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第8章 冬が来る前に
エピソード43-1
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桃魔術研究会―― 第一部室
今日、静流は月に一度の『検閲』の日であった。
放課後、いつものように真琴、シズムを連れ、第一部室に向かう。
「お疲れ様です」ガラッ
「「「「お待ちしておりました! 静流様!」」」」ザッ
静流が入るなり、いつものビスマルクポーズで迎える部員たち。
「だからそう言うのって……もういいです」
『合併』の件で、部員も増加し、ただでさえ異様な光景に、拍車がかかった。
「シズムン、いらっしゃい。さあ、おいで」
「ヤッホウ、モノクロ先輩♪」
白黒ミサには、シズムを愛でる事が最早日課になっている。
「静流様、早速ですが、今月の分でございます」ドサッ
「こ、こんなに!? いつもより、多くないですか?」
静流を座らせると、部員は机の上に『これでもか!』と言う数の薄い本をおもむろに置いた。
「そうか。『その時期』が来たのね?」
「何だよ真琴? 『その時期』って?」
静流の頭の上に『???』マークが回っている。
「良く気付いたな1st、そう。来るのだよ、『冬の陣』が、な」
部長の黒ミサが、腰に手をあて、ドヤ顔でそう言った。
「『冬の陣』……冬フェス、あ、『コミマケ』か?」
「ご明察! 来るのですよ! 我らの『祭典』が!」
同人誌界では、季節ごとに行われる『同人誌即売会』を、フェスと呼び、中でも年一回行われる『コミック・マーケティング』については、他のフェスよりも重要視されている。
年間の目標売り上げの実に半数以上が、このフェスで達成されるケースもあり、参入するクリエーターたちは、プロ・アマ問わずこの時期にウェイトを置く事がデフォルトである。
「今回はさらに、社外からの二次創作オファーも数社来ております」
「ん? つまり、『三次創作』って事?」
実際には、二次の二次は、所詮二次であるが。
「左様です。『五十嵐出版』は、最早メジャー級なのです!」
「ふぅん、二次創作の僕は、手厚く保護されてるんだ。何だかなぁ……」
静流は二次創作の自分に嫉妬した。
「拗ねている静流様、カワイイ」ざわ……
「むはぁ、たまらんのぉ」ざわ……
部員たちは、静流のコロコロと変わる表情に癒されていた。
「コレも安寧の為、辛抱して下さいませ」
黒ミサは、静流の反応を愉しみながらそう言った。
「あまりのめり込まないで下さいよ? 何事もほどほどに、が一番です」
静流は溜息をつき、真琴に言った。
「真琴、いつもの『事前検閲』お願い」
「はぁ、わかったわよ」
事前検閲とは、真琴が言いだした事であり、いきなり静流に見せると、静流に悪影響を及ぼしかねないものがあるといけないので、事前に真琴が吟味する事である。
この事前をクリアする事が、出版出来るか否かの瀬戸際なのである。
「どれどれ、うひゃぁ、ちょっとチーフ、マズくないの? この表現」
「そこはそれ、ユーザーの要望でがんすよ。ラッキースケベは必須でがんしょう?」
「確かに、インパクトは大事か。認めましょう」
真琴は、物凄い速さで事前検閲をこなしていく。
『薄い本』の為か、一冊にかかる時間は数分である。
真琴の対応をしている部員は、名を三階堂フミと言い、制作スタッフのチーフである。
「静流、これは私が見て問題無いと判断したもの」
「じゃあ、ソッチは?」
「静流には刺激が強すぎる内容のもの」
「って事はNG、なの?」
「いいえ。これはこれで許可します」
「そう言うの、毎回あるよね? 裏口入学?」
「例えが悪い! 静流にはNGだけど、ヘビーなユーザーにはOKなの!」
「そんなもんかね。ま、イイけど?」
静流は、検閲と言いつつ、出来上がったものに対してツッコミを入れる程度で済ませている。
何故かと言うと、作り手の『熱』がもの凄く、とても修正しろ、とまでは強く言えないのである。
結局、そのほとんどが世に出る事となる。
「さぁて、始めるか。先ずは……うっ、タイトルでもうダメかも……」
静流が見ていた主な作品は……
『可愛さ余ってリビドー100倍』
『回春ブタ野郎は桃髪ネコミミメイドロボの夢を見るか?』
『転生したらインキュバスだった件』
『その桃髪美少年、淫乱につき』
『婿に来ないか? 俺の所へ』
『パーティーを追放された僕は、実は床上手だった。今更戻って来いって言われても、もう遅いよ』
