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いつも通りの夜
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いつも通りの夜。
お風呂も上がり、着心地のいいTシャツに短パンという恰好へ着替えた私は、ベッドでゴロゴロしながらと携帯を弄っていた。
そろそろ寝る時間だ。
「姉ちゃん……」
今日も2つ下の弟がノックも無しにそっと扉を開けてきた。
それもいつも通りだ。
だから私は何も言わずに、ベッドに弟が入れるスペースをちょっと開けた。
弟は部屋の電気を消して、その開いた隙間に窮屈そうに体を潜り込ませる。
お風呂上りの入浴剤の香りとシャンプーのいい匂いがする。多分私も同じ匂いがするはず。
いつもは生意気な弟が後ろから腕を回してきた。
最近では私より背も伸びて、体つきも筋肉質で堅く男らしくなってきた。
弟は後ろから私を抱きしめる恰好で「おやすみ」と一言いって寝入る。
それが2年前からの日課。
色白で顔立ちもはっきりした弟は、姉の私からみても美形だ。
中性的なその顔立ちから、よく女の子にも間違われたりしたが、現在は声変わりもして喋れば間違われることもない。
小さい頃から可愛らしい弟だったのだが、そのせいか2年前、弟は近所のおじさんにイタズラされる事件が起こる。
詳しいことを私は聞いてないが、弟はそれ以来、夜は私と一緒に寝るようになった。
ある夜、弟が先に一人で眠っていると、汗びっしょりで跳ね起きて中々寝つけなかったりと、一人では安眠出来ないようだった。
だから今夜も弟と一緒に眠る。
「おやすみ」
そう言って私も携帯を置いて目を瞑った。
夜中、眠りの深い私は普段は朝まで起きるとこはないのだが、その日はなぜかふと目を覚ました。
無駄に熱い。寝苦しい。
後ろから弟が巻き付いているので動こうにも動けないのがぼんやりとした頭でわかった。
何とか身動きしようとしてふと気づいたのだが、回されたいた弟の腕で、掌が私の胸に被さり、がっつりとロックしている。
……ん?
足も私の足に巻きつくように絡め捕られている。
その時、弟のもう片方の腕がある場所へ伸びていることに気づいた。
弟の手が私のパンツの中にある……!!!
(なんで……!?)
寝ぼけてぼんやりしていた私の頭が瞬時に覚醒した。
息の荒くなった弟が私の股の間を手探りし、胸をこねくり回している。
お尻には堅くなったものが押し付けられていた。
弟の指が敏感な場所をかすめ、寝たフリを続けていた私の体がビクン跳ねる。
そんな様子にもお構いなしに指は湿った窪みへと進んでいく。
どうやら弟は眠っているようだった。
夢遊病の如く私の体を弄んでいるのだ。
知らずに感じていたらしい私の体は、弟の指を易々と受けいれていた。
(いやいや、ちょっと待って、弟の指で感じるとかないから。ていうか私処女なのに、こんな、気持ちいいものなのセックスって……?)
弟が気持ちのいい所を擦り上げてくるので、快感が高まった。
もう少しでイキそう……って時に、弟が指を引き抜いた。
(満足したのかな……?)
そう思って満たされない体を持て余していると、堅いものが足の間へ潜り込んでくる。
穴があったら入れたいお年頃とはいえ、いくらなんでもダメだと思い、逃げようと試みるも、がっしりと胸を絡め取られていては腰をちょっと離すくらいしか出来なかった。
それでも弟の堅くなったペニスが私のぬる付く足の間をズルンズルンと行ったり来たりの、いわゆるスマタの状態で軽快に腰を振り始めた。
そのせいで私の一番敏感な場所を一緒に擦り上げられて凄く気持ちがいい。
私は初めての快感にあっけなく果てた。
時を同じく、後ろで弟も荒い息をしながらペニスがビクビクと脈打ち、私の太ももに強く押し付けられたそれから、粘々する体液が吐き出された。
私はイった直後の体でぼんやりと余韻に浸っていると、後ろから弟の寝息が聞こえてきた。
足の間がヌルついてちょっと気持ち悪いし、弟の精子が付いたままになっている……。
だけど弟の規則正しい寝息に聞き入るうちに、私もそのまま眠ってしまった――。
次の朝、ぎこちなく「おはよう」という私に、いつも通り「おはよう」と返してきた弟は、昨夜の事を覚えてはいないようだった。
今夜もまた弟と同じベッドで寝るだろう。
いつもと同じ、2年前から続くいつも通りの夜。
昨夜も今まで気づかなかっただけで、私が起きなければいつも通りの夜だったのかもしれない。
それともあれがいつも通りの夜なのだろうか……?
