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2章 王城と私
29 石の雨
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私はクルスの手に掴まり廊下を歩くがそれらしき人物がいない。
トイレに続く廊下なのでチラホラと人は居るから、フードをかぶっているなら結構目立つと思うんだけどな。
何処だろう?
「居ないねぇ」
「そうだな。誘き寄せるんだから人気がない所じゃないか? 廊下の先の庭かもしれない」
「あぁ。今日はそこまでは人は行かないか」
どうしようか。まだ応援は来ないし。
「ちょっとクルスごめん」
と、私はドレスの裾を持ち上げてヒールを脱ぐ。
ふ~。これで足は動くぞ。
「お前! こんな所で脱ぐやつがあるか! さっさと足をしまえ」
クルスは大慌てで目を隠している。
はいはい、すんませんね。よっと。脱いだ靴を持って廊下の隅へ置いた。
「いや~、万が一って事もあるでしょう? 足が動かなきゃやられちゃうじゃん?」
「は~。びっくりさせるなよ。どの道、ドレスなんだし大して暴れられないだろう?」
「まぁ、そうなんですけどね」
私とクルスは十手を手に持って廊下の先、庭へ出て来た。
パーティー会場とは打って変わり、静かで風に花々が揺れている。そして誰もいない。
「やっぱり誰も居ないね。令嬢達の手の込んだイタズラ?」
「う~ん。イタズラにしては具体的すぎな様な気もするが…」
ヒュっ。
氷の矢がクルスの頬を掠める。
2人でバッと矢が飛んで来た方へ構えた。
2発目、3発目と次々に矢が飛んでくる。私達は十手でそれを打ち払いながらお互いに間を取ってアイコンタクトを送り合う。
暗くて庭の奥がよく見えない。このままじゃ矢を払うだけで手一杯だ。
「誰だ!」
クルスが暗闇に叫ぶが返事はない。矢は容赦無くまだまだ飛んで来る。
「クルス、どうする? 進む? 後退する? 矢の感じだと相手は一人っぽいけど?」
「お前はここにいろ。俺が先へ進む」
「了解。援護するわ」
私は光魔法で大きな光の球を打ち上げて周りを明るくした。クルスは一瞬驚いたが、振り向かず敵に向かって行く。
そして、下にゆっくり落ちてくる光に浮き出されたのは、フードを被った男性だった。あ~! 本当に居た!
「見つけた!」
クルスは逃げる敵を追いかける。あの感じ、誘導されてるっぽいけど勝算があるのかな? クルスは逃げた敵を追って暗闇に消えた。
今思えば、ここでクルスと離れてしまったのが良くなかった。うん。
「ふふふ、こんばんは」
私の後ろにもう一人居たのだ。気配を消されて、スッと首に剣を挿され背後を取られる。
しまった。
「ははっ、こんばんは。どちらのお嬢様かな?」
「随分余裕なのね? 団長さん。武器を向こうへ投げて」
「いえいえ、結構焦ってますよ?」
極力笑顔で対応しながら十手を放り投げる。腰にも何かを当てられてるし… この状況は振り向けないから本当に誰かわからない。声も聞き覚えがないし… クルスもなかなか戻って来ないし。てか、あっちも気になるな~。
「あなた本当に嫌味ね、余裕ぶっちゃって。それより高貴なあの方を怒らせたって分かってるのかしら?」
やっぱり… 王女様絡みか。
「誰だろう? よくわかりませんね~」
「ふふふ。まぁいいわ、応援が来られても厄介だから… サヨウナラ」
私の首を押さえていたナイフが下がり、腰に当たっていたモノが一瞬離れた。多分武器を振りかぶったんだろう。
チャンス。
私は思いっきり回し蹴りをする。う~ん、ドレス邪魔。ちょうどスカートが盾の様になったのはラッキーだったけど。そのまま敵を蹴りで押し切ると横に吹っ飛んだ。ナイフやらの武器がカランカランと飛び散る。
そのまま敵に馬乗りになって胸ぐらを掴む。
「で? 王女様が黒幕よね? あなたみたいな素人… 武器の扱いがなってないのよ。どこの令嬢? 何でこんな事するの?」
「ふっ、誰でも関係なくない? あなたもうすぐ死ぬんだし」
「この状況でまだ言う?」
敵の肩を足で押さえて周りを確認するが他に人はいない。何この余裕。
「仲間がいるの?」
「ふふふ」
侍女の格好をしているこの女性は捕まっているのになぜが抵抗しないし笑っている。
罠? 痩せ我慢? 考えろ、考えろ。何かヒントは? 全身を隈なく目視するが何もなさそうだ。
そうこうしているとドーンがユーキさんを連れてやって来た。
「団長! 大丈夫ですか?」
「おい、魔法を察知したぞ? 誰か使ったのか?」
あちゃ~、第6の結界に触ってしまった?