『前戯なき戦い タマ取ったろか?』
その他諸々であった。
「いかがです? 静流様ぁ? 気合の入り方が段違いでござんしょう? グフ、グフフフ」
静流にもみ手をしながら、近付いて来る者がいた。
「三階堂チーフ、この体勢って、人類工学的にありえないと思うんだけど?」
「うう。鋭いでがんすね。静流様の疑問はごもっともです。それは『やおい穴』と呼ばれる『第三の穴』でがんすよ」
「そんな人種がいるの? 一応言っておくけど、僕にはそんな穴、無いからね?」
静流にとっては、男同士が対面での行為に及んでいる事が、腑に落ちないようだ。
「言ってしまえば、ファンタジー、ロマンでがんすよ、静流様」
「ふぅん、そんなもんかね。実際だと、やっぱ後ろから……なのかな? でも、もうちょっと腰をこうすれば……」
「むほぉ? 今日の静流様のツッコミはひと味違うでがんすね? ツッコミだけに素晴らしい!」
静流の興味が、意外な方向に及んでいる。
「ち、ちょっと静流!? アンタはそんな事考えなくてイイの!」
「真琴、頭ごなしは良くないな。こういうのも知っておく方が、何かの時に役に立つかもよ?」
「そんなもん、全く役に立たんわ!」
チーフや真琴らと、何やら真面目な会話をしている静流を見て、周りの部員たちがざわついている。
「あの静流様が、真剣に薄い本を見て下さっている?」ざわ……
「合併を機に、意識改革なされたのであろう」ざわ……
「これほど間近にご尊顔を……ありがたや」ざわ……
「微妙に論点がズレていますが……素敵です」ざわ……
検閲も終わりの頃、静流が三階堂に聞いた。
「あとチーフ、ちょっと聞きたいんだけど」
「何でがんすぅ? 静流様?」
「検閲の時、いつも気になってたんだけど、僕の相手、うんと『攻め』?の人って、誰かモデルがいるの?」
「なるほど。ついに来たでがんすね? お相手への興味が。フフフフ」
「その反応って事は、その人は実在するの?」
「ええ。いらっしゃいますよ。ただ、静流様以上にミステリアスなお方でがんすね」
「もうちょっと詳しく教えてよ」
「『あの方』については副部長の方がお詳しいですよ?」
「白ミサ先輩? そう。じゃあ聞いてみるよ」
静流は白ミサに聞いてみた。
「白ミサ先輩、『薄い本』で僕の相手をしてる人って、実在してるんです?」
「ええ。いますよ。もしかして、興味湧きました? イイ傾向ですね。 ムフフフ」
「それはイイですから、で、誰なんです?」
「この方は『七本木ジン』様、編集長、五十嵐モモ様のお知り合いで、何でも昔は俳優をされていたとか。古いタレント名鑑があれば、載っているのでは?」
「伯母さんの? 今はどこに?」
「流石にそこまでは。かなり謎の多いお方のようですし」
「俳優か。じゃあ、シレーヌさんに聞けば、すぐにわかりそうですね」
「確かに。代表くらいの方なら、当然ご存じでしょうね」
珍しく真琴から修正が入った。
「ちょっとメメ?、この、『幼馴染は最弱です』っての、引っかかるなぁ?」
「せんぱぁい、幼馴染が『負け確定キャラ』なのは、デフォルトですよぉ?」
「そこを何とか。大体、意外性が無いと、マンネリ化しちゃうでしょうに」
「『薄い本』に意外性は要りませんねー」
「いっその事、全ヒロインを幼馴染にするってのはどうかしら?」
「ふむ? それ、イイかもです」
そんな感じで検閲と言いつつ、意見交換会のようなものは終わった。
「「「「静流様、お疲れ様でした!」」」」
検閲が終わり、家に帰ろうと支度をしていると、廊下から足音が聞こえ、ドアが開いた。ドドド、ガチャ
「静流様ぁ~!!」ゼェゼェ
「何だ!? 騒々しい」
息を切らせ、部室に乗り込んで来たのは、オカ研の板倉こずえ、通称イタコであった。
「イタコさん?」
「夢を……見ました」ハァハァ
「夢って、予知夢、ですか?」
「ええ……」ハァハァ
「とりあえず、落ち着きましょう」
興奮気味のイタコを椅子に座らせ、落ち着いた所で静流はイタコに聞いた。
「それで、どんな夢だったんです?」
「静流様が、メカドラゴンに乗って、空を飛んでいました」
「随分ファンタジーな夢ですね? でも、まだ僕、異世界デビューしてないですよ?」
今の静流の発言に、イタコは敏感に反応した。
「異世界デビューって、そんなもの出来るんですか? 静流様は?」
「つてはあるんですけど、危ないからってお許しが出なくて。三年になったら、OKが出るかな?」
「むほぉ、未知への探求心が、ふつふつと湧いてきますね」
