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2話 OLですけど神の裁量はどこまで許されますか?
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「なんなのよもう!!」
神になって数時間。延々と来る迷える子羊を、地獄か天国か決める作業が続く中、私は我慢の限界に達して叫んだ。
その理由は迷える子羊達にある。
「どいつもこいつも男ってやつは本当にしょうもないんだから!!」
この空間には現世で死亡した人間が送られて来ている。現世に未練が無く、善良な行いをした人は自動的に天国へ送られて、その他の判断に困る人達がミカの元へ送られてくる、とガブリエルは説明してくれた。
事故で亡くなった大学生、リストラされ未来を悲観し命を絶ったサラリーマン。なんとなくむしゃくしゃした奴に包丁で通り魔的に刺された者。それら、ここに来る人はやはり現世に未練があるのだが、その内容が――
「“童貞のまま死んだのが心残りだからヤらせて下さい”ばっかりじゃないのよ!!」
余りに馬鹿馬鹿しくなって呆れて怒りも湧くというものだ。そんなに大事なのか? 女の子とえっちすることが男にとって最大の未練なのか? 下半身で生きてるのかアイツらは。
こうして憤る私の前には今も、自慰行為のし過ぎで心臓麻痺を起こし亡くなったという若い男がいる。
死因が恥ずかしすぎて残された遺族を不憫に思う。
「女神様! 一生のお願いですから卒業させて下さい!! お願いします!!」
「いや、あんたの一生はもう終わってるし。それに全然アンタタイプじゃないし」
「そこをなんとか!! あ、そちらの緑髪のお姉さんでもいいです!!」
「アンタは女なら誰でもいいのか!! 行き先決定。地獄!!」
若い男は叫びながら雲の隙間に落ちていった。
先程からこんなやりとりばかりでどうにかなりそうだ。もっとまともな未練のある人は居ないのか。
息を荒げる私にガブリエルが紅茶を差し出してくれた。アールグレイか……叫びすぎて喉が痛い、今の私に最適な飲み物だ。
「ミカ神様、先程から来る男性を殆ど地獄に落としていますが、このまま全部地獄ですと定員オーバーになってしまいます」
「しょうがないじゃない、まともな未練の一つも持ってない男ばっかりなんだから」
「しかし……」
話の途中で新たな光の扉が出現した。次もロクでもない内容なら、神の力とやらで世界を滅ぼそう。そうしよう。
さぁ出ておいで迷える子羊よ! 其方の未練の内容によって世界は滅ぶかどうかが決まるのよ!!
「あれ? ここはどこ?」
扉から現れたのは5歳前後の、まだ幼い男の子だった。
想定外の人物だ、こんな年端も行かない少年が現世で亡くなった? なんと悲しいことか。少年の境遇を思うと目頭が熱くなる。
「お姉ちゃん誰? ここは何処なの? お母さんは?」
「ここはね……雲の上だよ。お母さんはちょっと来れないんだ。君の名前は?」
「マサト。タチバナマサト」
マサトくん…こんな立派に挨拶も出来て、未来ある少年が死んでしまうとは、ああ神よ彼にどうか祝福を……あ、神は私か。よし、悲しいことだけど、一応未練は聞いておこう。
さあ、なにが心残りなんだい? ゲームの続きかな? プロ野球選手やサッカー選手の夢かな?