「すみません。私が援護射撃で1度だけ魔法を使用しました。ドーン、コレ代わってくれる? あっちにクルスが別の敵といるのよ。まだ戻って来ないし… ユーキさん任せていいですか?」
と、私がドーンを振り向いた瞬間、敵が舌打ちした。
私は観念して悔しがっているんだと思っていたら、ドーンがすごい顔で走るスピードを上げた。
「危ない! 離れて!」
「え?」
再度、敵の方を向くと敵が空を見て笑っている。そう、さっきの『チッ』は魔法の発動音だったのだ。
口の中にスイッチを仕込んでいたのか…
幾千、幾万の大量の石? が頭上に現れ降り注ぐ。
口の中か~、やられたなぁ。
頭上の石はスローモーションでゆっくり降ってくる様に見える。
これが走馬灯のスピード? 私死ぬのか… はぁ。
中途半端だったなぁ。まだやりたい事あったのに。てか、早くない? 転生して1年弱だよ?
女神様! こんなのってあり?
ドーン。
目と鼻の先まで石が迫る。
トイレに続く廊下なのでチラホラと人は居るから、フードをかぶっているなら結構目立つと思うんだけどな。
何処だろう?
「居ないねぇ」
「そうだな。誘き寄せるんだから人気がない所じゃないか? 廊下の先の庭かもしれない」
「あぁ。今日はそこまでは人は行かないか」
どうしようか。まだ応援は来ないし。
「ちょっとクルスごめん」
と、私はドレスの裾を持ち上げてヒールを脱ぐ。
ふ~。これで足は動くぞ。
「お前! こんな所で脱ぐやつがあるか! さっさと足をしまえ」
クルスは大慌てで目を隠している。
はいはい、すんませんね。よっと。脱いだ靴を持って廊下の隅へ置いた。
「いや~、万が一って事もあるでしょう? 足が動かなきゃやられちゃうじゃん?」
「は~。びっくりさせるなよ。どの道、ドレスなんだし大して暴れられないだろう?」
「まぁ、そうなんですけどね」
私とクルスは十手を手に持って廊下の先、庭へ出て来た。
パーティー会場とは打って変わり、静かで風に花々が揺れている。そして誰もいない。
「やっぱり誰も居ないね。令嬢達の手の込んだイタズラ?」
「う~ん。イタズラにしては具体的すぎな様な気もするが…」
ヒュっ。
氷の矢がクルスの頬を掠める。
2人でバッと矢が飛んで来た方へ構えた。
2発目、3発目と次々に矢が飛んでくる。私達は十手でそれを打ち払いながらお互いに間を取ってアイコンタクトを送り合う。
暗くて庭の奥がよく見えない。このままじゃ矢を払うだけで手一杯だ。
「誰だ!」
クルスが暗闇に叫ぶが返事はない。矢は容赦無くまだまだ飛んで来る。
「クルス、どうする? 進む? 後退する? 矢の感じだと相手は一人っぽいけど?」
「お前はここにいろ。俺が先へ進む」
「了解。援護するわ」
私は光魔法で大きな光の球を打ち上げて周りを明るくした。クルスは一瞬驚いたが、振り向かず敵に向かって行く。
そして、下にゆっくり落ちてくる光に浮き出されたのは、フードを被った男性だった。あ~! 本当に居た!