あれが弟にとってのいつも通りの夜なのかもしれない。
けれど私はまだ、そのいつも通りの夜を拒否出来そうにない。
お風呂も上がり、着心地のいいTシャツに短パンという恰好へ着替えた私は、ベッドでゴロゴロしながらと携帯を弄っていた。
そろそろ寝る時間だ。
「姉ちゃん……」
今日も2つ下の弟がノックも無しにそっと扉を開けてきた。
それもいつも通りだ。
だから私は何も言わずに、ベッドに弟が入れるスペースをちょっと開けた。
弟は部屋の電気を消して、その開いた隙間に窮屈そうに体を潜り込ませる。
お風呂上りの入浴剤の香りとシャンプーのいい匂いがする。多分私も同じ匂いがするはず。
いつもは生意気な弟が後ろから腕を回してきた。
最近では私より背も伸びて、体つきも筋肉質で堅く男らしくなってきた。
弟は後ろから私を抱きしめる恰好で「おやすみ」と一言いって寝入る。
それが2年前からの日課。
色白で顔立ちもはっきりした弟は、姉の私からみても美形だ。
中性的なその顔立ちから、よく女の子にも間違われたりしたが、現在は声変わりもして喋れば間違われることもない。
小さい頃から可愛らしい弟だったのだが、そのせいか2年前、弟は近所のおじさんにイタズラされる事件が起こる。
詳しいことを私は聞いてないが、弟はそれ以来、夜は私と一緒に寝るようになった。
ある夜、弟が先に一人で眠っていると、汗びっしょりで跳ね起きて中々寝つけなかったりと、一人では安眠出来ないようだった。
だから今夜も弟と一緒に眠る。
「おやすみ」
そう言って私も携帯を置いて目を瞑った。
夜中、眠りの深い私は普段は朝まで起きるとこはないのだが、その日はなぜかふと目を覚ました。
無駄に熱い。寝苦しい。
後ろから弟が巻き付いているので動こうにも動けないのがぼんやりとした頭でわかった。
何とか身動きしようとしてふと気づいたのだが、回されたいた弟の腕で、掌が私の胸に被さり、がっつりとロックしている。
……ん?
足も私の足に巻きつくように絡め捕られている。
その時、弟のもう片方の腕がある場所へ伸びていることに気づいた。
弟の手が私のパンツの中にある……!!!
(なんで……!?)
寝ぼけてぼんやりしていた私の頭が瞬時に覚醒した。
息の荒くなった弟が私の股の間を手探りし、胸をこねくり回している。
お尻には堅くなったものが押し付けられていた。
弟の指が敏感な場所をかすめ、寝たフリを続けていた私の体がビクン跳ねる。
そんな様子にもお構いなしに指は湿った窪みへと進んでいく。
どうやら弟は眠っているようだった。
夢遊病の如く私の体を弄んでいるのだ。
知らずに感じていたらしい私の体は、弟の指を易々と受けいれていた。
(いやいや、ちょっと待って、弟の指で感じるとかないから。ていうか私処女なのに、こんな、気持ちいいものなのセックスって……?)
弟が気持ちのいい所を擦り上げてくるので、快感が高まった。
もう少しでイキそう……って時に、弟が指を引き抜いた。
(満足したのかな……?)
そう思って満たされない体を持て余していると、堅いものが足の間へ潜り込んでくる。
穴があったら入れたいお年頃とはいえ、いくらなんでもダメだと思い、逃げようと試みるも、がっしりと胸を絡め取られていては腰をちょっと離すくらいしか出来なかった。
それでも弟の堅くなったペニスが私のぬる付く足の間をズルンズルンと行ったり来たりの、いわゆるスマタの状態で軽快に腰を振り始めた。
そのせいで私の一番敏感な場所を一緒に擦り上げられて凄く気持ちがいい。
私は初めての快感にあっけなく果てた。
時を同じく、後ろで弟も荒い息をしながらペニスがビクビクと脈打ち、私の太ももに強く押し付けられたそれから、粘々する体液が吐き出された。
私はイった直後の体でぼんやりと余韻に浸っていると、後ろから弟の寝息が聞こえてきた。
足の間がヌルついてちょっと気持ち悪いし、弟の精子が付いたままになっている……。
だけど弟の規則正しい寝息に聞き入るうちに、私もそのまま眠ってしまった――。
次の朝、ぎこちなく「おはよう」という私に、いつも通り「おはよう」と返してきた弟は、昨夜の事を覚えてはいないようだった。
今夜もまた弟と同じベッドで寝るだろう。
いつもと同じ、2年前から続くいつも通りの夜。
昨夜も今まで気づかなかっただけで、私が起きなければいつも通りの夜だったのかもしれない。
それともあれがいつも通りの夜なのだろうか……?
あれが弟にとってのいつも通りの夜なのかもしれない。
けれど私はまだ、そのいつも通りの夜を拒否出来そうにない。
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