「うーんとね。あのね……」
「うんうん、何に困っているのかな?」
「どうして女の人にはちん○んがないの?」
思考停止、フリーズ。
そうか、そうだよな。幼い男の子といえばち○ちんとう○ちがこの世の全てだよな。
過去の小さかった男の子達もずっと馬鹿騒ぎしていたもんな。
しかし、これは回答に困る。世のお母さん達はどうやって切り抜けているんだろう。だめだ、いい案が浮かばない。
そんな私を見兼ねたのか、ガブリエルが男の子に近付きそっと頭を撫でて話した。
「男の子と女の子をぱっと見で分かるようにする為ですよー。神様がみんなの事分からないと困っちゃうからね」
「ふーんそうなんだー」
なんだこの聖女は。いともたやすく、それでいてイヤラしさも茶化す事もなく説明するなんて。しかし、これで少年の未練は無くなっただろう。すぐに天国に送ってあげなければ――
「あのね! お父さんがお母さんにちん○んぶつけてお母さん泣いてたの!! ち○ちんって痛いの?」
流石にこの質問にはガブリエルも固まってしまったようだ。
私はマサト少年の肩を両手で掴み天国に行くように心の中で命じる。
さようならだマサト君。生まれ変わったらその時に分かる。男はいくつになっても変わらないと言うことを教えてくれて有難う。
違う意味で目頭が熱くなった私の頬を一筋の涙が伝っていた。
「ふー……さて、気を取り直して仕事しましょうか」
「ミカ神様? 何を――」
私は神の力を使い、バスケットボールぐらいの大きさの地球を出現させる。
地球は――青かった。いろんな意味で。
さて、この世界を終わらせよう。
握りしめた拳を地球にぶつけようとしたところをガブリエルに止められる。
「ちょ! ミカ神様考え直して下さい!! そんな事で世界を滅ぼさないで!!」
「ええい! 離しなさい!! この世界はもうダメよ!! 今、私の手で終わらせてあげる!!」
羽交い締めにされて暴れる私をガブリエルは必死に抑えていたが、やがて2人とも疲れて、雲の床に手を付く。
その時、新たな光の扉が出現した。
開かれた扉から出てきたのは剣を背負い、鎧に身を包んだ勇者のような青年だった。今までの普通の人とは違う出立に少し驚く。
「ここは……女神様? 僕はどうなったのですか?」
「え? なんの事?」
「ミカ神様。この方は異世界で魔王討伐を目指して旅をしていた勇者のようです」
異世界で死んだ人もここに送られるのか。
つまりこの勇者は魔王と戦って、負けて死んでしまったのか? おお、勇者よ死んでしまうとは情けない。
「いえ、僕は魔王城に向かっている道中、崖から足を滑らせて落ちてしまったのです……情けないのはその通りですが……」
「え? アンタじゃあ魔王に辿り着けてないのに死んだの? マジで?」
「うう……僕のドジのせいで世界を守る事が出来ないなんて……」
勇者は泣き始めてしまった。なんと情けない勇者なんだろうか。
というか、こんな人に世界の命運が握られていたのなら、遅かれ早かれ世界は滅んでしまったのかもしれない。
あれ、待てよ。私の神の力とやらで何とかならないかな。おーい、ガブリエルさーん。
「なんとかなりますよ。だって神様ですから」
「本当に? えー、どうしようかな」
「僕を救ってくださるのですか女神様?!」
「うーん、女神様……か」
「えっと、美しい女神様……」
「もう一声」
「――ッ、美しくて、エロくてカッコいいエロ女神様!! お願いします!! 助けて下さい!!」
聞き捨てならない言葉が2回聞こえた気がしたが、土下座までして懇願する勇者を見れたのは面白かったので助ける事にした。
私は記憶にあるファンタジー系で強いと評判のエクスカリバーとかいう剣を作ってみた。
詳しい造型が分からないけど、なんか金色でカッコよさげな奴だろう。
作られた剣を勇者に渡して、なんかそれっぽいセリフを言っておこう。
「ああ、ドジでダメダメな情けない勇者よ……このエクスカリバーとかいう剣を貴方に授けます。これを持ってもう一度、魔王城を目指しなさい。この剣は一振りで魔王を撃ち滅ぼせるでしょう」
「いいんですか?! 本当に!?」
「さぁ、お行きなさい。元いた異世界とやらへ」
神の力により、白く輝く扉が出現した。ダメ勇者は何度も会釈をして、白い扉の向こうへ歩いていった。
「なんだか悪くない気分ね」
「とても神様らしかったですよ。ミカ神様」
勇者の事が気になったので空中に浮かぶモニターのような物を作ってみる。
映し出された映像にはエクスカリバーを持った勇者が、ウキウキな様子で魔王城へと入っていった。
やがて、勇者と魔王は対峙する。
「よくぞここまで辿り着けたな勇者め!! この私こそが魔王の――ちょっと待て、なんだその剣は、おい」
「えい」
「ギィイイヤァアアア!! 取ってつけたようなチートみたいな剣とは聞いてないぞォオオ!!」
なんの感動もないまま、勇者は世界の救世主となったようだ。もしかして、余計な事しちゃった?ま、いいか。めでたしめでたし。
「ォオオオイ!! 女神ィ!!」
気づけば先程勇者にやられた魔王が、この場に居た。魔王もここに来れるの? てか魔王の未練ってなに?