「とにかく、情報が少なすぎますね。何かわかったら、また教えて下さい」
静流たちは、今度こそ部室を後にした。
今日、静流は月に一度の『検閲』の日であった。
放課後、いつものように真琴、シズムを連れ、第一部室に向かう。
「お疲れ様です」ガラッ
「「「「お待ちしておりました! 静流様!」」」」ザッ
静流が入るなり、いつものビスマルクポーズで迎える部員たち。
「だからそう言うのって……もういいです」
『合併』の件で、部員も増加し、ただでさえ異様な光景に、拍車がかかった。
「シズムン、いらっしゃい。さあ、おいで」
「ヤッホウ、モノクロ先輩♪」
白黒ミサには、シズムを愛でる事が最早日課になっている。
「静流様、早速ですが、今月の分でございます」ドサッ
「こ、こんなに!? いつもより、多くないですか?」
静流を座らせると、部員は机の上に『これでもか!』と言う数の薄い本をおもむろに置いた。
「そうか。『その時期』が来たのね?」
「何だよ真琴? 『その時期』って?」
静流の頭の上に『???』マークが回っている。
「良く気付いたな1st、そう。来るのだよ、『冬の陣』が、な」
部長の黒ミサが、腰に手をあて、ドヤ顔でそう言った。
「『冬の陣』……冬フェス、あ、『コミマケ』か?」
「ご明察! 来るのですよ! 我らの『祭典』が!」
同人誌界では、季節ごとに行われる『同人誌即売会』を、フェスと呼び、中でも年一回行われる『コミック・マーケティング』については、他のフェスよりも重要視されている。
年間の目標売り上げの実に半数以上が、このフェスで達成されるケースもあり、参入するクリエーターたちは、プロ・アマ問わずこの時期にウェイトを置く事がデフォルトである。
「今回はさらに、社外からの二次創作オファーも数社来ております」
「ん? つまり、『三次創作』って事?」
実際には、二次の二次は、所詮二次であるが。
「左様です。『五十嵐出版』は、最早メジャー級なのです!」
「ふぅん、二次創作の僕は、手厚く保護されてるんだ。何だかなぁ……」
静流は二次創作の自分に嫉妬した。
「拗ねている静流様、カワイイ」ざわ……
「むはぁ、たまらんのぉ」ざわ……
部員たちは、静流のコロコロと変わる表情に癒されていた。
「コレも安寧の為、辛抱して下さいませ」
黒ミサは、静流の反応を愉しみながらそう言った。
「あまりのめり込まないで下さいよ? 何事もほどほどに、が一番です」
静流は溜息をつき、真琴に言った。
「真琴、いつもの『事前検閲』お願い」
「はぁ、わかったわよ」
事前検閲とは、真琴が言いだした事であり、いきなり静流に見せると、静流に悪影響を及ぼしかねないものがあるといけないので、事前に真琴が吟味する事である。
この事前をクリアする事が、出版出来るか否かの瀬戸際なのである。
「どれどれ、うひゃぁ、ちょっとチーフ、マズくないの? この表現」
「そこはそれ、ユーザーの要望でがんすよ。ラッキースケベは必須でがんしょう?」
「確かに、インパクトは大事か。認めましょう」
真琴は、物凄い速さで事前検閲をこなしていく。
『薄い本』の為か、一冊にかかる時間は数分である。
真琴の対応をしている部員は、名を三階堂フミと言い、制作スタッフのチーフである。
「静流、これは私が見て問題無いと判断したもの」
「じゃあ、ソッチは?」
「静流には刺激が強すぎる内容のもの」
「って事はNG、なの?」
「いいえ。これはこれで許可します」
「そう言うの、毎回あるよね? 裏口入学?」
「例えが悪い! 静流にはNGだけど、ヘビーなユーザーにはOKなの!」
「そんなもんかね。ま、イイけど?」
静流は、検閲と言いつつ、出来上がったものに対してツッコミを入れる程度で済ませている。
何故かと言うと、作り手の『熱』がもの凄く、とても修正しろ、とまでは強く言えないのである。
結局、そのほとんどが世に出る事となる。
「さぁて、始めるか。先ずは……うっ、タイトルでもうダメかも……」
静流が見ていた主な作品は……
『可愛さ余ってリビドー100倍』
『回春ブタ野郎は桃髪ネコミミメイドロボの夢を見るか?』
『転生したらインキュバスだった件』
『その桃髪美少年、淫乱につき』
『婿に来ないか? 俺の所へ』
『パーティーを追放された僕は、実は床上手だった。今更戻って来いって言われても、もう遅いよ』
『前戯なき戦い タマ取ったろか?』
その他諸々であった。
「いかがです? 静流様ぁ? 気合の入り方が段違いでござんしょう? グフ、グフフフ」
