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43ずるい・諭がタチ
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諭は田辺のモノを口に含み吸う。
ジュルジュルと音を立てて、田辺の反応を見る。
「あッ、んッ!」
田辺が気持ち良さそうな顔で悶えていて、諭もしゃぶりながら興奮してきた。
ローションを手に持ち田辺を潤そうとした時、田辺が諭の手首を握って止めた。
「……そこはまだ良いですから、他を触ってみてください」
息を乱し恍惚とした顔の田辺を見て、諭は田辺がいつも自分にしてくれるように真似してみる。
舌先で乳首を攻めるが、田辺の反応は薄かった。
「か、感じない?」
諭が尋ねると田辺は無言で頷く。
「あ、あれ?おかしいなッ。俺、下手なの?俺はいつも感じるのに」
「どうですか?」
田辺がキュッと諭の乳首を摘む。
諭は全身に電気が走ったように、ピクンと背中をそらせた。
「ひゃあッ!んんッ!」
「諭先輩が感じてどうするんですか。俺を攻めたいんでしょ?」
ニヤリと笑って田辺は言う。
「やだッ!ダメッ!田辺は触るの禁止ッ!」
諭は真っ赤になって田辺の両手を押さえる。
「よし!やっぱりあっちを解すッ!そうすれば、田辺だって気持ち良いはずだ!」
ムキになる諭。田辺は可笑しくなってきた。
「解さなくても、諭先輩のちっさいから大丈夫だと思いますけど?」
馬鹿にされて諭は恥ずかしくなる。
「もうッ!痛がっても辞めないからなッ!」
田辺はクスッと笑うと、諭を仰向けにした。
「なッ!なんだよッ!」
なぜか組み敷かれて諭は焦る。
「やっぱり無理です。諭先輩は攻めに向いてないから」
「ちょッ!ずるい!今更ずるいってば!」
必死に抵抗する諭だが、力で田辺に勝てるはずもない。あっという間にローションまで塗られてしまった。
「ずるくない。それよりどうして急にそんな事考えたんです?」
諭の中を指で解しながら田辺は尋ねる。
「やぁッ!……んんッ!……だって、だって、中でイくと、すっごく気持ち良いから、田辺にもシてあげたかったのッ!いつも俺ばっか、何度もイっちゃうからッ!」
目を潤ませながら諭は言う。
田辺はクスッと笑って諭にキスをする。
ねちっこいキスに諭は唇がとろける。
「俺は中でイくより、諭先輩の中でイくのが1番……最高に気持ち良いんです」
田辺の言葉に、諭はキュンとして恥ずかしくなる。
「田辺、好きッ」
「知ってる」
結局諭の攻めは失敗に終わったが、本日も通常通りコトは終わったのだった。
ジュルジュルと音を立てて、田辺の反応を見る。
「あッ、んッ!」
田辺が気持ち良さそうな顔で悶えていて、諭もしゃぶりながら興奮してきた。
ローションを手に持ち田辺を潤そうとした時、田辺が諭の手首を握って止めた。
「……そこはまだ良いですから、他を触ってみてください」
息を乱し恍惚とした顔の田辺を見て、諭は田辺がいつも自分にしてくれるように真似してみる。
舌先で乳首を攻めるが、田辺の反応は薄かった。
「か、感じない?」
諭が尋ねると田辺は無言で頷く。
「あ、あれ?おかしいなッ。俺、下手なの?俺はいつも感じるのに」
「どうですか?」
田辺がキュッと諭の乳首を摘む。
諭は全身に電気が走ったように、ピクンと背中をそらせた。
「ひゃあッ!んんッ!」
「諭先輩が感じてどうするんですか。俺を攻めたいんでしょ?」
ニヤリと笑って田辺は言う。
「やだッ!ダメッ!田辺は触るの禁止ッ!」
諭は真っ赤になって田辺の両手を押さえる。
「よし!やっぱりあっちを解すッ!そうすれば、田辺だって気持ち良いはずだ!」
ムキになる諭。田辺は可笑しくなってきた。
「解さなくても、諭先輩のちっさいから大丈夫だと思いますけど?」
馬鹿にされて諭は恥ずかしくなる。
「もうッ!痛がっても辞めないからなッ!」
田辺はクスッと笑うと、諭を仰向けにした。
「なッ!なんだよッ!」
なぜか組み敷かれて諭は焦る。
「やっぱり無理です。諭先輩は攻めに向いてないから」
「ちょッ!ずるい!今更ずるいってば!」
必死に抵抗する諭だが、力で田辺に勝てるはずもない。あっという間にローションまで塗られてしまった。
「ずるくない。それよりどうして急にそんな事考えたんです?」
諭の中を指で解しながら田辺は尋ねる。
「やぁッ!……んんッ!……だって、だって、中でイくと、すっごく気持ち良いから、田辺にもシてあげたかったのッ!いつも俺ばっか、何度もイっちゃうからッ!」
目を潤ませながら諭は言う。
田辺はクスッと笑って諭にキスをする。
ねちっこいキスに諭は唇がとろける。
「俺は中でイくより、諭先輩の中でイくのが1番……最高に気持ち良いんです」
田辺の言葉に、諭はキュンとして恥ずかしくなる。
「田辺、好きッ」
「知ってる」
結局諭の攻めは失敗に終わったが、本日も通常通りコトは終わったのだった。
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