「おかしいだろう女神!! あんな……アレでは私の見せ場が無いではないか!!」
「でもあなた悪い魔王なのよね? なら滅ぼされてハッピーエンドじゃない?」
「そうじゃないだろ!! もっとこう、お互いに死力を尽くして戦って、最後の大技で私があと一歩及ばず勇者に倒される!! そうして世界が平和になるってのが筋だろ!!」
グチグチと小うるさい魔王だ。結果が全てだと私は思う。
仕事もそうだ、工程はどうであれ結果が出せれば会社からの評価は上がる。ボーナスが増える。世界は平和になりました、でいいでは無いか。
そんなことを考えている今も、魔王がギャーギャーうるさいので、あの勇者がいる世界とは別の異世界に飛ばす事にした。
ゼロからもう一度魔王を目指して頑張ってください。
神様代行1日目にして、私はこの仕事がめんどくさくなってきていた。
神になって数時間。延々と来る迷える子羊を、地獄か天国か決める作業が続く中、私は我慢の限界に達して叫んだ。
その理由は迷える子羊達にある。
「どいつもこいつも男ってやつは本当にしょうもないんだから!!」
この空間には現世で死亡した人間が送られて来ている。現世に未練が無く、善良な行いをした人は自動的に天国へ送られて、その他の判断に困る人達がミカの元へ送られてくる、とガブリエルは説明してくれた。
事故で亡くなった大学生、リストラされ未来を悲観し命を絶ったサラリーマン。なんとなくむしゃくしゃした奴に包丁で通り魔的に刺された者。それら、ここに来る人はやはり現世に未練があるのだが、その内容が――
「“童貞のまま死んだのが心残りだからヤらせて下さい”ばっかりじゃないのよ!!」
余りに馬鹿馬鹿しくなって呆れて怒りも湧くというものだ。そんなに大事なのか? 女の子とえっちすることが男にとって最大の未練なのか? 下半身で生きてるのかアイツらは。
こうして憤る私の前には今も、自慰行為のし過ぎで心臓麻痺を起こし亡くなったという若い男がいる。
死因が恥ずかしすぎて残された遺族を不憫に思う。
「女神様! 一生のお願いですから卒業させて下さい!! お願いします!!」
「いや、あんたの一生はもう終わってるし。それに全然アンタタイプじゃないし」
「そこをなんとか!! あ、そちらの緑髪のお姉さんでもいいです!!」
「アンタは女なら誰でもいいのか!! 行き先決定。地獄!!」
若い男は叫びながら雲の隙間に落ちていった。
先程からこんなやりとりばかりでどうにかなりそうだ。もっとまともな未練のある人は居ないのか。
息を荒げる私にガブリエルが紅茶を差し出してくれた。アールグレイか……叫びすぎて喉が痛い、今の私に最適な飲み物だ。
「ミカ神様、先程から来る男性を殆ど地獄に落としていますが、このまま全部地獄ですと定員オーバーになってしまいます」
「しょうがないじゃない、まともな未練の一つも持ってない男ばっかりなんだから」
「しかし……」
話の途中で新たな光の扉が出現した。次もロクでもない内容なら、神の力とやらで世界を滅ぼそう。そうしよう。
さぁ出ておいで迷える子羊よ! 其方の未練の内容によって世界は滅ぶかどうかが決まるのよ!!
「あれ? ここはどこ?」
扉から現れたのは5歳前後の、まだ幼い男の子だった。
想定外の人物だ、こんな年端も行かない少年が現世で亡くなった? なんと悲しいことか。少年の境遇を思うと目頭が熱くなる。
「お姉ちゃん誰? ここは何処なの? お母さんは?」
「ここはね……雲の上だよ。お母さんはちょっと来れないんだ。君の名前は?」
「マサト。タチバナマサト」
マサトくん…こんな立派に挨拶も出来て、未来ある少年が死んでしまうとは、ああ神よ彼にどうか祝福を……あ、神は私か。よし、悲しいことだけど、一応未練は聞いておこう。
さあ、なにが心残りなんだい? ゲームの続きかな? プロ野球選手やサッカー選手の夢かな?
