭はギュッと目を瞑ってシンクの縁を強く握り身体を震わせた。

「お願いッ!無理ッ!出ちゃうッ!お願いッ!」

田辺はパッと握っていたモノから手を離すと、諭を自分に向かせて抱きしめキスをする。
諭は田辺に包まれ、もう1人で立っていられなくなっていた。
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