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神空 怜依

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1話 出会い

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[1話]
冷たい空気が肌を刺してくる冬。
「今日も寒いね。」
私は双子の兄の朱音と、学校の廊下を当てもなく歩いていた。
「そうだな。
 なんかいいこと起きないかな?」
「起きてほしいね。
 例えば、今日は宿題無しとか、有名人に会え
 るとか。」
朱音があははと大きな声をあげて笑う。
「飛躍しすぎだろ、それは。」
「ありえないことが起きてくれたらなって思っ
 て。」
僅かな可能性があるなら、願うくらいは許してほしい。
「なぁ、なんか聞こえないか?」
最初に気づいたのは朱音。
耳を澄ましてみると、聞こえる。
「「歌?」」
私たちは顔を合わせると、走り出した。
どうやら、考えていたことは同じらしい。
声の主を探して走る。
幸い、放課後のため人は少なく、ぶつかることはなかった。
綺麗で透き通るような声。
近づいていく内に、2人組の声だとわかった。
どんな人たちが歌っているのか。
とても気になって仕方がない。
隣を走る朱音も同じだろう。
「ここだ。」
ある一つの教室の前で私たちは立ち止まった。
走り始めて数分。
息切れをなんとか止めて、深呼吸をする。
しかし、ワクワクとドキドキが相まって、心臓は早鐘を打ち続けていた。
そっと、2人で横開きの扉を開く。
音を立てないように、歌を止めないように、ゆっくりと。
扉の向こうには、私たちと同じ制服を着た、2人の男女が背中を向けて立っていた。
女の子の方は、光を浴びて輝いている金色の長い髪を下ろして、優しげな声で。
男の子の方は、真っ黒な短い髪を軽く結び、楽しそうな声で歌っている。
私たちは2人に釘付けになった。
うっとりと聞き続け、一曲が終わる。
聞いたことのない歌なのに、心が弾み、楽しさで心が満たされていた。
朱音がパチパチと拍手をする。
それに倣い、私も拍手をした。
2人の歌声に感動して。
「あら、聞かれちゃったわね。」
振り返って、優しく微笑む金髪の綺麗な女の子。
いや、女性かな。
それ程、大人っぽい雰囲気が漂っているのだ。
「え、怒られるかな~?」
顔をタオルで拭いながら振り返ったのは、黒い髪の男の子。
彼も彼女と同じくらい大人っぽい雰囲気で、とてもかっこいい。
「歌、凄かったです!
 綺麗で、透き通ってて…。」
興奮している朱音が頑張って言葉を紡ぐ。
「そうなの?ありがとう。
 でも、まだまだ改善点はあるのよね…。」
そう言って、右頬に手を当てる女性。
どんな姿も様になるな。
「うっ、だよね…。」
ぎくりと女性を見やる彼。
その顔が可笑しくて、彼を除いた私たち3人は笑った。
「え、なんで笑ってるの?」
不思議そうに顔を傾げる表情は、幼い子供のようで可愛らしい。
「気にしないで、レイ。
 ところで、貴方達の名前は?」
最初に笑い止んだ女性が彼を諌め、私たちに尋ねた。
「俺は、真白 朱音と言います。」
「私は、真白 藍那です。
 勝手に入ってきてすみませんでした。」
2人で頭を下げる。
勝手に入ってしまって悪かったと思う。
だけど、それ以上に、2人の歌を近くで聞きたかったんだ。
「すまないと思ってるならいいわ。
 ここで歌っていた私たちも悪いのだし。
 だけど、未発表の曲だから内緒にしていて
 ね。
 発表はもう少し先なの。」
顔を上げると、満足そうに頷く女性の姿が。
許してもらえてよかった。
ホッと安堵のため息を1つ吐き出す。
「僕はレイ。神空 怜依って言うんだ。」
レイさんが無邪気な笑顔を見せた。
「私はミヅキ。城ヶ崎 美月よ。」
ミヅキさんは、変わらず笑みを浮かべている。
朱音が覚悟を決めた表情で、ゆっくりと口を開いた。
「あの、お願いがあります。
 僕をお2人の音楽に関わらせていただけません
 か?」
朱音の熱意に私も感化されたのかもしれない。
しかし、確かに強く思ったのだ。
私もやりたい、と。
「私もお2人を支えられるようなことをさせてく
 ださい!
