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第1章 王国編
第21話 眷属
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突然円を描いて飛んでいたハイエナのうち1頭がこちらに向かって飛んできた。今から飛んでも逃げきれない! 走ろう!
そうして僕が走り出した瞬間、野太い声がとても丁寧に話しかけてきた。
「あ、あの~、お時間よろしいでしょうか?」
「ッ!?」
「あ、あぁ! ラールと申します! 行かないでください!」
「・・・・」
ダッ!!
「待ってください! グレーズです! グレーズのラールと申します! 我々を子分にしてください!」
「へ? ・・コブン?」
(何それおいしいの?)
「おいしくないです!!」
ラールと名乗ったそのハイエナは必至の形相でそう叫んだ。
「!!??」
「我々は匂いで相手の感情が大まかにわかるんです。特にドラゴンは他の生き物よりも詳しくわかります」
「アッ、なるほど」
「それでさっきの話しなんですが、その~、我々を子分にはしてもらえないでしょうか?」
ラールは伏し目がちにこちらを見ながらそう言った。
「なんで子分になりたいんですか? あと誰の子分になりたいんですか?」
「そんなものあなた様がドラゴンだからに決まっているじゃないですか! あなた様以外に誰がいるって言うんですか」
「え!? 僕!?」
「左様です」
「だ、だけど、僕何も出来ないし、それに全然強くもないし、たぶん他のドラゴンの子分になった方がいいと思いますよ」
「何をおっしゃいますか! あなた様は上位種ではないですか! 弱いなどという冗談はおやめください」
「だけど・・」
「絶対に迷惑はかけません。それに我々はドラゴン様の眷属にならないと弱っていって死んでしまうのです。どうか眷属にしてください」
ラールはそう言って深く頭を下げた。と言ってもそもそも四足歩行だから頭の位置は低いのだが。ていうか死ぬって言った!? え!? 死ぬの!?
「僕がいいよって言わなかったら死んじゃうの!?」
「まあ直接的な原因とまではいきませんが間接的に我々を殺していますね」
「・・う~ん、もし僕が君たちを眷属にしても僕には影響はないの?」
「・・・・、悪いようにはなりません」
「ちょっと! その言い方じゃ不安だよ!」
「いや~、ただ本当に悪いようにはなりません!」
「いいんじゃねえか? 仲間にしてやれば」
突然後ろからドレイクの声が聞えてきた。しかし振り返ってもドレイクはいない。
「ドレイク!? どこにいるの?」
「まだ幻影術で隠れてる」
「ひどいよ! ひとりだけ隠れるなんて!」
「二人同時には完全に隠せねえんだよ! それにお前防御力だけなら地上最強じゃねえか!」
「知らないよそんなこと!」
「まあとにかくそいつら別に悪いやつじゃないだろう、子分にしてくれっていってるだけなんだから。いいじゃねえかしてやれば」
「他人事だからそんなこと言えるんだ!」
「けど悪いようにはしねえっていってるじゃねえか」
「それ悪いようにする時でも言うでしょ!」
「・・いや、俺は言わない」
「嘘をつくなぁぁぁ!!!!」
「まあまあ、それに今の俺たちじゃあ攻撃力がゼロだって事がたった今身をもってわかったじゃねえか。そいつらが仲間になってくれるんだったらそこの心配もなくなるだろ?」(それにグレーズなんて初めて見たから観察してみたいし)
「その通りですご主人様!」
「まだ主人じゃない!!」
「まだと言うことはいつかは眷属にしてくれるつもりなんですね!」
ラールは尻尾をブンブン振り回している。なんだかかわいく見えてきた。毛もすごいもふもふしてそう。枕にしたら気持ちよさそうだなぁ。あぁ、体が引き寄せられる。
「ち、ちなみにさ、グレーズの毛って柔らかい?」
「え? まあ、普通に柔らかいと思いますが・・」
「採用!」
こうして9匹のグレーズが僕の眷属になった。ラールの他には名前がなかったから、僕が名前をつけてあげた。大きい順にアール、イール、ウール、エール、オール、カール、キール、クールと名付けた。みんなが尻尾を振り回す中、ラールは一人でうつむいていたから僕の名前から一文字とってドラールと名付けた。尻尾がとれてしまうのではないかと思うほど尻尾を振って喜んでくれた。
その日はそんな風に名前を考えながらのんびり進んでから、木の上で野宿をした。グレーズは狩りにいくといったので、僕とドレイクは交互に見張りをしながら睡眠をとることにした。グレーズ達は中々帰ってこなかった。
次の朝、日が昇り始めるとグレーズ達が帰ってきた。が、明らかに様子がおかしかった。ものすごい苦しそうだったのだ。それに僕もなぜか体中がむずむずしたし、体が熱かった。
ドレイクに言ったら今日は少しだけ進んでから休息をとることになった。日の高いうちからみんなでくっつき合って眠った。モッフモフだった。
目が覚めると、グレーズ達はもういなくなっていた。眷属がどうこう言いながら本当はそんなつもり無かったのか・・。少しだけショックだったが、すぐに気を取り直してすぐ近くにいたドレイクに話しかけた。
「しっかり休んだおかげで治ったよ! 出発しよ」
「ああ・・」
なんだかドレイクが疲れているような気がするけど、気のせいかな?
「ねえ、大丈夫?」
「いや、やばい」
「え? もしかしてドレイクも体調悪くなっちゃったの? じゃあしょうが無いから今日も休む?」
「いや違う」
どうにも見当違いな返事ばかりくるな、何でだろう? そんな風に思いながら下を向くと、僕の体を覆う鱗が朝日に照らされて銀色に輝いていた。
・・・銀色!!??
