バカと魔法と高校生活

雨音

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Eクラスのバカたち

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Eクラスと判断された鈴木は、渋々学校へ入っていた
「な、なんだ、このばかデカイ教室は…」そんな事を言っていると、
「皆さん、入学おめでとうございます。私はこの1年A組の担任   木下 翔子です。よろしくお願いします。まずは設備の確認をします。」
「ノートパソコン、個人エアコン、冷蔵庫、リクライニングシート、その他の設備に不備のある人はいますか?」
「教材の資料、冷蔵庫の中身などは、全て支給されますので遠慮なく申し出てください」
「では、始めにクラス代表を紹介します。高橋  七海さん、前に来てください。
「…はい」凜とした声が聞こえた。
「高橋七海です。よろしくお願いします」1人の可憐な少女が前へ出る。
「あれが有名な高橋さんか、美人なのに誰とも付き合わないせいで、男の子に興味がないって噂だけど…」
「そうだ!自分のクラスに行かないと!!」
鈴木は長い廊下を走り出した

「初日から遅刻しちゃった」ようやく自分のクラスに着いた鈴木は(なにしろ、Eクラスに変な奴がいたらどうしよう…)と心配していた
(いやいや大丈夫だよね。多分僕のこと優しく接してくれるよね)と覚悟を決め
「すいません、ちょっと遅刻しました」と明るく、挨拶をしてみた。すると、
「早く座れこのウジ虫野郎!!」と黒板の前に立っていた、1人の男に怒鳴られる
(台無しだ)と心で呟いた鈴木は
「って、なにやってるの海斗(かいと)?」
「先生が遅れてくるらしいから、代わりに教壇に上がってみた」と鈴木の悪友、西村海斗が答えた。
「先生の代わりって、海斗が?なんで?」
(先生の代わりって、まさか海斗が…)
「一応このクラスの最高成績者だからな」と得意気に鈴木に話した。
「え、それじゃぁ」
「あぁ、俺がクラス代表だ、これでこのクラスは、全員俺の兵隊だな!」と生き生きして話す悪友に
(つまり海斗を説得すればクラスを動かせるってワケだ)とバカ2人は考えていた
「えーと、席に着いてもらえますか?HRを始めますよ」と扉の前から気弱な声が聞こえた
「えー、おはようございます。Eクラス担任…」
と黒板に名前を書こうと後ろを向くが_
「田中 真です。よろしくお願いします」まさかチョークすら用意されてないなんて…
「まずは設備の確認をします。卓袱台、座布団、不備があれば申し出てください」
「必要なものがあれば極量自分で調達してください」先生の説明が終わる(なんだこのAクラスとの雲泥の差は)と絶望していると
「せんせー、俺の座布団綿がほとんど入ってないんですけど…」と1人の生徒が座蒲団を持ち上げて見せた(わー、すごいペラペラしてる可愛そうに)
「あー、我慢してください」(……)
続いて、「先生窓が割れて寒いんですけど」(わー、寒そうだな可愛そうに)
「えー、我慢してください」(……)
「せんせー、俺の卓袱台の足が折れてるんですけど」(あんなにポッキリ折れてたら、変えなくちゃ使えな…)
「木工用ボンドが支給されますので自分で直してください」(ここって本当に教室?)

「では、自己紹介を始めます窓側の人からお願いします。」と、窓側の生徒が何人か自己紹介をしていると
「泉 蘭化(いずみ らんか)。演劇が得意です。1年間よろしく」と可愛いの子の自己紹介が終わった。(あーなんて可愛いんだ!。っていけないあいつは男だ!)
次の人は、「工藤  直己(くどう なおき)…。」と自己紹介が終わってしまった、(相変わらす口数が少ないな、このクラス男が多いな)すると
「_です。」と次の人の自己紹介が始まっていた。(おぉ、女子の声だ!)「フランス育ちで日本語は苦手です。趣味は鈴木六矢を殴ることです!」(なんだこのピンポイントかつ、危険な趣味を持つ奴は…)
「ヤッホー、鈴木!今年もよろしく」と鈴木の天敵である彼女が呼び掛けた
気づいたらもう僕の番だ(こういうのは、序盤が肝心…気さくで、明るい好青年アピールをしよう)
「えーと、鈴木ろく_」『ガラッ』扉が開いた音がした。誰だ僕の自己紹介を切った奴は!
「す、すいません。保健室に行っていたら遅れちゃって」とても可愛いらしい声がした。「って、あれ?何で彼女がここにいるんだろう?」
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