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一章 憎しみの魔女
25話 カムバック・アゲイン
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アークフィランを旅立ち二週間が経った頃。
ようやく俺とリーフィリアは故郷の近くまで来ていた。
俺の村は森と山に囲まれていて、悲しきかな田舎過ぎるが故に、馬車は一つ前の村で終点となっていた。
仕方なく歩きで向かう事になったが、今の状況を見れば歩きで良かったと思える。
「お前――タクトか!?」
森へ入って道なりに進んでいた俺たちの前に、一人の男が立ち塞がっている。
この人には見覚えがあった。確か村長の息子さんだ。息子といっても村長はもうヨボヨボのお婆さんだから、この人もすでに五十歳近くだったはず。
男は畑で使う鍬を構えて、俺たちが村へ進むのを拒んでいるようだ。
「なんだ貴様。そこを通せ」
「お前もタクトの仲間か? それ以上村に近づくなッ!!」
鍬の先をリーフィリアに向けて威嚇してくる。
この感じ……半年以上経っても敵視魔法は効果を失っていないのか。
きっと他の村人も同じだろう。もしかしたら解けているかも、という淡い期待は早々に消え去ってしまった。
「リーフィリア、他の道から行こう。目的の物は洞窟にあるはずだから」
「――ッ、面倒臭い魔法だな」
リーフィリアは舌打ちをして踵を返す。
アークフィランを無事浄化出来たら、今度は村を取り戻さないとな。
* * *
獣道を進んでいくと、急に視界が開けた場所にでた。木々は生えておらず、山肌にぽっかりと口を開けた洞窟が見える。
「あそこだ」
「こんなところに憎しみの魔女が……」
洞窟の前まで来ると、風が通る音がまるで獣の唸り声のように響いている。
「【燃やせ】」
隣にいたリーフィリアが、鞄から取り出したランプに火を灯していた。
「ここまで来てなんだけど、洞窟の道順とかはさっぱり覚えてないんだ。ただ、『結構走った』ってことぐらいしか……」
「一回で洞窟内を覚えられる人なんていないだろ。ゆっくり行けばいいさ。モンスターの巣になってるかもしれないし、私が先を歩こう」
先行するリーフィリアのあとをついていく。
俺の魔法は、好きな時にパッとは出せないから、モンスターの不意打ちには対処できない。それを分かって言ってくれたのだろうが……なんか情けないなぁ、俺……。
肝心な時はいつも守ってもらう立場にいることに、ちょっぴり複雑な気持ちだった。
* * *
洞窟内は狭く、人ふたりがギリギリすれ違えるぐらいの広さしかない。
洞窟の入り口から吹き込む風が、俺たちを奥へ奥へと押し込もうとしてくる。
時折、足元で動くものにびっくりする。ネズミモンスターだ。
ネズミは金色の瞳を輝かせ、俺たちをシャーっと威嚇しては逃げていく。基本的にこっちから何かしなければ襲ってくることはない。
足元には雨水が溜まっているところもあり、ネズミも避けつつ、濡れた岩にも気をつけないと――
「――のわぁっ?!」
言ってるそばから足が滑り、リーフィリアの背中に抱きつく形になってしまった。
「ふふ、手でも握ろうか?」
「い、いいよ……大丈夫ッ」
てっきり殴られるかと思っていたが、くそぅ……大人の余裕を見せつけられた。
洞窟に入ってからもう二十分は歩いていた。
流石に緊張が続いて疲れたのか、リーフィリアが愚痴をこぼす。
「本当にこんなところにあるんだろうな?」
「一番奥に開けた所があるはずなんだ。そこにはベッドとか書棚が置かれてた」
そういえば、なぜ魔女の婆さんはこんなところに住んでいたのだろう?
