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第参章 失いゆく、日常――秘密の花園編。

佰話 閑話休題――斗家定例家族会議。

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「基本ショートショート化で、早くも百話。全然、話しが先に進んどらんが」

「とりま、オメ」

「一年以上も前の怪文書だけに、俺ながらヘッタクソ極まるな。直しててヘソで茶を沸かせてもーたわ」

「うーん……一年経った今も、大して変わってないよ、パパ」

「ボクもそう思うよ」

「あらあら」

「喧しい! 書籍化やコミカライズ化にアニメ化を狙って晒してんぢゃねーから、良いんだそんなで!」

「パパのネタは割に良いと思う時もあるけど……文章が。時々、意味フの俺用語だっけ? ボクですら読解するのが辛い」

「電脳歌姫のリズムゲームで『もうちょっと頑張ろうね』って言われる程度には、なんとか読めるから良いんじゃないかな?」

「未来、アイ。真面目に評論しないで下さる⁉︎ 悲しくなっちゃうよ、俺」

「あらあら……私は……面白いと……思いますわ……よ?」

「最妃、なんであらぬ方向を向く? そして小鬼殺しに出てくる魔法使いのお姉さんみたく、言葉詰まりで辿々しく褒めるの、ナ二?」

「まぁまぁ……努力は認めるのよ? 努力は認めるのよ?」

「アリサも二度言うの、ナニ?」

「チュイン! ウォン! ハッハ? フン……」

「お前らとは、そもそもコミニケができん! 表情から見ると慰めてくれるか慰めてくれてんだろうが……余計に悲しくなるわ!」

「なろう時代の解説とか、欄外の方が面白かったって、辛辣なご意見もあったけど?」

「それは知りたくなかった事実だな」

「ドンマイ……ま、頑張れ」

「疑問に思ったら負けだ! 俺は俺の道を行く!」

「逝かないと良いね」

「――∑(゚Д゚)」



 ――――――――――
 閑話、おわり。本編は、つづく。
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