「うーんとね。あのね……」
「うんうん、何に困っているのかな?」
「どうして女の人にはちん○んがないの?」
思考停止、フリーズ。
そうか、そうだよな。幼い男の子といえばち○ちんとう○ちがこの世の全てだよな。
過去の小さかった男の子達もずっと馬鹿騒ぎしていたもんな。
しかし、これは回答に困る。世のお母さん達はどうやって切り抜けているんだろう。だめだ、いい案が浮かばない。
そんな私を見兼ねたのか、ガブリエルが男の子に近付きそっと頭を撫でて話した。
「男の子と女の子をぱっと見で分かるようにする為ですよー。神様がみんなの事分からないと困っちゃうからね」
「ふーんそうなんだー」
なんだこの聖女は。いともたやすく、それでいてイヤラしさも茶化す事もなく説明するなんて。しかし、これで少年の未練は無くなっただろう。すぐに天国に送ってあげなければ――
「あのね! お父さんがお母さんにちん○んぶつけてお母さん泣いてたの!! ち○ちんって痛いの?」
流石にこの質問にはガブリエルも固まってしまったようだ。
私はマサト少年の肩を両手で掴み天国に行くように心の中で命じる。
さようならだマサト君。生まれ変わったらその時に分かる。男はいくつになっても変わらないと言うことを教えてくれて有難う。
違う意味で目頭が熱くなった私の頬を一筋の涙が伝っていた。
「ふー……さて、気を取り直して仕事しましょうか」
「ミカ神様? 何を――」
私は神の力を使い、バスケットボールぐらいの大きさの地球を出現させる。
地球は――青かった。いろんな意味で。
さて、この世界を終わらせよう。
握りしめた拳を地球にぶつけようとしたところをガブリエルに止められる。
「ちょ! ミカ神様考え直して下さい!! そんな事で世界を滅ぼさないで!!」
「ええい! 離しなさい!! この世界はもうダメよ!! 今、私の手で終わらせてあげる!!」
羽交い締めにされて暴れる私をガブリエルは必死に抑えていたが、やがて2人とも疲れて、雲の床に手を付く。
その時、新たな光の扉が出現した。
開かれた扉から出てきたのは剣を背負い、鎧に身を包んだ勇者のような青年だった。今までの普通の人とは違う出立に少し驚く。
「ここは……女神様? 僕はどうなったのですか?」
「え? なんの事?」
「ミカ神様。この方は異世界で魔王討伐を目指して旅をしていた勇者のようです」
異世界で死んだ人もここに送られるのか。
つまりこの勇者は魔王と戦って、負けて死んでしまったのか? おお、勇者よ死んでしまうとは情けない。
「いえ、僕は魔王城に向かっている道中、崖から足を滑らせて落ちてしまったのです……情けないのはその通りですが……」
「え? アンタじゃあ魔王に辿り着けてないのに死んだの? マジで?」
「うう……僕のドジのせいで世界を守る事が出来ないなんて……」
勇者は泣き始めてしまった。なんと情けない勇者なんだろうか。
というか、こんな人に世界の命運が握られていたのなら、遅かれ早かれ世界は滅んでしまったのかもしれない。
あれ、待てよ。私の神の力とやらで何とかならないかな。おーい、ガブリエルさーん。
「なんとかなりますよ。だって神様ですから」
「本当に? えー、どうしようかな」
「僕を救ってくださるのですか女神様?!」
「うーん、女神様……か」
「えっと、美しい女神様……」
「もう一声」
「――ッ、美しくて、エロくてカッコいいエロ女神様!! お願いします!! 助けて下さい!!」
聞き捨てならない言葉が2回聞こえた気がしたが、土下座までして懇願する勇者を見れたのは面白かったので助ける事にした。
私は記憶にあるファンタジー系で強いと評判のエクスカリバーとかいう剣を作ってみた。
詳しい造型が分からないけど、なんか金色でカッコよさげな奴だろう。
作られた剣を勇者に渡して、なんかそれっぽいセリフを言っておこう。
「ああ、ドジでダメダメな情けない勇者よ……このエクスカリバーとかいう剣を貴方に授けます。これを持ってもう一度、魔王城を目指しなさい。この剣は一振りで魔王を撃ち滅ぼせるでしょう」
「いいんですか?! 本当に!?」
「さぁ、お行きなさい。元いた異世界とやらへ」
神の力により、白く輝く扉が出現した。ダメ勇者は何度も会釈をして、白い扉の向こうへ歩いていった。
「なんだか悪くない気分ね」
「とても神様らしかったですよ。ミカ神様」
勇者の事が気になったので空中に浮かぶモニターのような物を作ってみる。
映し出された映像にはエクスカリバーを持った勇者が、ウキウキな様子で魔王城へと入っていった。
やがて、勇者と魔王は対峙する。
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「えい」
「ギィイイヤァアアア!! 取ってつけたようなチートみたいな剣とは聞いてないぞォオオ!!」
なんの感動もないまま、勇者は世界の救世主となったようだ。もしかして、余計な事しちゃった?ま、いいか。めでたしめでたし。
「ォオオオイ!! 女神ィ!!」
気づけば先程勇者にやられた魔王が、この場に居た。魔王もここに来れるの? てか魔王の未練ってなに?
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そんなことを考えている今も、魔王がギャーギャーうるさいので、あの勇者がいる世界とは別の異世界に飛ばす事にした。
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