人目に付かない為、一人で過ごすにしても他にもっと良いところはあるように思える。
そんな事を考えていた矢先、ランプの光が拡がりを見せた。
「お?」
狭かった道は大きく開け、人が住んでいた形跡としてベッドやテーブル、椅子が転がっている。
「ここだ……ここで魔女の婆さんと会ったんだ」
今なら分かる。あれは亡霊でもモンスターでもない。本物の憎しみの魔女だったんだ。
壁に取り付けられた蝋燭にリーフィリアが火を灯していくと、部屋の全体像が見えてきた。
壁際には大きな書棚が立ち並んでおり、いくつかの本が埃を被って眠っている。
ベッドに敷かれた布は灰色に汚れ、ネズミに齧られたのか脚が一本折れていた。
「本当にこんなところに、人がいたんだな……」
リーフィリアが埃を被る書棚から一冊を手に取って、眉をひそめる。
「かなり古い物だな……魔法についての研究論文? おいおい、出版が百年以上前だぞ……」
魔女の婆さんは、いったいいつからここに篭っていたんだろう。
気が遠くなるほどの長い年月。たった一人でこんな場所にいて、寂しくなかったんだろうか。
いや、今は婆さんのことを考えるのはやめよう。
それよりも、大事な物を探しに来たんだった。
婆さんが立っていたあたりは……たしかこの辺だったはず……。
ない。
テーブルの下にも、ベッドの隙間にも、無い。
狭い洞窟内をいくら探しても、目的のものはどこにも無い。
「ない……婆さんの杖が、魔女の杖が無くなってる……」
そして、消えていたのは杖だけではなかった。
前に来た時、書棚にはもっと沢山の本が並んでいたはずだ。それが今は数冊転がっているだけ。
よく見ると書棚やベッドが動かされたような跡が、地面に付いていた。
「本も杖も無くなってる……誰かがここに来た?」
その時、耳元で囁くような女の声が聞こえた。
『何者かが私の杖を持っていった』
「――ッ?! 誰だ!!」
反射的に振り返り、辺りを見回すが俺とリーフィリア以外には誰もいない。いるはずがない。
突然大声を上げた俺に、リーフィリアはひどく驚いている。
「どうしたタクト?」
『まだ近くにある』
「顔色が悪いぞ? 大丈夫か?」
『お願い。あの杖を取り戻して』
リーフィリアと謎の声が頭の中で残響する。
次第に息が苦しくなって、うまく空気を吸えない……やばい、目が霞んできた……。
目の前が、ぐらぐらと揺れるような感覚に、その場に立っているのがやっとだ。
「誰だ……君は……」
「――おい! タクト!?」
足に力が入らなくなり、俺の視界は横倒しになった。駆け寄ってきたリーフィリアが必死に口を動かしているが、何を言っているのか聞き取れない。
それでも、誰かの声だけが鮮明に聞こえ、声は直接脳内に響くようだった。
『――私を憎まないで』
* * *
「……きろ! 起きろってタクト!!」
「――っは」
目を開けた先に、強張った顔のリーフィリアと夕焼け空があった。
体を起こすと酷い頭痛がする。俺は気を失ってたのか?
「あれ、俺どうしたんだ……?」
「急に息を荒くして倒れたんだ。大丈夫か? どこか具合悪いか?」
見るとリーフィリアは額に汗を浮かべ、息も上がっていた。まさか足場の悪い洞窟の中、俺を背負ってここまで運んだのか。
「ちょっと頭痛がするぐらい……大丈夫だよ」
「ほんとか? 無理はするんじゃないぞ」
俺の言葉に少しは安心したのか、深くため息をつく。こんなに心配してくれるなんて、リーフィリアは本当に変わったな。
リーフィリアの変化が嬉しい気持ちと同時に、俺は意識を失う前の事を思い出していた。
「そうだ! 洞窟の中で女の人の声がしたんだ」
「女? 私には何も聞こえなかったが……」
倒れる前の記憶と、今のリーフィリアの様子から、本当に彼女には聞こえていないのだろう。
あの声は、どこかで聞いた事があるような……だめだ、思い出せない。
「声が言ったんだ『誰かが杖を持っていった。まだ近くにある』って」
「それってつまり――」
この辺りで人がいるようなところは、俺の村と馬車が止まった村しかない。俺はどちらかの村人の可能性があると考えていた。