 お願いします!」
2人で頭を下げる。
あの感動を、歌を、多くの人に届けることを手伝いたい。
「いいよ。」
レイさんの軽い返事が聞こえた。
「ほ、本当ですか?」
信じられなくて、思わず聞き返す。
「うん、いいよ。」
笑顔で頷くレイさんの表情に、嘘は見えない。「勝手に決めていいの?
 また怒られると思うよ?」
ミヅキさんの心配そうな声に、レイさんが固まった。
「だいじょーぶだよ。……きっとね。」
明日の方向を見るレイさんの言葉に不安を覚えるが、大丈夫よ、とミヅキさんが言うので、大丈夫なのだろう。
「じゃあ、簡単に僕たちのことを説明しておく
 ね。」
レイさんの言葉を聞いて、ミヅキさんが私と朱音に紙とペンをそれぞれ貸してくれた。
ありがとうと伝える前にレイさんの口が開かれる。
「僕たちのグループ名は、minutes。
 歌うのは僕とミヅキの2人。
 他にも、僕は作詞、作曲。
 ミヅキは絵、音楽、動画編集をする。
 ここにはいないけど、あと2人いて、1人は
 監修。
 もう1人は動画の確認の担当だよ。」
レイさんの口と、私たちの手は止まらない。
「それで君たち2人には、僕たちのマネージ
 ャーをしてほしいんだ。」
私たちは揃って手を止めた。
「マネージャー、ですか?」
朱音が聞き返す。
私も思わず言いかけたのを寸でのところで止めた。
だって、マネージャーなんて大役を素人2人に任せていいのだろうか。
心に不安の芽が宿る。
「うん。
 あ、もしかして嫌だった?
 2人で1人のマネージャーはどうかなって。
 1人でできないことも、2人だったらお互いを
 支えあいながら乗り越えられるかなって思っ
 たんだけど…。」
語尾が濁っていく。
でも、この言葉に私の不安の芽は駆られた。
それは、きっと朱音も同じだ。
「「やらせてください!」」
揃って勢いよく答える。
「ここまで言ってくれたんだもの。
 私も2人の説得手伝うわ。」
レイさんの後ろに立って話を聞いていたミヅキさんも、どうやら許可してくれたらしい。
「やった、よかった!」
レイさんの無邪気な笑顔には癒される。
ミヅキさんの笑顔は綺麗で、レイさんとは違った感じで癒された。
「まずは何をしたらいいですか?」
「まずはねー…。」
私の質問を聞いて、レイさんは隣にいるミヅキさんと目を合わせる。
「僕たち4人の話をまとめて話し合いをスムーズ
 に進めてほしい、です…。」
徐々に萎んでいく声。
何か問題でもあるのだろうか。
話を聞くだけだと、あまり難しく無いような気がするけど…。
「これは、今1番の問題なの。
 まだ録音もしてないのだけれど、中々意見が
 まとまらなくて、録音以前の問題なのよね…
 。」
目を閉じ、額に手を当てて頭を振るミヅキさんの顔には疲れの色が滲んでいる。
結構お疲れ気味の様だ。
「分かりました!
 お一人ずつにお話を聞いて、議題をまとめて
 から話し合う場を設ける、ということです
 ね?」
朱音が話を纏め、お2人に確認する。
流石、朱音!
朱音は私の自慢の兄だ。
「うん、そうそう。」
「2人とも、今から時間空いてる?
 他の2人も合わせて、4人でミーティングの
予定なのだけれど、一緒に行かないかしら?」
時間もあるし、会うなら今しかない!
