ウィッチ・ザ・ヘイト!〜俺だけ使える【敵視】魔法のせいで、両親に憎まれ村を追放されました。男で唯一の魔術師になったので最強を目指します〜

(有)八

文字の大きさ
3 / 44
序章 魔術師の誕生

3話 人に言えない秘密

しおりを挟む
「帰りはまた夜になると思います」

 靴紐を結び立ち上がると俺は二人に出かける事を告げた。
 カウンター席に座ってコーヒーを飲んでいたおじさんが振り返る。

「おう、ところでいつも休みのたびにどこ行ってんだ?」
「あー……山に登って景色を眺めて、とかそんな感じです」
「ふーん。ま、気ぃつけてな」

 山に行くのは本当だけど、そこでにごした。
 店の扉を開くと上部に付けられた金具が揺れて、チリンチリンと軽快な音が鳴った。

「行ってきますおじさん、おばさん!」
「いってらっしゃい。夜ご飯までには帰っておいで」

 外へ出ると冬の風が吹き荒んでいた。もし野宿でもしてたら、朝には凍え死んでしまいそうな寒さだ。
 改めて、帰る家のない俺を住み込みで雇ってくれた二人には、感謝してもしたりない。

 村を追放されたあの夏の日、俺は一ヶ月かけて森を抜け、さらに山を越えてこの町にたどり着いた。
 あんまりその時の事を覚えていないが、おじさんいわく、道の真ん中で倒れていたらしい。ほとんど飲まず食わずだったからなぁ……むしろよく持ったほうだと思う。

 そこを助けてくれたのがおじさんとおばさんだ。
 二人は俺に温かい食事と服をくれた。さらに、帰るところがないと言ったら、「ここに住め」とまで言ってくれたのだ。

 そんなこんながあって昼はカフェ、夜は居酒屋を経営しているこの店で働かせてもらっている。
 二人は「無理に働かなくていい」と言ってくれたけど、ここまで親切にされて何もしないわけにはいかないよ。

 ――それに、一ヶ月の放浪旅も案外無駄ではなかったと思う。
 旅とも言えない死と隣り合わせの毎日は、魔女から与えられた力を理解するのにちょうどよかった。

 日夜出会うモンスターとの戦いで分かったのは、俺が使える魔法は二つしかないということだ。

 【敵視ヘイト魔法】はその名の通り、敵の視線を俺に集中させるもの。
 あ、命名は俺。そんな魔法聞いた事ないからそう呼ぶことにした。対象を定めて使えば、狙った人やモンスターの注意を自分に向けさせることができるみたいだ。

 もう一つは【反抗レジスト魔法】。これも命名、俺。
 自分に向けられた敵視ヘイトによって、発動できるカウンター的な魔法だ。
 威力と効果は敵視の数と憎しみ度合いによって変わるみたい。まだ分からない部分もあるので要検証中。

「さてと……今日はどんなモンスターがいるかな……」

 そんなわけで、俺は暇な時間が出来ては山に登り、魔法の練習をしている。ここなら人が滅多に来ないし、モンスター相手なら気兼ねなく魔法を使えるからね。
 それに、『男が魔法を使っている』と騒がれては面倒だし、魔法の効果で追放されるのも御免だ。

「ん? あれは……」

 ゴツゴツした岩肌が露出する斜面に、ゆっくりと動く黒い物体が目に止まった。
 人よりも大きな体で四本の足で歩く、熊型モンスターだった。

「なんで二月に熊? まだ冬眠している時期じゃ……」

 熊型モンスターが歩く進行方向に目を向けると、もう一つ動く影があった。

「――なっ?!」

 格好から剣士……冒険者だろうか。必死に剣を振り回して、近寄るモンスターを追い払おうとしている。

(なんで逃げないんだあの人! 熊型に正面からやり合うのは自殺行為だぞ!)

 熊型とは森を彷徨っている時に一度戦った事がある。性格は獰猛どうもうで、その巨体からは想像出来ないほど素早く動く。不意を突いて一発で仕留めなければ、一対一ではまず歯が立たない相手だ。

 そんな俺の考えはその人の足元を見て変わった。逃げないのではなく、ようだ。

 剣士の右足は、岩の隙間に挟まっているようで身動きが取れないでいた。きっと足でも滑らせたのだろう。

「――う、嘘でしょ……来ないで……誰か……」

 熊型モンスターは振り回された剣を見て、逃げるどころか怒っていた。
 鼻息を荒くし雄叫びを上げると、人の胴ほどもある巨腕から爪を剥き出す。

(クソ……やるしかないか?!)

