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エピローグ
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大知が健のオフィスにやって来て、健は大知から麗花の取り調べ時の内容を聞いてフッとため息をついた。
「拘置所の中の人格はまだきっとミラなんだろうな」
麗花が心を閉し続けているのか、ミラが麗花を守り続けているのか。
本当のことは健にも分からない。
ただ今までのミラの行動を考えると、健は今はまだミラのままな気がした。
「お前から聞いていた内容からするとミラのままだろう。ただ主人格である麗花では裁判が成り立たないだろうな」
大知も同意する。
麗花自身は何も記憶しておらず、自分が禄郎から性的虐待を受けていた事も、禄郎が朱鷺子を殺害した場面も、自分が禄郎を殺害した事も全く知らないのだから。
「ただでさえ2人が死んでる以上、長い裁判になるかもしれないな」
「……麗花さんの婚約者の三国さんが、麗花さんに面会に行った時に婚姻届を渡している様なんだが、一向に受け入れてもらえない様だ」
この先も麗花と共に生きると決め、入籍をしたいと清太は麗花に話しているが、今は受け取れないと突っぱねていると言う。
「それも愛だろ?相手の男を苦しめたくないと思っての」
「おそらくな。しかし、ミラは何故そこまで麗花さんを守るんだろうか。麗花さんの負の部分を何故全て素直に引き受けるのか」
「分からんね。でも逆を返せば、本体よりも今は本体になっているよな」
確かに本体の麗花はミラ曰く眠っている状態だ。
どの時点で目覚めるかは誰にも分からない。
「それって、このまま永遠に麗花さんが目覚めないかもしれないと言うことか?」
「……俺の勝手な憶測なんだが、もし今現れているのが主人格だとしたら?」
「ミラが実は本来の麗花さんと言うことか?」
大知は頷く。
「まさか、そんな事が?」
「ミラにとって麗花は穢れを知らない存在だ。そうなりたい自分を生み出していたとしても不思議ではないだろ?」
麗花はミラとは違う無垢な存在。
清太に愛してもらえる麗花。
「あー、正直俺も全く理解不可能なんだよ。まぁ、高槻医師の言う通り、性的虐待から生み出されたのがミラだと言うのが正解なんだろうけどな」
大知はガシガシと髪を掻く。
「……本当のことは麗花さんじゃなきゃ分からないさ。ただ願わくば……」
どんな審判が下されようとも、麗花の精神が生まれ変わって、幸せな人生を清太と共に歩んでほしいと言うことだけだった。
「拘置所の中の人格はまだきっとミラなんだろうな」
麗花が心を閉し続けているのか、ミラが麗花を守り続けているのか。
本当のことは健にも分からない。
ただ今までのミラの行動を考えると、健は今はまだミラのままな気がした。
「お前から聞いていた内容からするとミラのままだろう。ただ主人格である麗花では裁判が成り立たないだろうな」
大知も同意する。
麗花自身は何も記憶しておらず、自分が禄郎から性的虐待を受けていた事も、禄郎が朱鷺子を殺害した場面も、自分が禄郎を殺害した事も全く知らないのだから。
「ただでさえ2人が死んでる以上、長い裁判になるかもしれないな」
「……麗花さんの婚約者の三国さんが、麗花さんに面会に行った時に婚姻届を渡している様なんだが、一向に受け入れてもらえない様だ」
この先も麗花と共に生きると決め、入籍をしたいと清太は麗花に話しているが、今は受け取れないと突っぱねていると言う。
「それも愛だろ?相手の男を苦しめたくないと思っての」
「おそらくな。しかし、ミラは何故そこまで麗花さんを守るんだろうか。麗花さんの負の部分を何故全て素直に引き受けるのか」
「分からんね。でも逆を返せば、本体よりも今は本体になっているよな」
確かに本体の麗花はミラ曰く眠っている状態だ。
どの時点で目覚めるかは誰にも分からない。
「それって、このまま永遠に麗花さんが目覚めないかもしれないと言うことか?」
「……俺の勝手な憶測なんだが、もし今現れているのが主人格だとしたら?」
「ミラが実は本来の麗花さんと言うことか?」
大知は頷く。
「まさか、そんな事が?」
「ミラにとって麗花は穢れを知らない存在だ。そうなりたい自分を生み出していたとしても不思議ではないだろ?」
麗花はミラとは違う無垢な存在。
清太に愛してもらえる麗花。
「あー、正直俺も全く理解不可能なんだよ。まぁ、高槻医師の言う通り、性的虐待から生み出されたのがミラだと言うのが正解なんだろうけどな」
大知はガシガシと髪を掻く。
「……本当のことは麗花さんじゃなきゃ分からないさ。ただ願わくば……」
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