「行きたいです!」
「俺も行きたいです!お願いします!」
いつの間にかリュックサックを背負ったレイさんが、うんうんと頷いている。
「じゃあ、行こっか。
 2人とも荷物、取っておいでよ。
 僕たちは靴箱で待ってるね~!」
「あ、荷物。」
すっかり荷物のことを忘れていた。
「藍奈、行こう。
 すみません、行ってきます!」
「急いで取ってきます!」
朱音、私の順で教室を出る。
廊下は肌寒く、足の勢いが止まりかけたが、お2人をあまり待たせたくないので必死に足を動かした。
2人とも一言も話さずに、廊下を走り続ける。
自分のリュックサックを背負い、再び走る。
息が切れ、冷たい空気が肺を刺す。
しかし、それに構わず、私は走り続けた。
「お待たせしました!」
「すみません、遅くなって。」
たまにしかシンクロしない私たち。
双子なのになぁ…。
流石に思考までは違うか。
「ううん、全然待ってないよ。お疲れ様。」
にっこりと笑って迎えてくれたレイさん。
その笑顔で疲れは全て吹き飛んでしまった。
「では、行きましょうか。」
ミヅキさんの一言で、私たちは歩き始める。
「朱音くーん。」
レイさんが朱音に話しかけ始めたので、私は自然とミヅキさんの横に居た。
「あの、ミヅキさんは、いつからレイさんと一
 緒いるんですか?」
沈黙がどうしても嫌で、ミヅキさんに話しかける。
「藍奈ちゃんは、レイに惚れたの?」
先程までの微笑みとは違う笑顔を向けられた。
「いえ、そうではなくて!
 お2人はいつ頃から仲がいいのかなって思いま
 して。」
レイさんに惚れてはいない、断じて。
だが、お2人の空気が暖かくて気になったのだ。
「2年前からかしら。同じクラスになってから、
 よく喋るようになったの。」
2年前から…。
「レイはね、自分や周りの人に害が無かったら
 すぐに懐くのよ。」
まるで自分の子供の話をする母親のように、愛情深い目でレイさんを見るミヅキさん。
「そうなんですか。
 お2人はすごく仲がいいんですね。」
すごく、羨ましいな。
私には朱音しかいないから。
「2人もすぐに仲良くなれるわ。
 現に、朱音君とは仲良くなったみたいだし
 し。」
後ろに目を向けると、朱音とレイさんが笑顔で話していた。
楽しそうだな、2人とも。
いいなぁ。
羨望の目を、2人に向ける。
「私も、皆さんと仲良くなれるために頑張ります!」
「頑張ってね。応援してるわ。」
「はい!」
ミヅキさんにも応援してもらったし、頑張ろう!
あれ、でも、ミヅキさんとは仲良くなれていないということでは…。
…これから頑張ろう!
心の中で、1人意気込む。
「着いたわ。ここよ。」
止まったのはあるカラオケ店の前。
「もう2人とも中にいるらしいし、早く行こ!」
「はーい!」
レイさんと朱音が中に入っていく。
「私たちも行きましょうか。」
「は、はい!」
1番後ろを歩く。
どんどん中を進んでいき、ある部屋の前に着いた。
「この部屋にいるんだって!
 2人とも大丈夫?」
この部屋に他のお2人もいらっしゃるのか…。
どんな方達だろう。
マネージャーとして、認めてもらえるかな?
不安の種が、どんどん大きくなっていく…。
突然、左手をぎゅっと掴まれた。
左を向くと、朱音が私の手を握り、部屋をじっと見つめている。
「2人だったら大丈夫。頑張ろう。」
それは、朱音自身への言葉なのかもしれない。
だけど、私も頑張りたいと、マネージャーをやりたいという気持ちを再確認できた。
どちらのかわからない手汗で、手がベタベタする。
朱音もそれに気づいたのだろうか。
2人揃って同時に顔を見合わせて、くすりと笑いあう。
「2人で一緒に頑張ろう。」
「ああ。」
朱音の言葉を聞いて、どちらからともなく、手を離す。
「じゃあ、入ろっか。」
レイさんが、扉を押す。
どんな方達でも、私はこのグループのマネージャーに2人でなりたい。
覚悟を固め、部屋へ一歩踏み出した。

[2話へ続く]
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