 人の前で魔法を使う事に俺は躊躇ちゅうちょした。もししくじったら……でも、助けなきゃあの人は……。

 俺が迷っている間に、熊と剣士の距離は二メートルもなかった。熊は後ろ足で立ち上がると右腕を大きく振り上げ、剣士に向かって襲いかかる。

「グァアウッ!!」
「い、いやぁあああ!!」
「――ッ【敵視ヘイト】!!」

 振り下ろされた爪は剣士の眼前で止まった。
 ……なんとか成功したようだ。

 熊型モンスターの巨体を紫色の光が覆っていた。この光は敵視ヘイト魔法がかかった事を意味している。
 突然動きを止めた熊型モンスターに、剣士は身構えたまま目を丸くして驚いていた。

「……っ? え? え?」

 熊型モンスターはゆっくりと体の向きを変えると、よだれを垂れ流し、俺に向かって走り出した。

「グォオオオン!!」

 敵視ヘイトはしっかり俺に向いている。あとは練習通りやるだけ……大丈夫、大丈夫だ……。
 
 迫りくる熊に向けて、俺は右手を広げて構える。手のひらに意識を集中すると、宙空に詠唱紋が浮かび上がった。

 俺が使えるもう一つの魔法。それは俺のによって、その効果が変わるってことを何度かの練習で知った。
 俺が思い浮かべるのは火の初級魔法――。

「【反抗レジスト】!!」

 詠唱紋から五つの火球ファイアボールが同時に飛び出した。一度外側に膨らんだ球はモンスターに向かって収束していく。

――ドドドドドッ!!

 爆発音と熱風が周囲に広がった。
 少しして煙が風に流されると、再び姿を見せたモンスターはその場に横たわり、動かなくなっていた。

 本当に初級魔法か? と疑いたくなるほどの火力に自分でビックリしてしまった。きっとそれだけ熊型モンスターの敵視ヘイトを買っていたのだろう。

 反抗レジスト魔法……火や水、雷など俺のイメージどおりの魔法がだせるけど、発動条件が難しいな。相手に憎まれないといけないのが最大のネックだな。

「ふぅ……あ、そうだ」

 俺は斜面を下り、身動きができない剣士の元へと歩み寄った。
 ふむふむ、見たところ怪我は無さそうだけど……さっきから俯いたままだし、どこか痛いのだろうか。

「あの? 大丈夫ですか?」
「……た」
「??」
「――た、助かりましたぁああ!! ありがとう! ありがとうぅうううう!」

 顔を上げた剣士は、俺とさほど歳が違わなそうな女の子だった。
 涙と鼻水を撒き散らしながら抱きつこうとしてくるので、俺は少し彼女から距離を取った。

 足が岩にハマったままで良かった。服が鼻水でベトベトになるところだった。

「とりあえず、そのハマった足なんとかしよう? あとこれ、よかったら使って」

 彼女にハンカチを手渡すと、涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を拭きはじめる。

 この子……鼻水はおいといて、よく見ると結構可愛い。
 オレンジ色の長い髪に一束だけ薄黄色が混ざっている。目は大きく美少女という言葉がピッタリだった。

 彼女が落ち着くのを待って、岩から足を外す手伝いをする。

「俺の肩に掴まってて。倒れたらこの辺危ないから」
「……ぐすっ……はいぃ……」

 まずはブーツを脱がせて足を抜く。そのあとでブーツを抜き取れば……っと。よし、取れた取れた。
 再度ブーツを履かせようとしていると、女の子は急に素っ頓狂な声を上げた。

「――はっ!? ちょ、ちょちょっと待って!」
「え? どうしたんですか?」
「さっきのってですよね? 魔法が使えるんですか?!」

 ……しまった。そうだった。助ける為とはいえ、ガッツリと見せてしまった。

「あー……うん、まあそうなんだけど……」
「すごいじゃないですか! 人類初?! もしかしてあなたは大賢者とかですか?」

 やばい。めちゃくちゃ興奮してる。
 やっぱり人に見せるとこうなるのか。変な噂が立つと俺の人生計画が崩れる。

「いや、大賢者とかそんな大した者では無く……すみません! この事は誰にも言わないでもらえますか?」

 頭を下げてお願いしてみたが、彼女は鼻息を荒くして興奮冷めやらぬ様子だ。

「なぜですか!? 男も魔法が使えるとなれば世紀の大発見なんですよ? きっと王族や貴族から声もかかるし、冒険者ギルドでも一躍有名人になれますよ!」

 マズいのだ。
 自分の力も全部分かっていないのに有名になるのは、俺が求める夢とは違う。そんなのはただの成金貴族みたいで嫌だ。

 それに王族に声を掛けられたら、念願だった冒険が出来なくなる。俺は城内で偉そうに踏ん反り返って一生を過ごすのは御免だ。もっと自由に生きたい。

「……人に言えない訳があるんですか?」

 乗り気じゃ無い俺を見て、彼女は不思議そうに首を傾げる。

 三百年前の魔女に会って力を貰いました!
 ……なんて言えるわけもない。頭がおかしくなったと思われて終わりだよ。

 なんとも言えずに俺は黙って頷くしかなかった。

「……わかりました。命の恩人に押し付けがましかったですね。私の方こそごめんなさい」
「いや、あなたが謝ることじゃ……」

 彼女は下げていた頭を上げると、可愛らしくニコッと笑って見せる。
 その笑顔にちょっとだけドキッとした。そういえば故郷には歳の近い女の子はいなかったな、なんてことを思い出す。