「俺の故郷……村に行ってみようと思う」
「しかし、村にはまだタクトの魔法がかかったままなんだろ? そのまま行っても門前払いどころか、襲われかねないぞ」
「うん。だから人目に付かないように探すしかない」
そう、俺は里帰りに来たわけじゃない。
仲間を元通りにし、取り戻すために来たんだ。ここで杖を諦めるわけにはいかない。
リーフィリアと話し合って、出歩く人が少なくなる夜に行くことにした。
大手を振って家に帰れないことに、少しの寂しさを感じたが、今の俺には仲間がいる。
リーフィリアが。そして、リオン達が心の支えになってくれている。
それだけで、今は十分だ。
ようやく俺とリーフィリアは故郷の近くまで来ていた。
俺の村は森と山に囲まれていて、悲しきかな田舎過ぎるが故に、馬車は一つ前の村で終点となっていた。
仕方なく歩きで向かう事になったが、今の状況を見れば歩きで良かったと思える。
「お前――タクトか!?」
森へ入って道なりに進んでいた俺たちの前に、一人の男が立ち塞がっている。
この人には見覚えがあった。確か村長の息子さんだ。息子といっても村長はもうヨボヨボのお婆さんだから、この人もすでに五十歳近くだったはず。
男は畑で使う鍬を構えて、俺たちが村へ進むのを拒んでいるようだ。
「なんだ貴様。そこを通せ」
「お前もタクトの仲間か? それ以上村に近づくなッ!!」
鍬の先をリーフィリアに向けて威嚇してくる。
この感じ……半年以上経っても敵視魔法は効果を失っていないのか。
きっと他の村人も同じだろう。もしかしたら解けているかも、という淡い期待は早々に消え去ってしまった。
「リーフィリア、他の道から行こう。目的の物は洞窟にあるはずだから」
「――ッ、面倒臭い魔法だな」
リーフィリアは舌打ちをして踵を返す。
アークフィランを無事浄化出来たら、今度は村を取り戻さないとな。
* * *
獣道を進んでいくと、急に視界が開けた場所にでた。木々は生えておらず、山肌にぽっかりと口を開けた洞窟が見える。
「あそこだ」
「こんなところに憎しみの魔女が……」
洞窟の前まで来ると、風が通る音がまるで獣の唸り声のように響いている。
「【燃やせ】」
隣にいたリーフィリアが、鞄から取り出したランプに火を灯していた。
「ここまで来てなんだけど、洞窟の道順とかはさっぱり覚えてないんだ。ただ、『結構走った』ってことぐらいしか……」
「一回で洞窟内を覚えられる人なんていないだろ。ゆっくり行けばいいさ。モンスターの巣になってるかもしれないし、私が先を歩こう」
先行するリーフィリアのあとをついていく。
俺の魔法は、好きな時にパッとは出せないから、モンスターの不意打ちには対処できない。それを分かって言ってくれたのだろうが……なんか情けないなぁ、俺……。
肝心な時はいつも守ってもらう立場にいることに、ちょっぴり複雑な気持ちだった。
* * *
洞窟内は狭く、人ふたりがギリギリすれ違えるぐらいの広さしかない。
洞窟の入り口から吹き込む風が、俺たちを奥へ奥へと押し込もうとしてくる。
時折、足元で動くものにびっくりする。ネズミモンスターだ。
ネズミは金色の瞳を輝かせ、俺たちをシャーっと威嚇しては逃げていく。基本的にこっちから何かしなければ襲ってくることはない。
足元には雨水が溜まっているところもあり、ネズミも避けつつ、濡れた岩にも気をつけないと――
「――のわぁっ?!」
言ってるそばから足が滑り、リーフィリアの背中に抱きつく形になってしまった。
「ふふ、手でも握ろうか?」
「い、いいよ……大丈夫ッ」
てっきり殴られるかと思っていたが、くそぅ……大人の余裕を見せつけられた。
洞窟に入ってからもう二十分は歩いていた。
流石に緊張が続いて疲れたのか、リーフィリアが愚痴をこぼす。
「本当にこんなところにあるんだろうな?」
「一番奥に開けた所があるはずなんだ。そこにはベッドとか書棚が置かれてた」
そういえば、なぜ魔女の婆さんはこんなところに住んでいたのだろう?