静流にもみ手をしながら、近付いて来る者がいた。
「三階堂チーフ、この体勢って、人類工学的にありえないと思うんだけど?」
「うう。鋭いでがんすね。静流様の疑問はごもっともです。それは『やおい穴』と呼ばれる『第三の穴』でがんすよ」
「そんな人種がいるの? 一応言っておくけど、僕にはそんな穴、無いからね?」
静流にとっては、男同士が対面での行為に及んでいる事が、腑に落ちないようだ。
「言ってしまえば、ファンタジー、ロマンでがんすよ、静流様」
「ふぅん、そんなもんかね。実際だと、やっぱ後ろから……なのかな? でも、もうちょっと腰をこうすれば……」
「むほぉ? 今日の静流様のツッコミはひと味違うでがんすね? ツッコミだけに素晴らしい!」
静流の興味が、意外な方向に及んでいる。
「ち、ちょっと静流!? アンタはそんな事考えなくてイイの!」
「真琴、頭ごなしは良くないな。こういうのも知っておく方が、何かの時に役に立つかもよ?」
「そんなもん、全く役に立たんわ!」
チーフや真琴らと、何やら真面目な会話をしている静流を見て、周りの部員たちがざわついている。
「あの静流様が、真剣に薄い本を見て下さっている?」ざわ……
「合併を機に、意識改革なされたのであろう」ざわ……
「これほど間近にご尊顔を……ありがたや」ざわ……
「微妙に論点がズレていますが……素敵です」ざわ……
検閲も終わりの頃、静流が三階堂に聞いた。
「あとチーフ、ちょっと聞きたいんだけど」
「何でがんすぅ? 静流様?」
「検閲の時、いつも気になってたんだけど、僕の相手、うんと『攻め』?の人って、誰かモデルがいるの?」
「なるほど。ついに来たでがんすね? お相手への興味が。フフフフ」
「その反応って事は、その人は実在するの?」
「ええ。いらっしゃいますよ。ただ、静流様以上にミステリアスなお方でがんすね」
「もうちょっと詳しく教えてよ」
「『あの方』については副部長の方がお詳しいですよ?」
「白ミサ先輩? そう。じゃあ聞いてみるよ」
静流は白ミサに聞いてみた。
「白ミサ先輩、『薄い本』で僕の相手をしてる人って、実在してるんです?」
「ええ。いますよ。もしかして、興味湧きました? イイ傾向ですね。 ムフフフ」
「それはイイですから、で、誰なんです?」
「この方は『七本木ジン』様、編集長、五十嵐モモ様のお知り合いで、何でも昔は俳優をされていたとか。古いタレント名鑑があれば、載っているのでは?」
「伯母さんの? 今はどこに?」
「流石にそこまでは。かなり謎の多いお方のようですし」
「俳優か。じゃあ、シレーヌさんに聞けば、すぐにわかりそうですね」
「確かに。代表くらいの方なら、当然ご存じでしょうね」
珍しく真琴から修正が入った。
「ちょっとメメ?、この、『幼馴染は最弱です』っての、引っかかるなぁ?」
「せんぱぁい、幼馴染が『負け確定キャラ』なのは、デフォルトですよぉ?」
「そこを何とか。大体、意外性が無いと、マンネリ化しちゃうでしょうに」
「『薄い本』に意外性は要りませんねー」
「いっその事、全ヒロインを幼馴染にするってのはどうかしら?」
「ふむ? それ、イイかもです」
そんな感じで検閲と言いつつ、意見交換会のようなものは終わった。
「「「「静流様、お疲れ様でした!」」」」
検閲が終わり、家に帰ろうと支度をしていると、廊下から足音が聞こえ、ドアが開いた。ドドド、ガチャ
「静流様ぁ~!!」ゼェゼェ
「何だ!? 騒々しい」
息を切らせ、部室に乗り込んで来たのは、オカ研の板倉こずえ、通称イタコであった。
「イタコさん?」
「夢を……見ました」ハァハァ
「夢って、予知夢、ですか?」
「ええ……」ハァハァ
「とりあえず、落ち着きましょう」
興奮気味のイタコを椅子に座らせ、落ち着いた所で静流はイタコに聞いた。
「それで、どんな夢だったんです?」
「静流様が、メカドラゴンに乗って、空を飛んでいました」
「随分ファンタジーな夢ですね? でも、まだ僕、異世界デビューしてないですよ?」
今の静流の発言に、イタコは敏感に反応した。
「異世界デビューって、そんなもの出来るんですか? 静流様は?」
「つてはあるんですけど、危ないからってお許しが出なくて。三年になったら、OKが出るかな?」
「むほぉ、未知への探求心が、ふつふつと湧いてきますね」
「とにかく、情報が少なすぎますね。何かわかったら、また教えて下さい」
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