「見つけた!」
クルスは逃げる敵を追いかける。あの感じ、誘導されてるっぽいけど勝算があるのかな? クルスは逃げた敵を追って暗闇に消えた。
今思えば、ここでクルスと離れてしまったのが良くなかった。うん。
「ふふふ、こんばんは」
私の後ろにもう一人居たのだ。気配を消されて、スッと首に剣を挿され背後を取られる。
しまった。
「ははっ、こんばんは。どちらのお嬢様かな?」
「随分余裕なのね? 団長さん。武器を向こうへ投げて」
「いえいえ、結構焦ってますよ?」
極力笑顔で対応しながら十手を放り投げる。腰にも何かを当てられてるし… この状況は振り向けないから本当に誰かわからない。声も聞き覚えがないし… クルスもなかなか戻って来ないし。てか、あっちも気になるな~。
「あなた本当に嫌味ね、余裕ぶっちゃって。それより高貴なあの方を怒らせたって分かってるのかしら?」
やっぱり… 王女様絡みか。
「誰だろう? よくわかりませんね~」
「ふふふ。まぁいいわ、応援が来られても厄介だから… サヨウナラ」
私の首を押さえていたナイフが下がり、腰に当たっていたモノが一瞬離れた。多分武器を振りかぶったんだろう。
チャンス。
私は思いっきり回し蹴りをする。う~ん、ドレス邪魔。ちょうどスカートが盾の様になったのはラッキーだったけど。そのまま敵を蹴りで押し切ると横に吹っ飛んだ。ナイフやらの武器がカランカランと飛び散る。
そのまま敵に馬乗りになって胸ぐらを掴む。
「で? 王女様が黒幕よね? あなたみたいな素人… 武器の扱いがなってないのよ。どこの令嬢? 何でこんな事するの?」
「ふっ、誰でも関係なくない? あなたもうすぐ死ぬんだし」
「この状況でまだ言う?」
敵の肩を足で押さえて周りを確認するが他に人はいない。何この余裕。
「仲間がいるの?」
「ふふふ」
侍女の格好をしているこの女性は捕まっているのになぜが抵抗しないし笑っている。
罠? 痩せ我慢? 考えろ、考えろ。何かヒントは? 全身を隈なく目視するが何もなさそうだ。
そうこうしているとドーンがユーキさんを連れてやって来た。
「団長! 大丈夫ですか?」
「おい、魔法を察知したぞ? 誰か使ったのか?」
あちゃ~、第6の結界に触ってしまった?
「すみません。私が援護射撃で1度だけ魔法を使用しました。ドーン、コレ代わってくれる? あっちにクルスが別の敵といるのよ。まだ戻って来ないし… ユーキさん任せていいですか?」
と、私がドーンを振り向いた瞬間、敵が舌打ちした。
私は観念して悔しがっているんだと思っていたら、ドーンがすごい顔で走るスピードを上げた。
「危ない! 離れて!」
「え?」
再度、敵の方を向くと敵が空を見て笑っている。そう、さっきの『チッ』は魔法の発動音だったのだ。
口の中にスイッチを仕込んでいたのか…
幾千、幾万の大量の石? が頭上に現れ降り注ぐ。
口の中か~、やられたなぁ。
頭上の石はスローモーションでゆっくり降ってくる様に見える。
これが走馬灯のスピード? 私死ぬのか… はぁ。
中途半端だったなぁ。まだやりたい事あったのに。てか、早くない? 転生して1年弱だよ?
女神様! こんなのってあり?
ドーン。
目と鼻の先まで石が迫る。
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