そうして僕が走り出した瞬間、野太い声がとても丁寧に話しかけてきた。
「あ、あの~、お時間よろしいでしょうか?」
「ッ!?」
「あ、あぁ! ラールと申します! 行かないでください!」
「・・・・」
ダッ!!
「待ってください! グレーズです! グレーズのラールと申します! 我々を子分にしてください!」
「へ? ・・コブン?」
(何それおいしいの?)
「おいしくないです!!」
ラールと名乗ったそのハイエナは必至の形相でそう叫んだ。
「!!??」
「我々は匂いで相手の感情が大まかにわかるんです。特にドラゴンは他の生き物よりも詳しくわかります」
「アッ、なるほど」
「それでさっきの話しなんですが、その~、我々を子分にはしてもらえないでしょうか?」
ラールは伏し目がちにこちらを見ながらそう言った。
「なんで子分になりたいんですか? あと誰の子分になりたいんですか?」
「そんなものあなた様がドラゴンだからに決まっているじゃないですか! あなた様以外に誰がいるって言うんですか」
「え!? 僕!?」
「左様です」
「だ、だけど、僕何も出来ないし、それに全然強くもないし、たぶん他のドラゴンの子分になった方がいいと思いますよ」
「何をおっしゃいますか! あなた様は上位種ではないですか! 弱いなどという冗談はおやめください」
「だけど・・」
「絶対に迷惑はかけません。それに我々はドラゴン様の眷属にならないと弱っていって死んでしまうのです。どうか眷属にしてください」
ラールはそう言って深く頭を下げた。と言ってもそもそも四足歩行だから頭の位置は低いのだが。ていうか死ぬって言った!? え!? 死ぬの!?
「僕がいいよって言わなかったら死んじゃうの!?」
「まあ直接的な原因とまではいきませんが間接的に我々を殺していますね」
「・・う~ん、もし僕が君たちを眷属にしても僕には影響はないの?」
「・・・・、悪いようにはなりません」
「ちょっと! その言い方じゃ不安だよ!」
「いや~、ただ本当に悪いようにはなりません!」
「いいんじゃねえか? 仲間にしてやれば」
突然後ろからドレイクの声が聞えてきた。しかし振り返ってもドレイクはいない。
「ドレイク!? どこにいるの?」
「まだ幻影術で隠れてる」
「ひどいよ! ひとりだけ隠れるなんて!」
「二人同時には完全に隠せねえんだよ! それにお前防御力だけなら地上最強じゃねえか!」
「知らないよそんなこと!」
「まあとにかくそいつら別に悪いやつじゃないだろう、子分にしてくれっていってるだけなんだから。いいじゃねえかしてやれば」
「他人事だからそんなこと言えるんだ!」
「けど悪いようにはしねえっていってるじゃねえか」
「それ悪いようにする時でも言うでしょ!」
「・・いや、俺は言わない」
「嘘をつくなぁぁぁ!!!!」
「まあまあ、それに今の俺たちじゃあ攻撃力がゼロだって事がたった今身をもってわかったじゃねえか。そいつらが仲間になってくれるんだったらそこの心配もなくなるだろ?」(それにグレーズなんて初めて見たから観察してみたいし)
「その通りですご主人様!」
「まだ主人じゃない!!」
「まだと言うことはいつかは眷属にしてくれるつもりなんですね!」
ラールは尻尾をブンブン振り回している。なんだかかわいく見えてきた。毛もすごいもふもふしてそう。枕にしたら気持ちよさそうだなぁ。あぁ、体が引き寄せられる。
「ち、ちなみにさ、グレーズの毛って柔らかい?」
「え? まあ、普通に柔らかいと思いますが・・」
「採用!」
こうして9匹のグレーズが僕の眷属になった。ラールの他には名前がなかったから、僕が名前をつけてあげた。大きい順にアール、イール、ウール、エール、オール、カール、キール、クールと名付けた。みんなが尻尾を振り回す中、ラールは一人でうつむいていたから僕の名前から一文字とってドラールと名付けた。尻尾がとれてしまうのではないかと思うほど尻尾を振って喜んでくれた。
その日はそんな風に名前を考えながらのんびり進んでから、木の上で野宿をした。グレーズは狩りにいくといったので、僕とドレイクは交互に見張りをしながら睡眠をとることにした。グレーズ達は中々帰ってこなかった。
次の朝、日が昇り始めるとグレーズ達が帰ってきた。が、明らかに様子がおかしかった。ものすごい苦しそうだったのだ。それに僕もなぜか体中がむずむずしたし、体が熱かった。
ドレイクに言ったら今日は少しだけ進んでから休息をとることになった。日の高いうちからみんなでくっつき合って眠った。モッフモフだった。
目が覚めると、グレーズ達はもういなくなっていた。眷属がどうこう言いながら本当はそんなつもり無かったのか・・。少しだけショックだったが、すぐに気を取り直してすぐ近くにいたドレイクに話しかけた。
「しっかり休んだおかげで治ったよ! 出発しよ」
「ああ・・」
なんだかドレイクが疲れているような気がするけど、気のせいかな?
「ねえ、大丈夫?」
「いや、やばい」
「え? もしかしてドレイクも体調悪くなっちゃったの? じゃあしょうが無いから今日も休む?」
「いや違う」
どうにも見当違いな返事ばかりくるな、何でだろう? そんな風に思いながら下を向くと、僕の体を覆う鱗が朝日に照らされて銀色に輝いていた。
・・・銀色!!??
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