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第十三話
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別荘に着いて茉理と絢斗は驚いた。
白亜の豪邸という言葉がぴったりだった。
「どうぞ」
向葵に促され別荘の中に入る。
大理石が敷き詰められている広いエントランス。
正面はガラス張りで海が見える。
天井は吹き抜けになっていて、橋が掛かっていて更に驚く。
「おいおい。マジかよ。ホテルのロビーみたいじゃん」
流石に絢斗も呆気にとられる。
靴を脱いでスリッパに履き替えるとリビングに通された。
リビングも2面がガラス張りで、テラスの先にすぐ海があるように感じる。
「このまま海まで行けるんですよ」
確かに問題なく歩いていける。なんとも贅沢な立地である。
少し離れたところに、小さいがやはりお洒落な白い家が建っていた。
「あそこは私の家です。妻と2人の子供と住んでいます」
秦野の住居と知り、24時間体制でこの別荘を管理しているのが分かった。
「秦野さんの奥さんの料理は最高に美味しいんだよ。そうだ、今夜はみんなでバーベキューしよう。子供達も連れて来なよ」
「いつもありがとうございます。それでは食料の調達に行って参りますね。皆さん嫌いなものがありますか?」
茉理と絢斗は首を振る。
とにかくこのスケールに2人は飲み込まれて、ほぼ言葉を失っていた。
秦野が出掛けると、向葵は茉理と絢斗を2階の部屋に案内する。
「橋の奥が俺の部屋なんで、茉理先輩はその部屋を使ってください。俺はその隣の両親の部屋を使いますから。柳井先輩は、こちらで」
「ちょっと待て!なんで茉理は橋の向こうのお前の隣で、俺はこの手前の部屋なんだ!俺は茉理と同室でいい!この部屋、ベッドが2つあるじゃねーかよッ!」
ムキになって断固反対する絢斗。
「俺の家の別荘で、2人同室にするわけないでしょ。茉理先輩に何をするか分かったもんじゃない」
向葵が言うと茉理は真っ赤になる。
「他人の家でスるわけねーだろッ!」
「そうだよ!って言うか、俺たち、まだそんなことしたことないしッ!」
真っ赤になって茉理が言うと向葵は驚く。
「え?まだ?………………なんだ、そうなんだ」
向葵がクスッと笑う。
絢斗はその顔にムッとなる。
「何がそうなんだ、だよ。シてようがシてなかろうが、お前に関係ないだろ。茉理は俺のモンなんだけど?」
苛つきながら絢斗は言う。
茉理はまた言い合いになるのかとため息をつく。
その顔を向葵は見ると、絢斗に目線を移す。
「分かってますよ。俺は茉理先輩と楽しい夏休みを過ごしたいだけですから。それだけです」
向葵が引き下がったので、絢斗も口を噤んだ。
こんなんで、楽しい夏休みを過ごせるのか茉理は不安になって来た。
白亜の豪邸という言葉がぴったりだった。
「どうぞ」
向葵に促され別荘の中に入る。
大理石が敷き詰められている広いエントランス。
正面はガラス張りで海が見える。
天井は吹き抜けになっていて、橋が掛かっていて更に驚く。
「おいおい。マジかよ。ホテルのロビーみたいじゃん」
流石に絢斗も呆気にとられる。
靴を脱いでスリッパに履き替えるとリビングに通された。
リビングも2面がガラス張りで、テラスの先にすぐ海があるように感じる。
「このまま海まで行けるんですよ」
確かに問題なく歩いていける。なんとも贅沢な立地である。
少し離れたところに、小さいがやはりお洒落な白い家が建っていた。
「あそこは私の家です。妻と2人の子供と住んでいます」
秦野の住居と知り、24時間体制でこの別荘を管理しているのが分かった。
「秦野さんの奥さんの料理は最高に美味しいんだよ。そうだ、今夜はみんなでバーベキューしよう。子供達も連れて来なよ」
「いつもありがとうございます。それでは食料の調達に行って参りますね。皆さん嫌いなものがありますか?」
茉理と絢斗は首を振る。
とにかくこのスケールに2人は飲み込まれて、ほぼ言葉を失っていた。
秦野が出掛けると、向葵は茉理と絢斗を2階の部屋に案内する。
「橋の奥が俺の部屋なんで、茉理先輩はその部屋を使ってください。俺はその隣の両親の部屋を使いますから。柳井先輩は、こちらで」
「ちょっと待て!なんで茉理は橋の向こうのお前の隣で、俺はこの手前の部屋なんだ!俺は茉理と同室でいい!この部屋、ベッドが2つあるじゃねーかよッ!」
ムキになって断固反対する絢斗。
「俺の家の別荘で、2人同室にするわけないでしょ。茉理先輩に何をするか分かったもんじゃない」
向葵が言うと茉理は真っ赤になる。
「他人の家でスるわけねーだろッ!」
「そうだよ!って言うか、俺たち、まだそんなことしたことないしッ!」
真っ赤になって茉理が言うと向葵は驚く。
「え?まだ?………………なんだ、そうなんだ」
向葵がクスッと笑う。
絢斗はその顔にムッとなる。
「何がそうなんだ、だよ。シてようがシてなかろうが、お前に関係ないだろ。茉理は俺のモンなんだけど?」
苛つきながら絢斗は言う。
茉理はまた言い合いになるのかとため息をつく。
その顔を向葵は見ると、絢斗に目線を移す。
「分かってますよ。俺は茉理先輩と楽しい夏休みを過ごしたいだけですから。それだけです」
向葵が引き下がったので、絢斗も口を噤んだ。
こんなんで、楽しい夏休みを過ごせるのか茉理は不安になって来た。
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