「挨拶がまだでしたね。私はリオン。冒険者で剣士をしているの。あなたは?」
「俺はタクト。そこの町で住み込みで働いてるただの一般人」
「えー? あんなに凄いのになによその肩書き?」

 リオンは吹き出して笑っていた。
 でも他に言うことが無いのだからしょうがない。
 事実、俺はまだ魔術師と呼べるような実力を持っていないのだから。

 お互い緊張が解れたところで、傍らに横たわるモンスターに目をやる。
 体毛は完全に焦げてしまって、辺りに苦い香りを放っている。

「このままには……しておけないよなぁ……」
「そうね……なら冒険者ギルドに買い取ってもらいましょ! きっと良い値で買い取ってくれると思うし」
「冒険者ギルド?」

 リオン曰く、幾つかの町には冒険者ギルドという集会所があり、冒険者たちに任務の依頼や装備の調達、
モンスターの肉や素材、金品の買取も行なっているらしい。

 そういえば母さんも任務がどうとか言っていたなぁ。こうやって稼いでいたのか。

「じゃあ俺も運ぶの手伝うよ」
「これはタクトの手柄だよ? むしろ私に手伝わせてちょうだい!」
「い、いいの?」
「もちろん!」

 リオンの提案で予定よりだいぶ早く、俺は町へと戻ることにした。

 魔法を使って自分の筋力を上げたリオンが、軽々と熊を持ち上げている事に驚く。こんな事もできるなんて、魔法ってやっぱり便利だなあ。

 しかし、笑顔で自分の何倍も大きい熊を担いで運ぶ姿は、なんというかとてもシュールだった。
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

外れスキル【アイテム錬成】でSランクパーティを追放された俺、実は神の素材で最強装備を創り放題だったので、辺境で気ままな工房を開きます

夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティで「外れスキル」と蔑まれ、雑用係としてこき使われていた錬金術師のアルト。ある日、リーダーの身勝手な失敗の責任を全て押し付けられ、無一文でパーティから追放されてしまう。 絶望の中、流れ着いた辺境の町で、彼は偶然にも伝説の素材【神の涙】を発見。これまで役立たずと言われたスキル【アイテム錬成】が、実は神の素材を扱える唯一無二のチート能力だと知る。 辺境で小さな工房を開いたアルトの元には、彼の作る規格外のアイテムを求めて、なぜか聖女や竜王(美少女の姿)まで訪れるようになり、賑やかで幸せな日々が始まる。 一方、アルトを失った元パーティは没落の一途を辿り、今更になって彼に復帰を懇願してくるが――。「もう、遅いんです」 これは、不遇だった青年が本当の居場所を見つける、ほのぼの工房ライフ&ときどき追放ざまぁファンタジー!

『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!

たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。 新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。 ※※※※※ 1億年の試練。 そして、神をもしのぐ力。 それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。 すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。 だが、もはや生きることに飽きていた。 『違う選択肢もあるぞ?』 創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、 その“策略”にまんまと引っかかる。 ――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。 確かに神は嘘をついていない。 けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!! そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、 神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。 記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。 それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。 だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。 くどいようだが、俺の望みはスローライフ。 ……のはずだったのに。 呪いのような“女難の相”が炸裂し、 気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。 どうしてこうなった!?

《レベル∞》の万物創造スキルで追放された俺、辺境を開拓してたら気づけば神々の箱庭になっていた

夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティーの雑用係だったカイは、魔王討伐後「無能」の烙印を押され追放される。全てを失い、死を覚悟して流れ着いた「忘れられた辺境」。そこで彼のハズレスキルは真の姿《万物創造》へと覚醒した。 無から有を生み、世界の理すら書き換える神の如き力。カイはまず、生きるために快適な家を、豊かな畑を、そして清らかな川を創造する。荒れ果てた土地は、みるみるうちに楽園へと姿を変えていった。 やがて、彼の元には行き場を失った獣人の少女やエルフの賢者、ドワーフの鍛冶師など、心優しき仲間たちが集い始める。これは、追放された一人の青年が、大切な仲間たちと共に理想郷を築き、やがてその地が「神々の箱庭」と呼ばれるまでの物語。

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

処理中です...