人目に付かない為、一人で過ごすにしても他にもっと良いところはあるように思える。
そんな事を考えていた矢先、ランプの光が拡がりを見せた。
「お?」
狭かった道は大きく開け、人が住んでいた形跡としてベッドやテーブル、椅子が転がっている。
「ここだ……ここで魔女の婆さんと会ったんだ」
今なら分かる。あれは亡霊でもモンスターでもない。本物の憎しみの魔女だったんだ。
壁に取り付けられた蝋燭にリーフィリアが火を灯していくと、部屋の全体像が見えてきた。
壁際には大きな書棚が立ち並んでおり、いくつかの本が埃を被って眠っている。
ベッドに敷かれた布は灰色に汚れ、ネズミに齧られたのか脚が一本折れていた。
「本当にこんなところに、人がいたんだな……」
リーフィリアが埃を被る書棚から一冊を手に取って、眉をひそめる。
「かなり古い物だな……魔法についての研究論文? おいおい、出版が百年以上前だぞ……」
魔女の婆さんは、いったいいつからここに篭っていたんだろう。
気が遠くなるほどの長い年月。たった一人でこんな場所にいて、寂しくなかったんだろうか。
いや、今は婆さんのことを考えるのはやめよう。
それよりも、大事な物を探しに来たんだった。
婆さんが立っていたあたりは……たしかこの辺だったはず……。
ない。
テーブルの下にも、ベッドの隙間にも、無い。
狭い洞窟内をいくら探しても、目的のものはどこにも無い。
「ない……婆さんの杖が、魔女の杖が無くなってる……」
そして、消えていたのは杖だけではなかった。
前に来た時、書棚にはもっと沢山の本が並んでいたはずだ。それが今は数冊転がっているだけ。
よく見ると書棚やベッドが動かされたような跡が、地面に付いていた。
「本も杖も無くなってる……誰かがここに来た?」
その時、耳元で囁くような女の声が聞こえた。
『何者かが私の杖を持っていった』
「――ッ?! 誰だ!!」
反射的に振り返り、辺りを見回すが俺とリーフィリア以外には誰もいない。いるはずがない。
突然大声を上げた俺に、リーフィリアはひどく驚いている。
「どうしたタクト?」
『まだ近くにある』
「顔色が悪いぞ? 大丈夫か?」
『お願い。あの杖を取り戻して』
リーフィリアと謎の声が頭の中で残響する。
次第に息が苦しくなって、うまく空気を吸えない……やばい、目が霞んできた……。
目の前が、ぐらぐらと揺れるような感覚に、その場に立っているのがやっとだ。
「誰だ……君は……」
「――おい! タクト!?」
足に力が入らなくなり、俺の視界は横倒しになった。駆け寄ってきたリーフィリアが必死に口を動かしているが、何を言っているのか聞き取れない。
それでも、誰かの声だけが鮮明に聞こえ、声は直接脳内に響くようだった。
『――私を憎まないで』
* * *
「……きろ! 起きろってタクト!!」
「――っは」
目を開けた先に、強張った顔のリーフィリアと夕焼け空があった。
体を起こすと酷い頭痛がする。俺は気を失ってたのか?
「あれ、俺どうしたんだ……?」
「急に息を荒くして倒れたんだ。大丈夫か? どこか具合悪いか?」
見るとリーフィリアは額に汗を浮かべ、息も上がっていた。まさか足場の悪い洞窟の中、俺を背負ってここまで運んだのか。
「ちょっと頭痛がするぐらい……大丈夫だよ」
「ほんとか? 無理はするんじゃないぞ」
俺の言葉に少しは安心したのか、深くため息をつく。こんなに心配してくれるなんて、リーフィリアは本当に変わったな。
リーフィリアの変化が嬉しい気持ちと同時に、俺は意識を失う前の事を思い出していた。
「そうだ! 洞窟の中で女の人の声がしたんだ」
「女? 私には何も聞こえなかったが……」
倒れる前の記憶と、今のリーフィリアの様子から、本当に彼女には聞こえていないのだろう。
あの声は、どこかで聞いた事があるような……だめだ、思い出せない。
「声が言ったんだ『誰かが杖を持っていった。まだ近くにある』って」
「それってつまり――」
この辺りで人がいるようなところは、俺の村と馬車が止まった村しかない。俺はどちらかの村人の可能性があると考えていた。
「俺の故郷……村に行ってみようと思う」
「しかし、村にはまだタクトの魔法がかかったままなんだろ? そのまま行っても門前払いどころか、襲われかねないぞ」
「うん。だから人目に付かないように探すしかない」
そう、俺は里帰りに来たわけじゃない。
仲間を元通りにし、取り戻すために来たんだ。ここで杖を諦めるわけにはいかない。
リーフィリアと話し合って、出歩く人が少なくなる夜に行くことにした。
大手を振って家に帰れないことに、少しの寂しさを感じたが、今の俺には仲間がいる。
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