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45ずるい・田辺の弱点
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「あれ?」
田辺が驚いて声を出す。
「よう」
田辺の実家に来た諭は、目の前のあまりにも美しすぎる男に目が釘付けになった。
「兄さんも帰ってたんだ」
兄さんと聞いて、田辺家の次男だと諭も分かった。
「家族LINE見て、僕も諭君を拝みにきた。こんばんは。蘭の兄の蓮華です」
美しい笑みで田辺家の次男、蓮華が諭に挨拶する。
「こんばんは。内名諭です」
ペコリと諭が頭を下げると、田辺が諭の前に立つ。
「酔狂だね、兄さんも。そんな事でわざわざ帰って来るなんて」
「そりゃ、蘭の恋人を見たいのは、女性陣だけじゃないよ。特に諭君みたいに可愛かったら見たくなるでしょ」
ふふふと蓮華は笑う。
「仲良くしてね、諭君。僕も帝應に通ってるんだよ。って言っても院の方だけど。今度僕のマンションにも遊びにおいで」
田辺の横からひょいと蓮華は顔を出して諭に笑顔を向ける。
「諭先輩に何かしたら、兄さんでも許さないよ」
「しないさ。お前の大事な恋人だもん。僕だってそれぐらいは心得てるよ。ね?」
信用できるかと田辺は蓮華を睨みつける。
この2人の間に何があるんだと諭は心配になってきた。
田辺は諭の手を握ると、自分の部屋に諭を入れた。
「ったく、まさか兄さんまで戻ってきてるとは」
「田辺?」
心配そうに諭は田辺の袖を掴む。
振り返った田辺は諭を抱きしめる。
「良いですか?絶対兄さんに近づいたらダメですよ。近づいて来たら逃げてくださいね」
まるで小学生の子供に言うように田辺は言う。
「なにそれ。だって田辺のお兄さんでしょ?別に危ない事ないよー」
「油断しないでください。あいつはマジに変態ですから。子供の頃から超ド級のドSですから、捕まったらなにされるか分からないですからね」
田辺の脅しに諭の血の気が引く。
確かに蓮華はミステリアスで、ここまで田辺が警戒するにはそれだけの何かがあるんだと諭も分かった。
田辺が驚いて声を出す。
「よう」
田辺の実家に来た諭は、目の前のあまりにも美しすぎる男に目が釘付けになった。
「兄さんも帰ってたんだ」
兄さんと聞いて、田辺家の次男だと諭も分かった。
「家族LINE見て、僕も諭君を拝みにきた。こんばんは。蘭の兄の蓮華です」
美しい笑みで田辺家の次男、蓮華が諭に挨拶する。
「こんばんは。内名諭です」
ペコリと諭が頭を下げると、田辺が諭の前に立つ。
「酔狂だね、兄さんも。そんな事でわざわざ帰って来るなんて」
「そりゃ、蘭の恋人を見たいのは、女性陣だけじゃないよ。特に諭君みたいに可愛かったら見たくなるでしょ」
ふふふと蓮華は笑う。
「仲良くしてね、諭君。僕も帝應に通ってるんだよ。って言っても院の方だけど。今度僕のマンションにも遊びにおいで」
田辺の横からひょいと蓮華は顔を出して諭に笑顔を向ける。
「諭先輩に何かしたら、兄さんでも許さないよ」
「しないさ。お前の大事な恋人だもん。僕だってそれぐらいは心得てるよ。ね?」
信用できるかと田辺は蓮華を睨みつける。
この2人の間に何があるんだと諭は心配になってきた。
田辺は諭の手を握ると、自分の部屋に諭を入れた。
「ったく、まさか兄さんまで戻ってきてるとは」
「田辺?」
心配そうに諭は田辺の袖を掴む。
振り返った田辺は諭を抱きしめる。
「良いですか?絶対兄さんに近づいたらダメですよ。近づいて来たら逃げてくださいね」
まるで小学生の子供に言うように田辺は言う。
「なにそれ。だって田辺のお兄さんでしょ?別に危ない事ないよー」
「油断しないでください。あいつはマジに変態ですから。子供の頃から超ド級のドSですから、捕まったらなにされるか分からないですからね」
田辺の脅しに諭の血の気が引く。
確かに蓮華はミステリアスで、ここまで田辺が警戒するにはそれだけの何かがあるんだと諭も分かった。
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