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転移は森から
第三話 遂に来た
しおりを挟むあの白い空間で意識が途切れた俺だが無事に『ポシブル』の世界に着いたようだ。
現状を説明するにここは森の中で、周りの状況は前に木、右に木、左に角の生えた兎、後ろに木、がある。
ん?左になんかすごいのいた!
「ピギィーー」
「ちょっ!たんま!」
紙一重で一角兎の突進を躱したものの
もう1度突っ込んで来そうなので、落ちていた木の棒で応戦することにした。
ほんとはもうちょっと落ち着いてこら初戦をしたかったけど、やっぱ現実は甘くないな!だが、俺のオタク脳は知っている…だいたい兎系の魔物は真っ直ぐにしか突進してこない!
「ピギィーー」
「待ってました!」
俺は野球のバッターのように構え突進してくる一角兎をギリギリまでひきつけ最高のタイミングで振りかぶった。
「ピイグゥ!」
短い断末魔をあげてその場を赤い血に染めて静かに倒れ込んだ。
「やっぱり罪悪感はあるけど殺しに来たし仕方ないよな。・・・結構でかいな。」
とりあえず俺は血の匂いで他の魔物が寄って来そうなのでこの場を離れることにした。
あ、兎の角は剥ぎ取っていこ。
====
あれから10分ほど歩きここでステータスを見ようとするが、やはり周囲は木しかない、まぁ魔物が居ないだけでまだましだが。
「ステータス」
####
《ステータス》
名前:アキ ナツメ 16歳
職業:-
種族 :亜人族
Lv:1
状態:快調、興奮
HP:20
MP:20
PA(物理攻撃力):10
PD(物理防御力):10
WA(魔法攻撃力):10
WD(魔法防御力):10
C(器用度):10
S(俊敏性):10
【ユニークスキル】
・スキルクリエーター
【マジックスキル】
【ノーマルスキル】
称号
『創造主の加護』
『神と対話した者』
####
「うぉ!出てきた!どれどれ…ふむぅ
種族が既に半分人外!?
しかも職業がないって今俺ニートじゃん!
これ結構やばいな、それに神様に飛ばされる前に何か忘れてると思ったけどスキルの説明は頭に入って来てないんだけど!」
予想以上にステータスの不明な点が多いことに泣きそうになりながら神様のあの痛い情報の中にスキルのことが一切載ってなかったことに怒ってもいる。
泣いているのか怒っているのか自分でもよくわからないが今は職業よりスキルの詳細が知りたい、俺のオタク脳はこれをタップすれば出てくると思うが…
====
【ユニークスキル】の詳細
・スキル自体にレベルが存在しない。
・MPを消費せず発動する。
・合成出来ず、派生も進化も存在しない。
====
「お、できたできた。なるほどなぁ【ユニークスキル】そういうものなのか。よし次の行ってみよ~」
====
【マジックスキル】
・スキルにレベルが存在する。1~5まで存在し5はMAXと表示。
・MPを消費して発動する。
・進化と、派生が存在する。
====
====
【ノーマルスキル】
・スキルにレベルが存在する。1~5まで存在し5はMAXで表示
・MPを消費せず発動する。
・進化が存在する。
====
「おーけおーけ、大体理解したわ。ラノベとかの異世界ってステータスの表示の仕方とかバラバラだったりするからな、レベルがないのもあったっけ?
まぁそれより早速スキルを作りますか!」
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